HOME > レビュー > Sonosだから出来た “映画館以上” の没入体験! 「Ace」は音楽も映画も楽しめる唯一無二のヘッドホンだ

PR機能性だけでなく上質なデザイン、ユーザビリティも備えたハイクオリティ

Sonosだから出来た “映画館以上” の没入体験! 「Ace」は音楽も映画も楽しめる唯一無二のヘッドホンだ

公開日 2024/07/05 07:00 草野晃輔
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■サウンドバーに負けない再現力、ノイキャンも相まって“映画館以上”の没入体験!



Sonos Aceは映像コンテンツで本領を発揮。Sonos Arcとの連携も試した

映像視聴との相性もチェックしよう。スマホのNetflixアプリから『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観てみる。この作品はドルビーアトモスに対応しているが、ヘッドホンで観た場合はステレオ+空間オーディオでの再生となった。

空間オーディオの効果は自然ながらも音の定位が明確で確かに効いていると分かる。効果音が単に左右から聞こえるのではなく、右の奥から発せられるのか、左の手前なのかといった違いも把握できるレベル。会話も声が立体的で自然な響き。面白かったのがヘッドトラッキングで、仰向けに寝転がりながら視聴してみると、スマホの画面に合わせて音声の方向性も変わる。リラックスしながら、座っているのと同様のシアター体験ができたのだ。

こうなると、サウンドバーと連携してドルビーアトモスも試したくなる。テレビにSonosのドルビーアトモス対応サウンドバー「Sonos Arc」を接続し、ここにSonos Aceを連携する。連携はSonosアプリから行う。Sonos Arc用メニュー内の「テレビ音声スワップ」でテレビと接続すれば設定は完了だ。

先にSonos Arcで『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を視聴する。極めて音の定位が正確で、映像との感覚のずれが全くない。第4章1話目冒頭の新聞配達のシーンでは少年が新聞を投げて、どの距離のどこに当たって落ちるかがよく分かる。さすがのクオリティだ。

この状態でコンテンツキーを長押しして音声をSonos Aceに切り替えると、驚くほど自然かつクリアーな音声が自分の周囲に拡がる。ドルビーアトモスによる効果が素晴らしく、映画館やサウンドバーよりも、はっきりと没入感を得られる印象だ。

第4章1話目冒頭の新聞配達のシーンでは、投げた新聞に合わせてカットが切り替わるのだが、その際の映像と音が正確にリンクし一層リアルに感じられる。その後、研究所である事件が起きる場面。ブレンナー博士が研究所内を移動して事件が起こった場所に向かいながら、周囲の凄惨な状況を目にして息が荒くなる。この時、自分もその場面にいるかのような感覚になり、気付いたら緊張感で鳥肌が立っていた。

この絶大な没入感を得られている要因にANCがある。テレビの設置場所がリビングなため、サウンドバーでの視聴はエアコンを付けたままだったが、緊張感のあるシーンでノイズが微細な音をかき消してしまい、やや聴こえにくいと感じる場面があった。それが、Sonos AceはANCの効果でエアコンや周囲のノイズがほぼゼロ。映画館よりも静かで、まさにパーソナルホームシアターといった印象だ。

続けて観たドルビーアトモス対応アニメ映画『BLUE GIANT』は圧巻だった。本作はテレビのスピーカーで観ており、楽器がリアリティの高い音だと知っていた。それが、Sonos Aceで聴くドルビーアトモスのサウンドは全くの別物。

音に立体感があるだけでなく橋の下、ジャズバー、ホールと本当にリアルな音響を味わえる。まるで空気感まで再現しているようだ。「『BLUE GIANT』はドルビーアトモスで楽しむべき」と声を大にして言いたい。

音楽と映像合わせて3時間ほど連続で装着したのだが、Sonos Aceのイヤーパッドの快適さは特筆もの。ずれにくく圧迫感がない絶妙な力加減の側圧との相乗効果で、まったく頭が痛くならなかった。

また、操作ボタンはいずれもクリック感がしっかりしており、筆者的にはこれがとても良かった。昨今のBluetoothヘッドホンにはタッチセンサーを採用したモデルもあるが、実際に反応するまで操作が正しく行われたか分からないケースがほとんどで、使いにくいと感じることが少なくなかった。その点Sonos Aceなら、何をどれだけ操作したかが明瞭で、余計な気を使わずに音に向き合える。

操作ボタンが使いやすいのもポイント。スライダー&ボタンというシンプルな構成ながら、直感的にあらゆる操作を行うことが可能だ



Sonos Aceは、これまであるようでなかった唯一無二の価値を備えたBluetoothヘッドホンだ。外出先で上質なリスニングを楽しめ、家ではサウンドバーと連携しても、単体でもホームシアターさながらの臨場感あるサウンドを味わえる。

この使い勝手の良さやシステム構築の自由度の高さはSonosならではの魅力。Sonosのサウンドバーを既に使っている方には絶対におすすめだし、これからという方もSonos Aceから入ってシステムを増強していくのもいい。いずれにせよ、買って後悔することはないハイクオリティな製品だ。

(協力:Sonos)

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック: