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公開日 2007/11/01 19:35

「ライバルはヨドバシアキバ」− ヤマダ電機「LABI品川大井町」あすオープン

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LABI品川大井町店 デジタル館

LABI品川大井町店 生活館
(株)ヤマダ電機は、JR大井町駅前に、都市型店舗「LABI」の都心部二号店となる「LABI品川大井町」をあす11月2日(金)10時よりオープンする。本日、同社代表取締役社長兼CEOの山田昇氏、同社上席執行役員 兼 LABI品川大井町店長の村元公彦氏が記者会見を行った。

同社は主力の郊外型店舗と並行して、都市型店舗を「LABI」という名称で展開。これまで大阪・難波と仙台に出店したほか、先日池袋にLABI池袋店をオープン(関連ニュース)。その挑戦的な立地が話題となった。「品川大井町店は京浜東北線やりんかい線が乗り入れる大井町駅に非常に近く、立地的条件がとても良い」と、山田氏は語る。

ヤマダ電機(株)代表取締役社長兼CEO 山田昇氏

ヤマダ電機(株)LABI品川大井町店長 村元公彦氏

本店舗は、薄型テレビやパソコン、オーディオ機器などを扱う「デジタル館」(地上6階)と、白物家電やブランド品などを扱う「生活館」(地上6階)の2棟構成。各館の間は連絡通路でつながっており、外に出ずに行き来が可能だ。売り場面積は2棟合わせて約5,500坪で、これはLABI難波店(6,000坪)に次ぐ広さ。LABI池袋店(約1,100坪)と比較すると、約5倍の広さとなる。

通路は非常に広くとられており、ゆったりとした雰囲気だ(4階)

103V型の“VIERA”も展示されている

4階と6階にデジタル館 - 生活館の連絡通路が設けられている

また、初年度の年間売上目標は300億円と設定。300名のスタッフを配置し、韓国語や中国語に通じるヘルパーも用意する。「本店舗をLABIの基幹店と位置付けている。外国人のお客様にも対応できるようなグローバルな店舗を目指したい」(山田氏)

店内設計は、大阪や仙台、池袋店と同様、広い通路と高い天井を確保。売り場内をゆったりと回遊できるしくみをとっている。また今回、同店舗はフロアごとにイメージカラーとブロックナンバーを設け、エレベーターや柱、案内ボードなどの表示も統一した。「欲しい品の場所が一目で分かる」(同店パンフレットより)という。例えば「単品オーディオ機器」を探す場合、イメージカラー「紫」の6階へあがり、「C1」ブロックを目指せばよい。

ゲーム・ソフト・オーディオフロア(6階)

BDやHD DVDなどのラインナップも充実している(6階)


各フロアごとにイメージカラーとブロックナンバーを設定(写真は6階)

各コーナーに大きくブロックナンバーがされている

6Fのオーディオコーナー。同社多店舗よりも高級オーディオのラインナップを強化しているという

店長を務める村元氏は、97年に同社に入社。これまで東京 - 千葉エリア店舗の統括部長を務め、入社10年にして同社上席執行役員にまで歩を進めた経歴の持ち主だ。

記者会見で山田氏は「本店のライバルはヨドバシカメラのマルチメディアAkiba店。ヨドバシアキバに匹敵する売り場ではないかと考えている」との見解を示した。大井町までどのように人の流れをつくるのか、との質問に対しては「確かに大井町は秋葉原と比較し利便性が良くないかも知れない」としつつも、「いい品揃え、いい店舗作りをすれば、お客様は来てくれるはずだ。またお客様にとっては、秋葉原のヨドバシカメラと本店舗という選択肢が増えることになり、利便性を提供できると考えている」と述べた。しかし秋葉原 - 大井町間は京浜東北線で20分弱。秋葉原の量販店とどのように差別化を図り、人を呼び込む原動力を作り出すかは、今後の大きな課題となるだろう。

また山田氏は、今後の同社の都心部店舗展開についても言及。同社が9月に買収した、新橋駅前のキムラヤセレクトの店舗を改装し、「LABI」として年内にオープンする予定であることを明らかにした。これにより同社の都心部出店戦略は加速することとなる。

(Phile-web編集部)

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