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PR【特別企画】オーディオテクニカ渾身のモデルをディスカッション!

今までにない、だけど間違いない。オーディオテクニカの新ワイヤレスヘッドホン「ATH-S300BT」をだいせんせいが語る

公開日 2024/06/13 10:00 工藤寛顕(だいせんせい)/(聞き手:ファイルウェブ編集部)
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■装着感だけでなく、着用時のシルエットも重視



松永 だいせんせいはこれまで様々なヘッドホンを着けて来たと思いますが、ATH-S300BTの装着感についてはどうでしょうか?

だいせんせい 安価なモデルだとドライバーサイズに由来して、小柄な感じに仕上げた結果「オーバーイヤーでもゆとりがない」なんて機種もありますけど、ATH-S300BTは全くそういうことがない。スペースに余裕があってストレスフリー。明確なアドバンテージですよね。「耳痛くなるからヘッドホンは使わない」という方にも、一度試着してもらえば、耳が収まる面積の余裕を体感してもらえると思います。

イヤーパッド部分もクッションが効いてて疲れにくいと思います。ひだを着けたタイプの形状も、モニターヘッドホンをずっと作ってこられたオーディオテクニカならではの工夫が現れている箇所かなと感じますね。

松原 デザインとしてはシンプルめだからこそ、イヤーパッドの素材感を見せていくというアプローチにも取れますよね。

松永 着けている自分からは客観視できないポイントとして、本モデルはアームの付け方にこだわって装着時のシルエットを追求したとのことですが……ちょっとだいせんせい、ATH-S300BTを着けてもらっても良いですか?

〜だいせんせい、ベージュモデルおもむろに装着する。〜



松原 え、すごい!めっちゃ似合う(笑)

岡本 バッチリじゃないですか。帽子の上からでもしっかりヘッドバンドが隙間無くぴったりフィットしてますね。

だいせんせい ファッションアイテムというとデザインに眼が向きがちですけど、着けている時にどう見えるかというのが要ですからね。本当に抜かりがない。あと、メガネや帽子すべて着用していても装着感に違和感がないのも見事です。

もちろんそのまま装着してもフィット感は抜群。服装を選ばないデザインも普段遣いに最適だ

■音楽の「気持ちよさ」を味わえるサウンド。オーディオテクニカの器用さが光るチューニング



だいせんせい 音はシンプルにいいと思います。イヤホンでなく、ヘッドホンを選ぶ人って迫力を求める方が多いかなって思うんですけど、実際イヤホンとは搭載しているドライバー口径の違いで明確なアタック感が出やすい。だから、普段完全ワイヤレスイヤホンを使っていて、ヘッドホンに馴染みの無い人がATH-S300BTを手に取れば、迫力というところで充分に応えてくれると思います。

一方で「SOLID BASS」シリーズみたいなパワフルに振りすぎている傾向もなく、ミッドローくらいに振った聴き応えのある音作りをしていると印象で、スッキリとしたまとめかたに仕上がっているなあと。それこそリスニングだけでなく、ゲームとか映画とかジャンルを問わず相性が良いサウンドですよね。

松原 イヤホン派ですけど、実際に聴いてみるとだいせんせいの仰る通りの印象でしたね。普段聞いている音楽に迫力がプラスされる感じ。

岡本 特にポータブル系の製品ではSOLID BASSに代表されるような重低音を聴かせるみたいなイメージもオーディオテクニカ製品にありましたけど、ATH-S300BTはそこまで低音の主張が強くないですよね。バンドものの楽曲を聴いてみたらベースやドラムのアタックがスッキリと聴こえてくるようなチューニングだなと思いました。

バンド楽曲を実際に聴いてみると、音の繊細さに驚いたという編集部岡本

だいせんせい 実際に好きな音楽を聴いて、「こんな音が鳴っているんだ」みたいな気付きや、音の立ち方に気付く気持ちよさみたいなのが味わえる機種かもしれないですね。強いて言うなら「オーディオテクニカだったらこういう音も作れるぜ」みたいなニュアンス。

見た目がファッションアイテム的ですけど、「音はキチンと本格派」というのは間違いなく “オーテクイズム” ですよね。ファッションアイテムとしてのマーケット、10代後半から20代全般にというターゲット層に対して、再生音でもキチンとアプローチできているな、というのを感じます。

