【連載】ガジェットTIPS
2本セットで使った乾電池、片方だけ切れたときにやってはいけないことは?
精根尽き果てた状態、脱力した状態を世間一般には「電池切れ」といいますが、語源はもちろん「(乾)電池の電力が尽きて機器が動作しなくなった状態」にあります。しかし、実際には「切れていない」と聞いたら...気になりますよね。
乾電池をセットしているにもかかわらず、機器が安定動作しなくなる電池切れは、乾電池の電圧が機器の動作電圧を下回った状態を指します。電池に蓄えられた電力が完全に底をついた、つまりエネルギー残量がゼロになったわけではありません。
乾電池は、使い始め時点の電圧(放電開始電圧)と、電池切れ状態の電圧(放電終止電圧)が決められています。たとえばアルカリ乾電池の場合、放電開始電圧が1.6V程度、放電終止電圧が0.8V〜1.0V程度に設定されていることが一般的です。だから電池切れに見えても、実際はある程度の電圧を維持しているもの、新しい乾電池と混ぜて使えば、しばらくは利用できます。
しかし、電圧が低下した乾電池を新しい(電圧が高い)乾電池と混ぜて使うと、電圧の低いほうの乾電池により負担がかかります。それが放電終止電圧に達したアルカリ乾電池の場合、内部圧力が上昇し破裂防止用の安全弁が作動してしまい、ガスとともに内部の電解液が放出される、いわゆる “液漏れ” につながる可能性があるのです。
電池切れになった乾電池は、速やかに機器から取り除き、新しい乾電池と混ぜて使ってはいけません。+極とー極にセロハンテープを貼り付けるなどして絶縁したうえで、自治体が定める方法ですみやかに処分しましょう。
乾電池をセットしているにもかかわらず、機器が安定動作しなくなる電池切れは、乾電池の電圧が機器の動作電圧を下回った状態を指します。電池に蓄えられた電力が完全に底をついた、つまりエネルギー残量がゼロになったわけではありません。
乾電池は、使い始め時点の電圧(放電開始電圧)と、電池切れ状態の電圧(放電終止電圧)が決められています。たとえばアルカリ乾電池の場合、放電開始電圧が1.6V程度、放電終止電圧が0.8V〜1.0V程度に設定されていることが一般的です。だから電池切れに見えても、実際はある程度の電圧を維持しているもの、新しい乾電池と混ぜて使えば、しばらくは利用できます。
しかし、電圧が低下した乾電池を新しい(電圧が高い)乾電池と混ぜて使うと、電圧の低いほうの乾電池により負担がかかります。それが放電終止電圧に達したアルカリ乾電池の場合、内部圧力が上昇し破裂防止用の安全弁が作動してしまい、ガスとともに内部の電解液が放出される、いわゆる “液漏れ” につながる可能性があるのです。
電池切れになった乾電池は、速やかに機器から取り除き、新しい乾電池と混ぜて使ってはいけません。+極とー極にセロハンテープを貼り付けるなどして絶縁したうえで、自治体が定める方法ですみやかに処分しましょう。