公開日 2020/01/15 06:30
Googleは日本の暮らしをどう変える?「Google Nest」戦略責任者に聞くスマートホームの未来
スマートデバイスはどう受け止められているのか
いま筆者の自宅では、グーグルのスマートディスプレイ「Google Nest Hub Max」が活躍している。音声操作に対する反応が画面に表示されるようになり、スマートデバイスの便利さがより実感できるようになった。
今回、グーグル合同会社 Google Nest製品戦略 アジア太平洋地区 本部長の秋山有子氏を訪ねた。スマートディスプレイ「Nest Hub」シリーズが開発された背景と、デバイスがユーザーにどのように受け止められているのか手応えをうかがった。
あわせて、スマートディスプレイの最新モデルであるNest Hub Maxの上手な使いこなし方も紹介したい。
■ユーザーの生活に自然となじむデザインと使い勝手
先行発売されていた北米に続く形で、グーグルは2019年に、2機種のスマートディスプレイ「Google Nest Hub」シリーズを日本で発売した。11月にはスマートスピーカーのエントリーモデルを刷新した「Google Nest Mini」、メッシュWi-Fiルーターの「Google Nest Wifi」も相次いで加わったことから、Googleアシスタントを搭載した音声操作対応スマートデバイスへの関心が一段と高くなった手応えがあると秋山氏は語る。
視覚情報が増えるとスマートデバイスとのコミュニケーションが円滑になり、親しみがわきやすくなる。実際スマートディスプレイのユーザーからも「視覚情報が便利」という声や反響が寄せられているようだ。天気や料理のレシピなど、音声情報のみで応答されると内容が頭に入ってこない場合もあるが、目で見える情報があれば、しっかりと頭に入ってくる。例えばクックパッドで検索したレシピも、一番おいしそうに見える写真から選ぶことができ、使い勝手が高まる。
筆者も10インチのスマートディスプレイと聞いて、使ってみるまでは画面が大きいのではないかと感じていた。やや持て余しそうで不安だった。ところが実際に部屋に置いてみたら、違和感がなかった。本体の奥行きが約10.1cmと実はスリムなので、置き場所を選ばない。ファブリック調のマテリアルをあしらったデザインは、自然にリビングルームの景観に溶け込んでくれる。
「Googleのプロダクトデザインは、ハードウェア製品デザイン担当 バイス プレジデントであるアイヴィ・ロスが統括しています。ロスはエレクトロニクス製品だけでなく、ジュエリーにアパレル、おもちゃなど、様々なプロダクトデザインを手がけてきた人物です。グーグルでは、 “シンプル・ユースフル・ビューティフル” というフィロソフィーを大事に製品デザインを手掛けています。既成の価値観を超えたエレクトロニクス機器の新しいデザイン定義が、Nestシリーズには色濃く反映されています」(秋山氏)。
筆者は、Nest Hubシリーズのデジタルフォトフレーム機能がとても良くできていると思う。スマホやカメラで撮影した写真をわざわざデジタルフォトフレームのメモリーにコピーしたり、表示に至るまでの面倒な “下準備” が要らないからだ。Pixelシリーズやその他のスマホで撮影した写真をGoogleフォトに放り込んでおけば、アプリが大事な人物や最近のベストショットを自動で選別しながら、ユーザーのアカウントにひも付けたアルバムの更新情報をNest Hubシリーズが認識し、最新のフォトアルバムを画面に映し出す。
ピントが外れていたり、被写体や構図が重複する写真は自動的に除外してくれるし、Google Homeアプリから「縦向きの写真をペア表示」にする設定を選んでおけば、Nest Hubシリーズの横向きの画面に、縦向きの写真を2つ上手に並べてくれる。時計や気温の情報も写真を邪魔しない位置に配置される。賢く自分で考えられるデジタルフォトフレームなのだ。
今回、グーグル合同会社 Google Nest製品戦略 アジア太平洋地区 本部長の秋山有子氏を訪ねた。スマートディスプレイ「Nest Hub」シリーズが開発された背景と、デバイスがユーザーにどのように受け止められているのか手応えをうかがった。
あわせて、スマートディスプレイの最新モデルであるNest Hub Maxの上手な使いこなし方も紹介したい。
■ユーザーの生活に自然となじむデザインと使い勝手
先行発売されていた北米に続く形で、グーグルは2019年に、2機種のスマートディスプレイ「Google Nest Hub」シリーズを日本で発売した。11月にはスマートスピーカーのエントリーモデルを刷新した「Google Nest Mini」、メッシュWi-Fiルーターの「Google Nest Wifi」も相次いで加わったことから、Googleアシスタントを搭載した音声操作対応スマートデバイスへの関心が一段と高くなった手応えがあると秋山氏は語る。
視覚情報が増えるとスマートデバイスとのコミュニケーションが円滑になり、親しみがわきやすくなる。実際スマートディスプレイのユーザーからも「視覚情報が便利」という声や反響が寄せられているようだ。天気や料理のレシピなど、音声情報のみで応答されると内容が頭に入ってこない場合もあるが、目で見える情報があれば、しっかりと頭に入ってくる。例えばクックパッドで検索したレシピも、一番おいしそうに見える写真から選ぶことができ、使い勝手が高まる。
