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公開日 2016/04/19 10:09

オンキヨーとMASTERWALのコラボで実現した“スタイリッシュなAVラック”「RITMO」とは?

家具として、AVラックとしてのこだわりを聞く
構成:編集部 小澤貴信
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リビングにホームシアターを構築しようと思ったのだが、部屋の雰囲気に合うAVラックがなかなか見つからない……そんな悩みを経験した方は、少なくないと思う。

AVラックやテレビボードは数あれど、AVアンプやセンタースピーカーを収納できるものとなると数は限られる。一方、オーディオ専用ラックでは、収納力や音質をクリアしていても、リビングにマッチしたデザインのものは少ないだろう。完全なオーダーメイドやリフォームとなると、そのハードルは高い。

Gibson Brands Showroom TOKYOに設置されたMASTERWALとオンキヨーによるAVラック「RITOMO」(価格:290,000円/税抜 受注生産)

リビングへのホームシアター普及の意外なボトルネックであったAVラックに、国内を代表するAVメーカーと、確かな品質とデザインで定評のある家具メーカーがタッグを組んで挑んだ。オンキヨー&パイオニアと、インテリアブランド・MASTERWALのコラボレーションによって生まれたAVラック「RITMO(リトモ)」だ。

現在、八重洲にあるGibson Brands Showroom TOKYOの1Fには、このRITMOが実際の使用シーンを想定した形で展示されている。今回はこの場所で、RITMOの企画を手がけたマスターウォール東京の永井章子さん、オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン(株)の上田賢司さんに、そのコンセプトや製品詳細についてお話を伺うことができた。

お話を伺ったマスターウォール東京 ギャラリーマネージャー 永井章子さん(左)と、オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン(株)営業本部 営業企画部 販売促進課 上田賢司さん(左)

AVアンプやセンタースピーカーを収納可能。配線を見せない配慮も

まずは、RITMOがどんなAVラックなのか紹介したい。一見すると、AVラックには見えないシンプルでスタイリッシュなデザインで、木の素材感も伝わってくる。それもそのはず、RITMOは“オール無垢材”のラックなのだ。

一方で、AVラックとしての機能性も、隅々まで考えられている。サイズは、横170cm×奥行き53cm×高さ37cm。テレビを置く上段と、AV機器を納めるベース段の2段構成で、AVアンプ、そしてセンタースピーカーまでをラックに収められるサイズになる。

ベース段左端は、AVアンプを納めるスペース。リビングに圧迫感なく収まるサイズやリビングシアターと親和性の高いAVアンプを考慮した結果、オンキヨーの10万円台までのAVアンプ(TX-RZ810まで)が収まるサイズになっているとのこと。中央部は、センタースピーカーを床から適度な高さに設置するために、厚みのある木材をもう1枚配置することで両サイドより10cmほど高くなっている。右端は、BDプレーヤーなどを収納できるように2段構成を取る。

奥行きが53cmというと、AVアンプやセンタースピーカーのサイズ以上に余裕があるわけだが、これには理由がある。背面部は写真を見ていただくとおわかりの通り、ケーブルを収納するためにあえてスペースが取られている。帆立(縦方向の板)で仕切られた各段をケーブルがまたぐことができるように、縦板と壁の間に10cmほどの間隔が設けられている。

ショールームに設置されたRITMOの背面部(右)。8ch(5.1.2ch)分のスピーカーケーブルや電源ケーブル、LANケーブルが背面スペースに収まっている。ラックを壁に密着させれば、ケーブルはすべて隠される(写真右)

天板部は壁にぴったりと付けられるようになっていて、天板に置いたテレビやスピーカーをAVアンプに接続できるように、ケーブルを通す凹型の切り込みが付けられている。こうした仕様のおかげで、背面のケーブルは表に露出しない。

なお、このRITMOはMASTERWALにて、受注生産にて取り扱いが行われている。購入や購入相談は、MASTERWALの店舗(店舗一覧)にて行える。

さて、次ページでは、RITMOの細部へのこだわりについて、さらにお話を伺っていきたい。

次ページ音にもこだわって“オール無垢材”を実現した

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