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PRNR1200/DRA-900H/STEREO 70s/MODEL 40nをテスト

マランツとデノン「HDMI搭載ステレオアンプ」4モデル聴き比べ。リビングのテレビが“手軽に”Hi-Fiサウンドに!

公開日 2024/04/04 06:30 土方久明
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マランツとデノンのHDMI搭載ステレオアンプ4機種を評論家の土方久明氏が一斉テスト

リビングのテレビが“手軽に”Hi-Fiオーディオの音に! HDMI搭載ステレオアンプの魅力とは?



2024年のいま、私たちはリビングで手軽に、Netflixなどの動画サブスクサービスやYouTubeなどで映画や音楽を楽しめるようになった。そんな時、より良い音で楽しめたら、作品への没入感は大きく上がるということで、リビングの視聴環境を良くしようと考える方が増えている。

そのような中、日本のオーディオ・ビジュアルブランドのマランツやデノンが先鞭をつけた、「HDMI端子を搭載したステレオアンプ」が注目されている。

テレビの音を良くしようと思ったとき、最初に思いつくのはサウンドバーだが、HDMI端子搭載ステレオアンプは、サイズやデザイン、音質などにバラエティがあるスピーカーと組み合わせて、サウンドバーとは別次元ともいえる本格的なサウンドを出すことができる。

今までであれば、HDMI端子を持つアンプというと、AVアンプを導入するのがスタンダードだった。ただし、実際のところ「AVアンプ=マルチチャンネル対応」は必要ない方も数多くいる。そこで考えられたのが、チャネル数をステレオ2chに絞ったHDMI端子搭載ハイファイアンプなのだ。

本記事では、専用のオーディオルームやシアタールームだけでなく、リビングでも大活躍するそんなHDMI搭載ステレオアンプ4モデルのクオリティチェックを行い、リビングの音のグレードアップを狙ってみた。

<目次>
取材時の機材システムと試聴コンテンツは?
スタンダードクラス編(1):マランツ「NR1200」レビュー
スタンダードクラス編(2):デノン「DRA-900H」レビュー
ミドル/ハイクラス編(1):マランツ「STEREO 70s」レビュー
ミドル/ハイクラス編(2):マランツ「MODEL 40n」レビュー
まとめ:それぞれに際立つ個性


Polk Audioとの組み合わせで映画やYouTubeをチェック



試聴環境については、人気上昇中のアメリカ・Polk Audioの3ウェイ・4スピーカー「RESERVE R600」をレファレンスとして使った。

ソース機器については、ストリーミングデバイス「Apple TV 4K」をHDMIケーブル経由でテレビと接続、テレビのARC対応HDMI端子とアンプをKordzのHDMIケーブル「PRS4 Passive」で接続した。なお、一般的にはこの接続方式がスタンダードだが、もう1つの接続方法としてアンプをハブとして、各機材をアンプと接続する方法もある。

今回試した4モデル

試聴コンテンツは、2023年公開のレースアクション映画『グランツーリスモ』、(チャプター7 主人公のヤン・マーデンボローがレッドブルリンクでの初レースデビューからチャプター8 レース中のシーン)、音楽コンテンツはYouTubeのAyase / YOASOBIオフィシャルチャンネルからYOASOBI『アイドル(Idol)」from「Clockenflap」2023.12.01@Central Harbourfront in Hong Kong』を使用した。

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