PR完全ワイヤレスや「ながら聴き」など多彩な顔ぶれ
【レビューあり】「ビクター史上、最高傑作」から高コスパ機まで。どれを買うべき?ビクター製イヤホン2024年モデル総まとめ
例えばテイラー・スウィフト『I Can Do It With A Broken Heart』でのテストでは「ボーカルの温もりとシルキーな質感がとても心地よい」「ディティールの描き込みも丁寧」「原音の持ち味を忠実に引き出している」などと評価している。
記事では5種類の「PROFESSIONALモード」もひとつずつ試しており、「声の魅力」を伝えることにチューニングの狙いを定めたという「モード1」では「ボーカルの輪郭がキリッと引きしまる」「高音域の抜け感も向上して、透明感が引き立った」と論評。
立体的な音響をテーマに制作された「モード2」では「バランスはフラットに近く、重心はより低い。音像がグッと引きしまる」、80〜90年代の洋楽の世界観を蘇らせるという「モード3」では「スピード感が5つのモードの中で圧倒的にキレている」「ゴージャスなUSロックにぴったりのモード」だとコメントしている。
オーケストラやアコースティック楽器が中心の編成に最適化したという「モード4」は、「ピアノや弦楽器の柔らかくふくよかな余韻が少し強調される。フラットの状態よりもドラマティックな情景を描き出した」と紹介。
アニソンやJポップなど音数の多い楽曲もしっかり聴きやすく楽しめるチューニングだという「モード5」については、「全体を俯瞰しながら、エンジニアの視点から楽曲の新たな魅力が発見できそうだ」と評していた。
なお、ノイズキャンセリング機能についても「様々なタイプのノイズをバランス良く消してくれる」と、その効果を実感したことを紹介。加えて「ANC特有のプレッシャーが少ない。音楽や動画のサウンド、ハンズフリー通話の会話音声がクリアなまま、ANCの影響を受けて聞こえ方が変わることがない」と述べ「高音質イヤホンが搭載するANCの理想をかなえていると思う」と評価している。
そして、つい先日の2024年11月21日には機能追加アップデートも実施。無料のスマートフォンアプリ「Victor Headphones」のカスタムイコライザー機能へ、新たにハイシェルフ、ローシェルフのフィルターが追加された。
本機のカスタムイコライザーは本格的で自由度の高い設定ができるパラメトリックイコライザーを採用しているのが特長だが、より本格的に、音のニュアンスなども調整できるようになり、また新たなカスタマイズの楽しみが加わった格好だ。
流行りの“ながら聴きイヤホン”「HA-NP1T」レビュー:快適な装着感と確かな音質
11月に発表された秋冬モデルのなかでは、特に「HA-NP1T」に注目したい。昨今流行している、耳をふさがないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンで、イヤーカフ形状を採用したモデルだ。まるでアクセサリーかのようなデザインと豊富なカラーバリエーション(全5色)が大きな特長で、ビクターでは「音アクセ」というキャッチコピーを使って魅力をアピールしている。
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