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公開日 2004/04/15 15:30

日立、400GBハードディスク搭載モデルを含むDVDレコーダー5機種を発売

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左)(株)日立製作所ユビキタスプラットフォームグループ 立花和弘氏 右)400GB HDD内蔵DVDレコーダー「MS-DS400」
●(株)日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは本日、400GBの大容量ハードディスクドライブ搭載モデルをはじめ、DVDレコーダー「WOOO(ウー)」の新製品5機種を発表し市場への本格参入を宣言した。各商品のラインナップは下記の通り。

■400GB HDD内蔵DVDレコーダー「MS-DS400」/2004年6月中旬発売/\OPEN(予想実売価格145,000円前後)
■250GB HDD内蔵DVDレコーダー「MS-DS250」/2004年5月下旬発売/\OPEN(予想実売価格125,000円前後)
■160GB HDD内蔵DVDレコーダー「DV-DS160」/2004年8月上旬発売/\OPEN(予想実売価格85,000円前後)
■VHSビデオ&DVDレコーダー「DV-RV7000」/2004年7月中旬発売/\OPEN(予想実売価格65,000円前後)
■DVD単体レコーダー「DV-RX7000」/2004年7月中旬発売/\OPEN(予想実売価格55,000円前後)

今回同社より発表されたDVDレコーダーは全機種が日立グローバルストレージテクノロジーズ社の開発による高機能ハードディスクドライブ、日立エルジーデータストレージの開発によるDVDマルチドライブを搭載している。以下にラインナップ各商品の特徴をお伝えしていく。

「MS-DS400」「MS-250」は、それぞれ400GB、250GBのハードディスクドライブにDVD-RAM、DVD-RW(ビデオモードのみ)、DVD-Rの録画・再生に対応したマルチドライブを搭載した。DVD+RW/+Rの再生や、8cmサイズのDVDにも対応する。BS・地上波のアナログ放送、ケーブルTVのチューナーを搭載する。コピーワンスコンテンツの録画はハードディスク、DVD-RAMへ直接記録でき、HDDからDVDへのムーブにも対応する。DVDメディアへの高速記録ダビングはDVD-RAMへの3倍速記録が可能である。

ゴーストリダクションチューナー、3次元Y/C分離等の高画質回路を搭載し、全記録モードにて水平解像度約500本の高画質を実現。「XP+」録画モードでは、12Mbpsを超える高ビットレート記録モードを設け、DVDを上回る鮮明な高画質録が楽しめる。ADAM-EPG方式の電子番組表を搭載し、録画した大量の番組コンテンツを高速で検索できる、ジャンル別・出演者別の高速サーチエンジンを搭載し操作性を高めている。

160GBのハードディスクを搭載した「DV-DS160」は、DVD-RAM、DVD-RW、DVD-Rの録画・再生に対応したマルチドライブを搭載。こちらはDVD-RWのVR記録にも対応する見込みだが、高速ダビングに関する仕様などについてはまだ未定であるとのこと。地上波・CATVのチューナーのみを搭載。HDDに「見るかもしれない」番組をとりあえず録画した後、アーカイブから簡単に検索・再生ができる同社独自の「ミルカモ予約」機能を搭載している。MP3やJPEG画像が取り込めるメモリーカードスロットや、DV端子、同軸デジタル音声端子を搭載する。

「DV-RV7000」はDVDマルチドライブを搭載したVHS一体型モデル。VHSの映像を簡単にDVDにダビングできるワンタッチコピーボタンのほか、DV端子も備える。普及機のDVD単体レコーダー「DV-RX7000」にも便利なDVDマルチドライブが搭載された。

本日都内の施設において新製品の発表会が催された。発表会の冒頭では、同社グループ長兼CEOである立花和弘氏が登壇し挨拶を述べた。立花氏は、これまでデジタルAV商品の成長を引っ張ってきた「フラットTV」「DVDレコーダー」「デジタルカメラ」の「新三種の神器」と呼ばれる各商品フィールドにおいて、他社協業、社内協業を積極的に展開しながら、基幹デバイス、インフラの両側面において日立がイニシアチブをとりつつ「Made in HITACHI」の経営戦略を確立したいと語った。また薄型TV市場で成長を続けるHITACHIのデジタルAV商品に、今後はDVDレコーダーをはじめとするデジタルビデオレコーダーをより充実させるとともに、PC/AVの融合を進展させながら、HITACHI商品をシステムで提案していく「WOOOワールド」戦略を積極的に推し進めていく考えを明らかにした。

