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公開日 2007/05/22 20:07
<NHK技研公開2007>立体テレビやオンデマンド・サービスなど未来の技術が盛りだくさん
NHK放送技術研究所の公開展示「技研公開」が今年も開催される。一般公開は5月24日(木)から28日(日)。
本項では、スーパーハイビジョン関連以外の展示内容をご紹介する。
■未来の立体テレビ
スーパーハイビジョンのさらに先の実用化を目指して研究を進めているのが、3D表示が可能な立体テレビだ。特殊なメガネを装着しなければならない従来のものとは違い、メガネを使用せずに自然な立体像表示ができる「像再生型立体テレビ」の開発を進めている。
「インテグラル立体テレビ」は、「レンズアレー」と呼ばれるレンズ集合版を撮影・表示の双方に用いて立体像を再現するディスプレイ。被写体を多くの視点から見た映像を一度に撮影、表示する必要があり、試作機ではスーパーハイビジョンのカメラとプロジェクターを使用している。視野域は従来の約2倍に拡大しており、複数の人が同時に鑑賞できる立体像の表示を実現している。
インテグラル式を応用した「ホログラフィ」による立体テレビも技術展示が行われている。ホログラフィでは、インテグラル式で撮影された撮影画像を干渉縞であるホログラムに変換。このホログラムをディスプレイに表示し、レーザー光を当てることで立体像を再現するというものだ。技研では、特性向上などに取り組み研究を進めていくという。
■アーカイブス・オンデマンド・サービス
サーバ型サービスの第一歩として、NHKが保存している過去の番組をインターネットを使って提供するのがアーカイブス・オンデマンド・サービスだ。2008年の開始を目指し、様々なプラットフォームでのサービス提供を検討している。
PC向けのサービスとしては、インターネットブラウザ、専用ソフト、Windows Media Centerでの閲覧方法を検討中だ。またテレビ向けとしては、アクトビラを使ってサービス提供を行う準備を進めている。IPテレビ・STB向けサービスではNTTの協力を得て研究を進めている。
さらに技研では、衛星を用いたダウンロード放送の技術開発も進めている。衛星から送信されるデータを受信機器にアーカイブし、見たいときに自由に視聴できるというもので、より広範囲に一斉にデータを発信できるのが特徴だ。あるニュースを視聴した際に、それに内容の近いニュースを自動で取得するといった使い方も可能になるという。
■その他
(Phile-web編集部)
本項では、スーパーハイビジョン関連以外の展示内容をご紹介する。
■未来の立体テレビ
スーパーハイビジョンのさらに先の実用化を目指して研究を進めているのが、3D表示が可能な立体テレビだ。特殊なメガネを装着しなければならない従来のものとは違い、メガネを使用せずに自然な立体像表示ができる「像再生型立体テレビ」の開発を進めている。
「インテグラル立体テレビ」は、「レンズアレー」と呼ばれるレンズ集合版を撮影・表示の双方に用いて立体像を再現するディスプレイ。被写体を多くの視点から見た映像を一度に撮影、表示する必要があり、試作機ではスーパーハイビジョンのカメラとプロジェクターを使用している。視野域は従来の約2倍に拡大しており、複数の人が同時に鑑賞できる立体像の表示を実現している。
インテグラル式を応用した「ホログラフィ」による立体テレビも技術展示が行われている。ホログラフィでは、インテグラル式で撮影された撮影画像を干渉縞であるホログラムに変換。このホログラムをディスプレイに表示し、レーザー光を当てることで立体像を再現するというものだ。技研では、特性向上などに取り組み研究を進めていくという。
■アーカイブス・オンデマンド・サービス
サーバ型サービスの第一歩として、NHKが保存している過去の番組をインターネットを使って提供するのがアーカイブス・オンデマンド・サービスだ。2008年の開始を目指し、様々なプラットフォームでのサービス提供を検討している。
PC向けのサービスとしては、インターネットブラウザ、専用ソフト、Windows Media Centerでの閲覧方法を検討中だ。またテレビ向けとしては、アクトビラを使ってサービス提供を行う準備を進めている。IPテレビ・STB向けサービスではNTTの協力を得て研究を進めている。
さらに技研では、衛星を用いたダウンロード放送の技術開発も進めている。衛星から送信されるデータを受信機器にアーカイブし、見たいときに自由に視聴できるというもので、より広範囲に一斉にデータを発信できるのが特徴だ。あるニュースを視聴した際に、それに内容の近いニュースを自動で取得するといった使い方も可能になるという。
■その他
(Phile-web編集部)