【第11回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
映画アドバイザーが推す週末サブスクこの1本。『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2020年の公開作『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』をご紹介します!
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『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』(2020年・アメリカ)
(配信:Netflix)
『素顔の私を見つめて…』以来15年ぶりとなるアリス・ウー監督作。持ち前の文才で宿題の代行を請け負い、小遣い稼ぎをする地味な高校生エリー(リーア・ルイス)。学校一の美人アスター(アレクシス・レミール)に恋するさえないアメフト部員ポール(ダニエル・ディーマー)にラブレターの代筆を頼まれるのだが、エリーもまたアスターに想いを寄せており…。
誰だって恋をするのは容易いけれど、愛を確信するのは難しい。ステータスや容姿など、目に見える部分に囚われて、相手の本質も見抜けず、自分の本心さえも見誤る。そんな経験があなたにもありませんか?いくつになっても悩んでしまう恋愛の駆け引きや奥深さ、たった一人でも理解者がいてくれることで得られる安堵の気持ち、愛の定義とは何なのかといった哲学的要素まで盛り込まれた彼女たちの三角関係は、愛に迷った時、自信をなくした時、きっと背中を押してくれると思います。
文字でないと伝わらないこと、言葉にしないと伝わらないこと、行動で示さないと伝わらないことがあるように、おそらく愛の形もひとつじゃない。向き合い方ひとつで、いくらでも可能性が芽生えていく人生の醍醐味を味わわせてくれる作品です。
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』(2020年・アメリカ)
(配信:Netflix)
『素顔の私を見つめて…』以来15年ぶりとなるアリス・ウー監督作。持ち前の文才で宿題の代行を請け負い、小遣い稼ぎをする地味な高校生エリー(リーア・ルイス)。学校一の美人アスター(アレクシス・レミール)に恋するさえないアメフト部員ポール(ダニエル・ディーマー)にラブレターの代筆を頼まれるのだが、エリーもまたアスターに想いを寄せており…。
誰だって恋をするのは容易いけれど、愛を確信するのは難しい。ステータスや容姿など、目に見える部分に囚われて、相手の本質も見抜けず、自分の本心さえも見誤る。そんな経験があなたにもありませんか?いくつになっても悩んでしまう恋愛の駆け引きや奥深さ、たった一人でも理解者がいてくれることで得られる安堵の気持ち、愛の定義とは何なのかといった哲学的要素まで盛り込まれた彼女たちの三角関係は、愛に迷った時、自信をなくした時、きっと背中を押してくれると思います。
文字でないと伝わらないこと、言葉にしないと伝わらないこと、行動で示さないと伝わらないことがあるように、おそらく愛の形もひとつじゃない。向き合い方ひとつで、いくらでも可能性が芽生えていく人生の醍醐味を味わわせてくれる作品です。
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、渋谷クロスFM・Voicy・各種WEB・雑誌・メディア等で映画を紹介。イベント登壇、映画祭審査員、映画のカメオ出演、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |