人の優しさに触れた一週間
「あつまれ どうぶつの森」でオーディオルーム作り(4)集まりすぎて嬉しい悲鳴! の巻
ある日、読者の方から、Twitterの私の個人アカウント(仕事関連のツイートほぼ無し)にメンションが飛んで来た。ありがたいことに、この連載を読んでくれているらしい。「『レトロなステレオ』はお持ちでしょうか? もし必要ならお渡ししたいと思います」と書かれている。
くれるって、マジですか? 持ってません! もちろん必要です! めっっっっちゃ欲しいです! …と、内心飛び上がって喜んだが、あまりガッつく感じになっても…と冷静を装い、その方の島を訪れた。
初めて見る「レトロなステレオ」は、輝いていた。美しい。このデザインは昭和40年代後半のものと思われる。私も生まれていない頃の、いわゆる家具調オーディオだが、「あーー、これ、友達の家にあったヤツだ!」と懐かしさが爆発した。
ウェブで調べてみると、中央のレコードプレーヤーやラジオチューナー部、そしてスピーカー部は、当時のサンスイやパイオニアなど、実在の製品によく似ている。
だが、それらを支える4本の斜めに生えた脚は、もう少し昔の製品に多いディテールだ。このあたりは、デザイナーさんがアレンジした部分なのかもしれない。
こうして、読者のご厚意で「レトロなステレオ」まで手に入った。H山くんの件もふくめ、人の優しさが心に沁みた一週間だった。
それにしても、「マルチコンポ」で大騒ぎしていた先週から、我がオーディオ環境は一気に進化を遂げた。そして、進化したのはオーディオだけではない。ビジュアル機器では、なんとVRヘッドセット(?)と思われるアイテムを手に入れた。「HMD」だ。
HMDは「Head Mount Display」の略称。「頭部にマウントするディスプレイ」という意味だから、このHMDがVR向けでなく、2D/3D映像コンテンツを表示するデバイスという可能性もある。だが今の時代、HMDというならVRヘッドセットと考えるのが普通だ。
もちろんだが、HMDに何が表示されているか、実際に確認する術はない。私の分身であるキャラが見ている映像がどんなものか、全くわからない。だが、装着したままでもキャラが問題なく動いたり走ったりしていることから、HMDのどこかに外部カメラがあり、それをリアルタイムにモニターする機能は備わっていそうだ。
そのほか、これも立体視用の、懐かしの青赤メガネが手に入ったりなど、AV環境がどんどん整ってきている。