筆者も10インチのスマートディスプレイと聞いて、使ってみるまでは画面が大きいのではないかと感じていた。やや持て余しそうで不安だった。ところが実際に部屋に置いてみたら、違和感がなかった。本体の奥行きが約10.1cmと実はスリムなので、置き場所を選ばない。ファブリック調のマテリアルをあしらったデザインは、自然にリビングルームの景観に溶け込んでくれる。
「Googleのプロダクトデザインは、ハードウェア製品デザイン担当 バイス プレジデントであるアイヴィ・ロスが統括しています。ロスはエレクトロニクス製品だけでなく、ジュエリーにアパレル、おもちゃなど、様々なプロダクトデザインを手がけてきた人物です。グーグルでは、 “シンプル・ユースフル・ビューティフル” というフィロソフィーを大事に製品デザインを手掛けています。既成の価値観を超えたエレクトロニクス機器の新しいデザイン定義が、Nestシリーズには色濃く反映されています」(秋山氏)。
筆者は、Nest Hubシリーズのデジタルフォトフレーム機能がとても良くできていると思う。スマホやカメラで撮影した写真をわざわざデジタルフォトフレームのメモリーにコピーしたり、表示に至るまでの面倒な “下準備” が要らないからだ。Pixelシリーズやその他のスマホで撮影した写真をGoogleフォトに放り込んでおけば、アプリが大事な人物や最近のベストショットを自動で選別しながら、ユーザーのアカウントにひも付けたアルバムの更新情報をNest Hubシリーズが認識し、最新のフォトアルバムを画面に映し出す。
ピントが外れていたり、被写体や構図が重複する写真は自動的に除外してくれるし、Google Homeアプリから「縦向きの写真をペア表示」にする設定を選んでおけば、Nest Hubシリーズの横向きの画面に、縦向きの写真を2つ上手に並べてくれる。時計や気温の情報も写真を邪魔しない位置に配置される。賢く自分で考えられるデジタルフォトフレームなのだ。
関連リンク
-
【評論家コメント有】日本での評価も上昇中。「Dangbei」プロジェクターがAmazonセールでお得
-
“観たいものだけ、好きなだけ”楽しめる!レグザ4K液晶テレビ「E350M」は推し活が捗るハイコスパ機
-
人気声優・小岩井ことりも納得の実力派ヘッドホン!B&W「Px8」「Px7 S2e」の魅力とは?
-
1.5万円なのにノイキャン強力すぎ!完全ワイヤレスの“ハイコスパ決定版”
-
都会でも“驚くほど鮮明に”天体撮影!DGP受賞のスマート望遠鏡
-
動画編集を始めるなら「Filmora」がオススメ
-
DGP受賞の実力!「オーディオテクニカのミキサー」がすごい
-
キール生産のJET6トゥイーターを身近にするELAC「Solano 280.2」。最新世代の中核モデルの真価に迫る
-
映像調整で真価を発揮!設置性抜群の4KプロジェクターJMGO「N1S Ultra」徹底使いこなし
-
名門Marshall、ここにあり!人気ヘッドホン最新モデル「Major V」は“見た目だけじゃない”
-
やっぱりMarshallは音も見た目も最高!「Minor IV」は“指名買い”したい完全ワイヤレスだ
クローズアップCLOSEUP
-
【評論家コメント有】日本での評価も上昇中。「Dangbei」プロジェクターがAmazonセールでお得
-
“観たいものだけ、好きなだけ”楽しめる!レグザ4K液晶テレビ「E350M」は推し活が捗るハイコスパ機
-
人気声優・小岩井ことりも納得の実力派ヘッドホン!B&W「Px8」「Px7 S2e」の魅力とは?
-
1.5万円なのにノイキャン強力すぎ!完全ワイヤレスの“ハイコスパ決定版”
-
都会でも“驚くほど鮮明に”天体撮影!DGP受賞のスマート望遠鏡
-
動画編集を始めるなら「Filmora」がオススメ
-
DGP受賞の実力!「オーディオテクニカのミキサー」がすごい
-
キール生産のJET6トゥイーターを身近にするELAC「Solano 280.2」。最新世代の中核モデルの真価に迫る
-
映像調整で真価を発揮!設置性抜群の4KプロジェクターJMGO「N1S Ultra」徹底使いこなし
-
トリプルアンプが音楽を朗らかに鳴らす “フラグシップモデルの兄弟機” 。「A&ultima SP3000T」レビュー
-
名門Marshall、ここにあり!人気ヘッドホン最新モデル「Major V」は“見た目だけじゃない”
-
やっぱりMarshallは音も見た目も最高!「Minor IV」は“指名買い”したい完全ワイヤレスだ
-
“何でも聴ける” CDプレーヤー!Shanling「EC Mini」で楽しく上質に音楽を再生しよう
-
この価格帯にしてこの完成度。AVIOT「WA-V1」はワイヤレスヘッドホンの“強力な新基準”
-
プロユースから音楽リスニングまで両立!CTMイヤホン「CE Series」3機種を比較レビュー
アクセスランキング
RANKING
7/16 10:43 更新