PR音楽的な魅力をPolk Audioで堪能
“音質も最高”の「グラミー賞2024」受賞曲、人気のPolk Audioスピーカー3機種で聴き倒す!
一聴してわかる豊富な情報量、ミドルクラス「Signature Elite」を試す
続いて同社ミドルクラスにあたる、Signature Eliteシリーズの2ウェイ・ブックシェルフスピーカー「ES20」を利用した。外形寸法は215.9W×375.9H×350.5Dmmと、MXT20と比べて一回り大きくなり、重量は7.71kg。価格は57,200円(税込)と、値ごろ感が強い。
2.5センチのテレリン・ドーム・トゥイーターと16.5センチのマイカ強化ポリプロピレンウーファーを搭載。フロント面に独立して搭載されたバッフルやブラウンの振動板が視覚的な高級感を演出する。カラーも3色(ブラウン/ブラック/ホワイト)が用意されているので、インテリアや好みに合わせてチョイスできるのも嬉しい。
背面には、歪みや乱流を大幅に抑える独自のバスレフポート「Power Port」が設置され、低域の表現力を上げている。音が出た瞬間に編集者と「お、いいね!」と盛り上がったモデルだ。一聴して情報量があり、音楽的に楽しいサウンド。少し大型になったキャビネットのおかげで低音域に余裕が出て、透明感も抜群に良い。
試聴した3つのソフトとその聴きどころ
テイラー・スウィフト 「ミッドナイツ」
先だって5年ぶりとなる来日公演を成功させた、テイラー・スウィフトの 「ミッドナイツ」が主要4部門/アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。本アルバムからトラック4『アンチ・ヒーロー』を聴いたが、ES20で聴くと、本アルバムの受賞理由やミテイラースイフトがなぜ人気があるのかが改めてわかる気がした。
一聴して音数と粒立ちが良い透明感あるサウンドで、とにかくボーカルがリアルだ。声に実体感と透明感があるし、低域表現はより明瞭かつローレンジが伸びている。コーラスが加わった時の音数の増え方など、念入りに仕上げられたマスタリングの様子もよくわかる。
ボーイジーニアス/「ノット・ストロング・イナーフ」
続いて、ロック演奏・歌唱賞とロック楽曲賞を受賞した。アメリカのインディーズグループ、ボーイジーニアス「ノット・ストロング・イナーフ」は、イントロのギターリフの金属的な質感と音色を秀逸に表現する。
小レベルの分解能もより高くなり、ギターなどの細かな演奏のニュアンスやテクニックもより理解できるようになる。センター定位するボーカルを取り囲むギターの距離感も良く、グループの持つ音楽的なセンスの良さが理解できる。
サマラ・ジョイ「タイト」
ジャズ演奏・歌唱賞を受賞したのは、ジャズの女性ボーカル、サマラ・ジョイ「タイト」。ベティ・カーターにより作詞/作曲された楽曲のカバー曲だが、ES20の少し明るく色彩感のあるES20の音色と、アップテンポな本楽曲の相性の良さを感じた。リズムを作るマイキー・ミリオーレのベースには立体感とリアリティがあり、右チャンネルから聴こえるドラマー・エヴァン・シャーマンのシンバルは金属的な表現が出ている。
ES20は、現代ポップスに加えてジャズとの相性も良さそうだ。ボーカルのピンポイント定位とバックミュージックの分離についてはMXT20を超えており、デビュー当時にサラ・ヴォーンの再来と言われた、圧倒的なボーカルを楽しんだ。ミドルクラスのモデルだが、音楽的な一体感やグルーブの強さでいうと、個人的にはES20がイチ押しだ。