松永 「見た目が良い」という理由で手にしたユーザーが、このモデルを入口に上へ、上へとオーディオ沼にのめり込ませるだけのポテンシャルがあるかもしれませんね。

■90時間再生のロングバッテリーを搭載「日常のあらゆるシーン」で活躍できそう



だいせんせい 音やデザインについて触れてきましたけど、忘れてならないのは使い勝手の面、スペックですよね。ノイズキャンセリング機能や、ヒアスルー、マルチポイント接続、低遅延モード、最近のワイヤレスヘッドホンには見逃されがちな3.5mm有線端子に、付属ケーブルがマイク付きのタイプ。現在のワイヤレスヘッドホンに求められるべきポイントをすべて抑えていてこちらも抜かりがないです。

充電はUSB Type-C端子を使用。有線接続用の3.5mmジャックを備える

付属の有線ケーブルはマイク内蔵タイプとなっている

ただ、特筆したいのが「ここまできたか!」と素直に驚いたバッテリー寿命ですよね。ANCオフで最大90時間はめちゃくちゃすごいですよ。

松原 90時間って電源オンの待機時間だけでも「まあまあ長いな〜」って思いますけど、これリスニング時間ですよね?

だいせんせい そうですね。ちなみにANCオンでも60時間。これでも充分日常で使う上で全く問題ないですから。その上を行く90時間って行ったら1週間くらいの旅行だったら全然余裕で使えちゃいますよ。旅行中ずっとヘッドホン付けてるワケではないから、ロングステイのお供にもバッチリ(笑)。

あと個人的には充電するって作業がすごい苦手で、イヤホンからゲームコントローラーまで家の環境は全部置くだけのワイヤレス充電にしてます。この規格が普及している以上、マメに充電できる人も案外少ないのかな、と思っているので、ATH-S300BTのロングバッテリーはかなりのセールスポイントだと思います。そもそも充電する機会が減るので!

しかもさっき触れたように、有線ケーブルでのリスニングにも対応しているので、(有線時は)ANCやヒアスルーは使えないですけど、バッテリーが切れてもヘッドホンとしては使えちゃうからいうことないです。

動画再生に便利な「低遅延モード」の搭載や、付属の有線ケーブルをつかうことで、ヘッドセットとして利用も

岡本 バッテリー寿命が長いですけど、搭載しているバッテリーのせいでヘッドホンの重量が重くないというのも不思議です。

松原 何ならむしろ軽いくらいだし、どこへでも連れ出せちゃいますね。日常のあらゆる場面で活躍できそうだって思えます。

90時間のロングバッテリーを搭載しながら、ヘッドホンの重量に影響はない。取り回しの上で嬉しいポイントだ

だいせんせい 音楽を聴かずに「外で静かにお茶をしたい」というシチュエーションでもノイキャン機能が役立ちますし、物理的に耳を覆うヘッドホンだからこそ、イヤホンよりもパーソナルで静かな時間を過ごせたりできますよね。

ATH-S300BTはまず最初に触れたように「ファッションアイテム」的なデザインに仕上げたモデルになってますが、ポイントなのは決して奇抜ではないこと。トータルコーディネートしやすい落ち着いたトーンの製品なので、オンライン会議とかでも使えるし、スーツとか制服とかに合わせても問題ないと思います。

松永 まとめていただくと、機能面、着用のシチュエーション共に「日常のあらゆるシーン」で使っていけるアイテムという感じがすごいですね!

だいせんせい ヘッドホン屋さんとしてのオーディオテクニカが、今のニーズ対する答えとして出したのがATH-S300BTなんじゃないかな、というのも結構あると思います。ここまでプレゼンさせて頂いたとおりですけど、すごく使いやすい機種にまとまっているので皆さんがどう受け止められるかが楽しみですね。




形状、そしてそのコンセプトから「今までにない」オーディオテクニカのヘッドホンとして仕上がったATH-S300BT。ただ、中身を紐解いていくとその外観こそ「今までにない」仕上がりだが、ヘッドホンとしての素性はまちがいなくオーディオテクニカがこれまで培ってきたノウハウや、エッセンスが惜しみなく投入されている。

オーディオテクニカというブランドについて知っていれば、これまでの歩みに裏打ちされた信頼感を覚えるだろうし、オーディオテクニカを知らない層にも切り拓いていけるだけのコンセプトを見事に体現している。それが本モデルだ。

手に取ればどんなユーザーでも使いやすさを感じられるだろうし、ヘッドホンを身に着ける楽しさを再発見できるはずだ。

(企画協力:オーディオテクニカ)

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