公開日 2016/01/27 16:25
ティアック、USB/光デジタル搭載アナログププレーヤー「TN-570」− ハイレゾロゴも取得
実売12万円
ティアックは、光デジタル端子やUSB端子を備え、ハイレゾロゴも取得したフォノイコライザーアンプ内蔵のレコードプレーヤー上位モデル「TN-570」を2月上旬より発売する。価格はオープンだが、120,000円前後での実売が予想される。
本機は2016 International CESにて出展されていたモデル(関連ニュース)。米国ではデジタル出力を搭載しない「TN-550」もラインナップされていたが、今回の日本導入ではデジタル出力を搭載した「TN-570」のみのラインナップとなる。なお、デジタル出力が192kHz/24bit対応していることから、ハイレゾロゴも取得している。
回転数33-1/3 RPMと45 RPMに対応するターンテーブル。さらにMM型のフォノイコライザーアンプを内蔵するため、フォノアンプを持たないアンプに直接接続できる。またデジタル出力機能も備えており、光デジタル端子から最大192kHz/24bit、USB端子から最大48kHz/16bitのデジタル信号を出力可能。DACに接続して音質の違いを楽しんだり、パソコンへ音源をデジタル化して取り込んだりできる。DACはCirrus Logic製「CS5361」。
本体キャビネットは、大理石模様の人造石と高密度MDFを組み合わせた2層構造のシャーシ「Dual Material Chassis」を採用。2つの素材の間にラバーを挟み制振性を高めると同時に、固有振動数の異なる2つの素材を組み合わせることで共振の発生を抑制し、高いハウリングマージンを実現したとのこと。
駆動はベルトドライブ方式。同社では「ベルトドライブ方式は、コギング現象をベルトが物理的に吸収できるので、シンプルな構成でより滑らかな回転が得られる」と説明している。プラッター回転軸の直下に取り付けられたエンコーダーの回転を非接触の光学式センサーが読み取り、プラッター自体の回転が正確な速度を保つよう、回転制御アルゴリズムがプログラミングされたマイコンでDCモーターを制御する。DCモーターは高トルク型で、駆動部はラバークッションを介してシャーシに取り付けたフローティング構造を採用しており、モーター自体から発生する振動がシャーシに伝わりにくいようにしている。
回転数自動調整機構「PRS3」を採用しており、プラッターの回転速度の微細な変化を光学センサーにより検出し、モーターの回転にフィードバックすることで、回転精度を高めている。これにより、薄型の筐体デザインながら重量級のハイエンドターンテーブルやダイレクトドライブ方式に匹敵するワウ・フラッター0.1%以下、回転数偏差±0.2%を実現した。
プラッターには、厚さ16mm、重さ約1.4kgのクリアアクリル樹脂製のプラッターを採用。その重量で安定度の高い回転を維持できるようにしている。また、スピンドルの軸受部にはカーボンコーティングを施すことで、回転部の摩耗による耐久性を高めるとともに、わずかな摩擦で発生する静電気を抑制する。重量級のアクリル製プラッターを確実に駆動するため、フラットベルトは伸びの少ないポリウレタン製とした。
上述の通り回転数は33-1/3RPM と 45RPMに対応するが、電子制御スイッチによるスピード切替機構も装備しており、回転数の異なるレコードを再生する際もベルトの架替作業が不要。また、スピード切り替えのセレクターのほか、ドーナツ盤用アダプターにも美しいスピン模様と重量感を持つアルミ削り出し部品を採用し、ディテールの質感にもこだわった。
トーンアームは高さ調節が可能な、新設計のスタティックバランス型S字トーンアーム。約6mmの範囲でトーンアーム自体の高さを調整でき、使用するヘッドシェルやカートリッジの形状に合わせてセッティングできる。トーンアーム内部およびヘッドシェルのフォノ信号用線材には、PC-Triple C導体を使用している。
ユニバーサルタイプのヘッドシェルには、audio-technica製MM型カートリッジ「AT100E」を装着。トーンアームとヘッドシェルの金属接点部には金メッキを施している。オペアンプには、TI製OPA1602 SoundPlusを採用。フォノ出力またはライン出力を選択できるアナログオーディオ出力には、金メッキ処理済みのRCAピン端子を採用する。
さらに、本体のダストカバーはヒンジ部から完全に取り外すことが可能。また、スタイリッシュな薄型デザインを実現するため、 ボトムカバーの内側をハニカム構造とすることで薄くても剛性を損なわないように配慮している。
脚部は4点支持方式で、アルミ削り出しフットを採用。それぞれの脚の高さを独立して調整することができる。各フットは緩衝性能の高いラバー部品を介して本体シャーシに取り付けられており、床からの振動の影響を抑えている。
また、レコード盤が静電気を帯びにくくなるように開発したという和紙製ターンテーブルシート「TA-TS30UN-BW」も付属する。こちらは、上述のTN-570と同時に単品販売も予定している。
【問い合わせ先】
ティアック(株)AVお客様相談室
TEL/0570-000-701
本機は2016 International CESにて出展されていたモデル(関連ニュース)。米国ではデジタル出力を搭載しない「TN-550」もラインナップされていたが、今回の日本導入ではデジタル出力を搭載した「TN-570」のみのラインナップとなる。なお、デジタル出力が192kHz/24bit対応していることから、ハイレゾロゴも取得している。
