【連載】ガジェットTIPS
スピーカーはマイク代わりに使える or 使えない?
スピーカーといえば音を出力する機器、マイクは音を入力する機器です。常識でいえば、キーボードとディスプレイのように働きが正反対の機器はまったく構造が異なるものですが、果たしてスピーカーはマイクの代わりに使えるのしょうか?
A. 使える
B. 使えない
一般的にスピーカー(ダイナミックスピーカー)は、電流がコイルに流れることで発生した磁束と磁石の磁束が押し引きし、コイルとつながった振動板を高速に動かし空気を震わせ、音を出します。
マイクにも、ダイナミックスピーカーとよく似た構造の「ダイナミックマイク」が存在します。空気の振動を受けた振動板が振幅するとコイルが誘導電流を発生させ、電気信号を得ることができるのです。ダイナミックスピーカーとは入出力の関係が正反対ですね。
だから、スピーカーをマイク入力端子につなぎ音を出せば音声信号を得られる...つまり、スピーカーはマイクの代わりに使えるのです。それは確かですが、実用的かどうかはまた別の話。スピーカーの振動板ではマイクとして使う時の出力電圧が小さい、言い換えれば感度が低いため、わずかな音量しか得られません。
スピーカーをマイク代わりに使うと、故障の原因にもなります。一般的にスピーカーは8Ω前後、マイクは数百Ωと抵抗値(インピーダンス)が大きく異なるため、抵抗値が少ないスピーカーをマイク端子に接続すると、ショートしたときと似た状態になるからです。
答え⇒A : 使える(※だが故障の原因にもなり、実用性はない)
A. 使える
B. 使えない
一般的にスピーカー(ダイナミックスピーカー)は、電流がコイルに流れることで発生した磁束と磁石の磁束が押し引きし、コイルとつながった振動板を高速に動かし空気を震わせ、音を出します。
マイクにも、ダイナミックスピーカーとよく似た構造の「ダイナミックマイク」が存在します。空気の振動を受けた振動板が振幅するとコイルが誘導電流を発生させ、電気信号を得ることができるのです。ダイナミックスピーカーとは入出力の関係が正反対ですね。
だから、スピーカーをマイク入力端子につなぎ音を出せば音声信号を得られる...つまり、スピーカーはマイクの代わりに使えるのです。それは確かですが、実用的かどうかはまた別の話。スピーカーの振動板ではマイクとして使う時の出力電圧が小さい、言い換えれば感度が低いため、わずかな音量しか得られません。
スピーカーをマイク代わりに使うと、故障の原因にもなります。一般的にスピーカーは8Ω前後、マイクは数百Ωと抵抗値(インピーダンス)が大きく異なるため、抵抗値が少ないスピーカーをマイク端子に接続すると、ショートしたときと似た状態になるからです。
答え⇒A : 使える(※だが故障の原因にもなり、実用性はない)