HOME > レビュー > 火災の危険も…長いケーブルを束ねて使ったらダメな理由

【連載】ガジェットTIPS

火災の危険も…長いケーブルを束ねて使ったらダメな理由

公開日 2022/08/01 06:30 海上忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
家電製品に付属の電源ケーブル。本体直付けだったり、穴が2つ空いていて着脱可能なメガネ型ケーブルだったりいろいろですが、壁のコンセントまで長さが足りない場合は延長ケーブルか電源タップを使うことになります。それが余った場合は? 切断できないので困りますよね。

電源ケーブル、小さく丸めていませんか?

電源ケーブルが余り気味のときの対策としては、「輪」をつくるという方法があります。余った部分で小さな輪をつくりヒモやビニールタイで縛る、という作業に覚えがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、この余った電源ケーブルで輪をつくる方法、お勧めできません。電源ケーブルを束ねると、その部分が熱を持つからです。消費電力の少ない家電はともかく、電気ストーブや炊飯器、ドライヤーといったワット数の大きい家電製品の場合、電源ケーブルが火災などの事故を引き起こす可能性があります。

無理な形や強さで曲げることも避けるべきです。ケーブルに強い力が与えられ続けると、被膜が破れたり断線したりの原因となりかねません。

電源ケーブルで輪をつくると、いきおいケーブルを束ねることになるうえ、輪が小さいほど強い力を加えることになります。長さが余った電源ケーブルは、束ねず重ねず折り曲げず、その原因となる「小さな輪」をつくらない、そんなスタイルで使いましょう。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE