新製品批評
Phile-web >> 新製品批評 >> Pioneer DVD Recorderを使いまくれ!

パソコン用から発展した書き換え型メディア
簡易編集でき、多くのDVDプレーヤーで再生可能

DVD+RWメディア
maxell「D+RW120.1P」

解説/増田和夫

パソコン用ドライブが先行、AV機器にも採用
DVD+RWは「DVD+RWアライアンス」という団体が規格した書き換え型メディアだ。DVD+RWアライアンスは、DVD−Rなどを規格したDVDフォーラムとは異なる団体となっている。日本ではパソコン用ドライブが先行していたが、すでにAV機器にも採用された。パソコン用では高速な4倍速ドライブが発売されているが、レコーダーの現状は最高2.4倍速となっている。

簡易な編集もでき、多くのDVDプレーヤーで再生できる「+VRモード」
DVD+RWは、+VRモードという独自の録画モードを採用している。これは、DVDビデオとの互換性を重視したモードで、ごく簡易な編集も可能だが、機能から見るとDVD−RW(ビデオモード)に近い録画モードといえるだろう。多くのDVDプレーヤーで再生できる点がメリットだ。録画上の制限もDVD−RW(ビデオモード)と同じで、CPRMに未対応で、コピーワンス番組の録画はできない。二ヶ国音声の録音にも対応していない。

一部のDVDレコーダーでディスクが認識されない場合も
DVD+RWは、DVDフォーラムとは別団体の規格であるため、一部のDVDレコーダーでディスクが認識されない、といった課題もあるが、基本的には互換性を重視した規格で、使いこなしもDVD−RW(ビデオモード)とほぼ同じといっていいだろう。「連続ドラマなどをDVD+RWに録って、居間のDVDプレーヤーで家族と一緒に見る。見終わったら消して、次回のドラマを録る」といった用途に向いている。