最後に本日の記者発表会にて執り行われた質疑応答の内容を以下にご紹介する。

Q:今年度のDVDレコーダー「WOOO」シリーズの売り上げ目標はどれくらいか
A:本格参入最初の今年は市場の10%を獲得していく意気込みでがんばりたい。2005年には20%のシェアを実現したい。

Q:グループカンパニーの開発によるHDDドライブ、DVDドライブの外販をする考えはあるか
A:外販については積極的に推し進めていきたい

Q:なぜこの時期に市場への本格参入を決めたのか
A:薄型TVの市場でHITACHIのブランドイメージ、商品力を高めることができた。今こそAVブランドとしてのHITACHIの持つ総合力を発揮できるタイミングであると考え、本格参入を決意した

Q:海外でのDVDレコーダー販売予定はあるか
A:展開していくつもりだ。今後、それぞれの地域ごとに市場の性格や動向を見ながら発売していきたい

Q:ブルーレイをはじめ、次世代大容量ストレージメディアへの対応は予定しているか
A:ブルーレイについても積極的に研究を進めている。価格、著作権などの動向をみながら製品化に結びつけたい

Q:コピーワンスコンテンツへの対応は
A:ハードディスク搭載モデルについては、HDDへの記録、HDDからDVDへのムーブどちらにも対応している。DVDドライブについてもMSシリーズはRAMのVR記録で対応、DVシリーズはRAMのVR記録とRWのVR記録で対応している

Q:今後シリーズをPCとどのように連携させていく考えか
A:MSシリーズはDVD-RAMへのMPEGデータ記録に対応し、PCのデータとの連携を強めている。今後発売する機種についてはネットワーク対応も推し進めたい

Q:今回のシリーズは他社の同クラスのDVDレコーダー商品とくらべても安価な価格設定だが、それを可能にしたポイントはどこにあるか
A:社内協業、グループ企業との連携を徹底し、効率の良い生産体制を研究して実現した価格設定だ

Q:DVDレコーダーのメーカーとしては後発となるHITACHIの商品を、他社製品と差別化していくキーポイントはどこに見いだしていくのか
A:デジタルAV市場は刻一刻と変化し続けている。差別化を実現するチャンスは数多くあると考えている。弊社は今後、薄型TVにレコーダーを内蔵していくビジネスモデルについても検討していきたい。また今回の製品についても差別化を実現できた、大容量HDDの搭載についても強みとしたい。ネットワーク機能の活用についても提案を進めていきたい

【問い合わせ先】
(株)日立製作所ユビキタスプラットフォームグループ
安心コールセンター
TEL/0120-122-790

(Phile-web編集部)

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【SPEC】
<MS-DS400>●受信チャンネル:VHF/UHF/アナログBS/CATV ●録画可能ディスク:HDD(400GB)、DVD-R、DVD-RW(ビデオモードのみ)、DVD-RAM ●再生可能メディア:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+RW、DVD+R、音楽CD、CD-R/-RW ●入力端子:S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3 ●出力端子:D端子×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、デジタル音声(光)×1 ●USB端子 ●消費電力:約67W ●外形寸法:430W×75H×352Dmm ●質量:約6.0kg

<MS-DS250>●受信チャンネル:VHF/UHF/アナログBS/CATV ●録画可能ディスク:HDD(250GB)、DVD-R、DVD-RW(ビデオモードのみ)、DVD-RAM ●再生可能メディア:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+RW、DVD+R、音楽CD、CD-R/-RW ●入力端子:S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3 ●出力端子:D端子×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、デジタル音声(光)×1 ●USB端子 ●消費電力:約65W ●外形寸法:430W×75H×352Dmm ●質量:約5.9kg

<DV-DS160>●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●録画可能ディスク:HDD(160GB)、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM ●再生可能メディア:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、音楽CD、CD-R/-RW ●入力端子:S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、DV端子 ●出力端子:D端子×1、コンポーネント端子×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、デジタル音声(光)×1(同軸)×1 ●消費電力:約50W ●外形寸法:430W×79H×272Dmm ●質量:約4.5kg

<DV-RV7000>●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●録画可能ディスク:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、VHS ●再生可能メディア:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、音楽CD、CD-R/-RW、VHS ●入力端子:S映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2、DV端子 ●出力端子:D端子×1、コンポーネント端子×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×2、デジタル音声(光)×1 ●消費電力:約45W ●外形寸法:430W×84H×333Dmm ●質量:約5.3kg

<DV-RX7000>●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●録画可能ディスク:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM ●再生可能メディア:DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、音楽CD、CD-R/-RW ●入力端子:S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、DV端子 ●出力端子:D端子×1、コンポーネント端子×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、デジタル音声(光)×1(同軸)×1 ●消費電力:約35W ●外形寸法:430W×69H×272Dmm ●質量:約3.7kg
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