HOME > レビュー > フルHDビデオカメラの人気は“ダブルメモリータイプ”が躍進

「今週の読者投票」結果発表

フルHDビデオカメラの人気は“ダブルメモリータイプ”が躍進

公開日 2009/03/09 18:34 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
3月2日〜3月8日の読者投票:“フルHD”ビデオカメラ、いま買うならどのタイプ?

1,920×1,080iのフルHD記録に対応するビデオカメラは2007年頃に初めて登場して以来、瞬く間にビデオカメラのスタンダードになりつつある。今回はいま注目を浴びるフルHDビデオカメラについて、記録媒体別にどのタイプが最も“買い”なのか、Phile-web読者に訊ねてみた。

昨年春に、Phile-web読者に向けて記録メディアのタイプ別に“いまが買い”と思うビデオカメラのタイプを訊ねた際には、「HDD+メモリーカード」の組み合わせによるビデオカメラが最も多い45%を得票した(関連ニュース)。今年の結果は以下の通りだ。


最も多かったのが「内蔵+外付」構成の「ダブルメモリー」タイプで36%に上った。このタイプのモデルには、例えばキヤノンの“iVIS”「HF S10」や、パナソニックの「HDC-TM300」など、32GBの内蔵メモリーとSDHCカードスロットによるダブルメモリー機や、ビクターの“ダブルSDカードスロット”モデルである「GZ-HM200」などがある。いずれもコンパクトかつ軽量な本体を実現したことによるポータビリティの高さや、SDメモリーカードを活用したPCとのデータ連携の手軽さなどがユーザーの支持を集めているようだ。SDHCメモリーカードについては最大32GBの容量を持つカードも広く出回りはじめてきており、例えばビクターの「GZ-HM200」では32GBのSDHCカード使用時には最高画質で約2時間40分の1920フルHDムービーが記録できる特徴をうたっている。もはやハイビジョン動画の記録先メディアとして、SDメモリーカードの容量についての心配はなくなったと言えるだろう。

続いて多かったのが「HDD+BD」タイプのビデオカメラで19%を獲得した。当ジャンルの製品で先行する日立ではHDD/BD/DVD/SDカードの4メディア対応を実現した「DZ-BD10H」を商品化し、注目を浴びている。BDレコーダーの普及拡大とともに、ビデオカメラでBDディスクに記録した映像を、すぐにレコーダーでプレイバックして楽しめる魅力は大きい。同社からの新製品の登場にも期待したいところだ。

これらに「HDD単体」「メモリーカード」続くかたちで、昨年最も多くのポイントを獲得した「HDD+メモリーカード」は7%に留まった。全体の傾向から見ると、SDメモリーカードやBDなど、大容量かつポータビリティーの高いメディアを採用するビデオカメラが今後の主流になっていくだろう。またメモリー系の記録媒体を採用するカメラが、今後どこまでコンパクトになるのかというテーマについても、ビデオカメラのユーザー層拡大へとつながる大きな関心事になっていくことだろう。



この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: