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公開日 2015/05/27 12:00

山崎まさよしデビュー20周年の『収穫』をハイレゾで。ライブ収録の舞台裏レポート

本日からe-onkyoでハイレゾ配信スタート
編集部:小澤 麻実
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e-onkyo musicにて、本日より山崎まさよし「Yamazaki Masayoshi String Quartet "HARVEST" in 東京」が192kHz/24bitで配信開始となった。こちらは全国9カ所で行われたツアー「Yamazaki Masayoshi String Quartet “HARVEST”」のなかから、東京文化会館 大ホールでの公演(5月8日開催)をハイレゾ収録したものだ。

Yamazaki Masayoshi String Quartet "HARVEST" in 東京/山崎まさよし
192kHz/24bit WAV/FLAC: アルバム¥4,000 単曲¥400
http://www.e-onkyo.com/music/album/aug0003/


2012年以来「SEED FOLKS(種を蒔く人)」というタイトルを掲げてツアーを行ってきた山崎さん。昨年のツアーでは、“special”と題した弦楽四重奏とのライブを、限られた数カ所でのみ実施して好評を博した。そのもようはハイレゾでも録音され「LIVE SEED FOLKS Special in 葛飾」として配信中だ(当時の収録レポートはこちら)。

今年2015年は、デビュー20周年という節目の年にあたる。ツアーのタイトルにも「HARVEST(収穫)」が追加となり、全会場で“special”な弦楽四重奏ライブのかたちに。これまで蒔いてきた音楽の種、そして咲いた花や実を収穫するようなライブとなった。




ハイレゾ収録が行われた東京公演の会場は、東京文化会館 大ホール。クラシックやバレエ、オペラの名門ホールとして、カラヤンや小澤征爾など世界中の著名アーティストが名演を残した場所だ。席数は2,303と、昨年録音が行われたかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(1,318席)より約2倍も広いハコとなる。

収録に使われたのは、今回もTASCAMブランドの製品。「HS-P82」を6台(これにバックアップ用も1台用意)使用した24トラック収録となる。フォーマットはPCM 192kHz/24bitで実施した。

今回のハイレゾ収録に使われたシステム図


収録にはTASCAMのHS-P82を6台使用した

モニタリングルームのようす
「HS-P82」は、2009年の発売以来、映画や放送番組制作の現場で活躍してきたレコーダー。エンジニアからの高い信頼性を獲得している点を買われて、今回の採用に至ったのだという。

録音機材のセットアップはTASCAMチームが行い、録音/マスタリングは、長年山崎まさよしさんとタッグを組んでいるエンジニア・鈴 悟さんが担当する。

前回に引き続き、エンジニアは鈴 悟さん(写真左)。機材セットアップは景井さん(写真左)をリーダーとするTASCAMチームが担当した

鈴さんは「非常にハイレゾリューションな耳を持っている人」と山崎さんが信頼を寄せているエンジニアだ。「クラシックのホールで、PAを使って録音するのは本当に大変です!スタジオやライブハウスとは残響の質が全く違いますから」と、モニタリングルームで語っていた鈴さん。天吊りマイクの位置なども、会場の照明との兼ね合いで制約を受ける部分があったという。「192kHz/24bitでのミックス作業は、前回(かつしか)に次いで2回目。前回も大変だったんですが、今回は納期がさらに短くなるので…(苦笑)、持って帰ってからの作業、がんばります」と話していた。

次ページ山崎まさよしさん特別インタビュー

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