回転数33-1/3 RPMと45 RPMに対応するターンテーブル。さらにMM型のフォノイコライザーアンプを内蔵するため、フォノアンプを持たないアンプに直接接続できる。またデジタル出力機能も備えており、光デジタル端子から最大192kHz/24bit、USB端子から最大48kHz/16bitのデジタル信号を出力可能。DACに接続して音質の違いを楽しんだり、パソコンへ音源をデジタル化して取り込んだりできる。DACはCirrus Logic製「CS5361」。
本体キャビネットは、大理石模様の人造石と高密度MDFを組み合わせた2層構造のシャーシ「Dual Material Chassis」を採用。2つの素材の間にラバーを挟み制振性を高めると同時に、固有振動数の異なる2つの素材を組み合わせることで共振の発生を抑制し、高いハウリングマージンを実現したとのこと。
駆動はベルトドライブ方式。同社では「ベルトドライブ方式は、コギング現象をベルトが物理的に吸収できるので、シンプルな構成でより滑らかな回転が得られる」と説明している。プラッター回転軸の直下に取り付けられたエンコーダーの回転を非接触の光学式センサーが読み取り、プラッター自体の回転が正確な速度を保つよう、回転制御アルゴリズムがプログラミングされたマイコンでDCモーターを制御する。DCモーターは高トルク型で、駆動部はラバークッションを介してシャーシに取り付けたフローティング構造を採用しており、モーター自体から発生する振動がシャーシに伝わりにくいようにしている。
回転数自動調整機構「PRS3」を採用しており、プラッターの回転速度の微細な変化を光学センサーにより検出し、モーターの回転にフィードバックすることで、回転精度を高めている。これにより、薄型の筐体デザインながら重量級のハイエンドターンテーブルやダイレクトドライブ方式に匹敵するワウ・フラッター0.1%以下、回転数偏差±0.2%を実現した。
プラッターには、厚さ16mm、重さ約1.4kgのクリアアクリル樹脂製のプラッターを採用。その重量で安定度の高い回転を維持できるようにしている。また、スピンドルの軸受部にはカーボンコーティングを施すことで、回転部の摩耗による耐久性を高めるとともに、わずかな摩擦で発生する静電気を抑制する。重量級のアクリル製プラッターを確実に駆動するため、フラットベルトは伸びの少ないポリウレタン製とした。
上述の通り回転数は33-1/3RPM と 45RPMに対応するが、電子制御スイッチによるスピード切替機構も装備しており、回転数の異なるレコードを再生する際もベルトの架替作業が不要。また、スピード切り替えのセレクターのほか、ドーナツ盤用アダプターにも美しいスピン模様と重量感を持つアルミ削り出し部品を採用し、ディテールの質感にもこだわった。
トーンアームは高さ調節が可能な、新設計のスタティックバランス型S字トーンアーム。約6mmの範囲でトーンアーム自体の高さを調整でき、使用するヘッドシェルやカートリッジの形状に合わせてセッティングできる。トーンアーム内部およびヘッドシェルのフォノ信号用線材には、PC-Triple C導体を使用している。
ユニバーサルタイプのヘッドシェルには、audio-technica製MM型カートリッジ「AT100E」を装着。トーンアームとヘッドシェルの金属接点部には金メッキを施している。オペアンプには、TI製OPA1602 SoundPlusを採用。フォノ出力またはライン出力を選択できるアナログオーディオ出力には、金メッキ処理済みのRCAピン端子を採用する。
さらに、本体のダストカバーはヒンジ部から完全に取り外すことが可能。また、スタイリッシュな薄型デザインを実現するため、 ボトムカバーの内側をハニカム構造とすることで薄くても剛性を損なわないように配慮している。
脚部は4点支持方式で、アルミ削り出しフットを採用。それぞれの脚の高さを独立して調整することができる。各フットは緩衝性能の高いラバー部品を介して本体シャーシに取り付けられており、床からの振動の影響を抑えている。
また、レコード盤が静電気を帯びにくくなるように開発したという和紙製ターンテーブルシート「TA-TS30UN-BW」も付属する。こちらは、上述のTN-570と同時に単品販売も予定している。
【問い合わせ先】
ティアック(株)AVお客様相談室
TEL/0570-000-701
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トピック
- ジャンルADプレーヤー
- ブランドTEAC
- 型番TN-570
- 発売日2016年2月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)
【SPEC】●形式:ベルトドライブ方式 ●モーター:DCモーター ●回転数:33 1/3 RPM,45RPM ●回転数偏差:±0.2% ●ワウ・フラッター:0.1%以下 ●S/N比:67dB以上 ●実効アーム長:223mm ●針圧可変範囲:0〜5g ●適合カートリッジ質量:15〜23g(ヘッドシェル含む) ●オーバーハング:18mm ●アーム高さ調整:約6mm ●接続端子:RCAピン×1ペア、USB×1、角型光デジタル×1 ●消費電力:1.5W(待機時0.5W) ●外形寸法:430W×131.5H×355Dmm(突起部含む、ダストカバー装着時) ●質量:約9kg