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公開日 2001/07/19 18:51
日立とザイブナー社がウェアラブルPCで契約締結
●日立製作所 Net−PDAベンチャーカンパニー(以下日立)とザイブナーコーポレーション(以下ザイブナー社)は、ウェアラブルPCの分野における、ザイブナー社の保有するウェアラブル・コンピューティング・コミュニケーション技術の特許を日立にライセンスする契約と、日立がザイブナー社に製品をOEM供給する契約を、6月30日に締結した。ザイブナー社はOEM供給によって製品のマーケティング・販売を全世界で行う。また、日立は本ライセンス契約の下、自社ブランドでのウェアラブルPCの販売を行う。
ザイブナー社が市場形成に努めてきたウェアラブルPCは、主に電力プラントや航空エンジンなどの産業用機器のメンテナンスでのハンズフリー環境で使用され、さらには、建築現場などマニュアルを参照しながら作業を行うような現場でも、重要なツールとして認識されるようになってきている。また、携帯電話やPDAのようなモバイルの急速な普及やブロードバンドの発達により、従来の産業用途に加え、いつでもどこでもインターネットやエンターティンメント情報にアクセスできることから、コンシューマへのウェアラブルPCの利用が期待されている。
日立はこのような市場背景の下、ウェアラブルPCの開発を行なってきたが、本年1月には、米国ラスベガスのコンシューマエレクトロニクスショーにウェアラブルPCを出展し、その市場性の検討を開始するとともに、ザイブナー社との契約についても両社で交渉を重ねていた。
日立がザイブナー社にOEM供給する製品には、日立が開発した32ビット128MHz RISCプロセッサーをCPUとし、基本ソフトにはWindows(R) CE 3.0を採用している。また、コンパクトフラッシュスロット、USBポート及び32MB RAMを搭載している。電源方式として充電式バッテリーを採用し、総重量は310グラム。表示媒体としてSVGA(800×600)ヘッドマウントディスプレイを使用し、モニター画面を見ているような映像を表現する。
ザイブナー社はウェアラブルPCを、音楽、ビデオ、ゲーム、GPS、携帯電話、金融の双方向取り引き、買い物、株式市場等における娯楽・通信の手段と位置づけているとのことだ。(Phile-web編集部)
ザイブナー社が市場形成に努めてきたウェアラブルPCは、主に電力プラントや航空エンジンなどの産業用機器のメンテナンスでのハンズフリー環境で使用され、さらには、建築現場などマニュアルを参照しながら作業を行うような現場でも、重要なツールとして認識されるようになってきている。また、携帯電話やPDAのようなモバイルの急速な普及やブロードバンドの発達により、従来の産業用途に加え、いつでもどこでもインターネットやエンターティンメント情報にアクセスできることから、コンシューマへのウェアラブルPCの利用が期待されている。
日立はこのような市場背景の下、ウェアラブルPCの開発を行なってきたが、本年1月には、米国ラスベガスのコンシューマエレクトロニクスショーにウェアラブルPCを出展し、その市場性の検討を開始するとともに、ザイブナー社との契約についても両社で交渉を重ねていた。
日立がザイブナー社にOEM供給する製品には、日立が開発した32ビット128MHz RISCプロセッサーをCPUとし、基本ソフトにはWindows(R) CE 3.0を採用している。また、コンパクトフラッシュスロット、USBポート及び32MB RAMを搭載している。電源方式として充電式バッテリーを採用し、総重量は310グラム。表示媒体としてSVGA(800×600)ヘッドマウントディスプレイを使用し、モニター画面を見ているような映像を表現する。
ザイブナー社はウェアラブルPCを、音楽、ビデオ、ゲーム、GPS、携帯電話、金融の双方向取り引き、買い物、株式市場等における娯楽・通信の手段と位置づけているとのことだ。(Phile-web編集部)