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公開日 2008/07/24 12:25
日立、4メディア対応の“ブルーレイカムWooo”「DZ-BD10H」を発売
(株)日立製作所は、“ブルーレイカムWooo”新モデルとして、「DZ-BD10H」を8月9日に発売する。価格はオープンだが16万円前後での販売が予想される。
従来のブルーレイカムWoooと同様、HDDとBD/DVDドライブを装備。さらに本機は、新たにSD/SDHCメモリーカードスロットを装備し、SDにも動画記録が可能になった。HDDは前機種のDZ-BD9Hの60GBから30GBに容量を下げたが、代わりにSDメモリーカードスロットで容量を増やせるようにした。HDD/BD/DVD/SDの4種類に動画記録が可能なハイブリッドカメラは本機が初めてとなる。なお、SDHCメモリーカードは最高32GB、SDメモリーカードは最高2GBまで対応しており、SDHC/SDにもハイビジョン記録が可能。また、HDDのサイズは1.3インチとなる。
本体を小型化したのも大きな特徴。従来比で約1mm薄くなったBD/DVDドライブを新たに搭載したほか、基板レイアウトの見直しや放熱効率の向上などにより、BD9Hに比べ約20%の小型化を実現した。
HD映像の記録方式は、これまでHDDには独自規格TS、BDにはBD-RE Ver.3.0/BD-R Ver.2.0を採用していたが、本機では、HDD/SDへの記録にはAVCHDが用いられている。BDの記録方式はこれまで通り。映像の圧縮方式も、MPEG-4 AVC/H.264が従来通り採用されている。また、これも従来製品と同様、DVDへのAVCHD記録は行えず、DVDへのダビングはMPEG-2のSD画質に変換して行われる。なお、音声はドルビーデジタル2chで、ビットレートは256kbpsとなる。
記録メディアと記録方式、記録モード、ビットレートの関係は以下の通り。
メディア間のダビングも可能。HDDからBDやSDHC/SDにハイビジョン画質のままダビングできるほか、SD画質に変換してDVDにもダビングすることができる。SDHC/SDカードに記録した映像も、BDやDVDにダビングすることが可能。
また本機は、新たに業界最高水準となる総画素700万のCMOSセンサーを採用。サイズは1/2.7型。同社のブルーレイカムWoooは従来、米AltaSens,Inc.が開発したCMOSセンサーを採用してきたが、本機が搭載するセンサーはAltaSens製ではない。
センサーの動画有効画素数は467万、静止画有効画素数は622万。フルHDの画素数の2.25倍となる2,880×1,620画素の情報から1,920×1,080画素の映像を作成するオーバーサンプリング処理することで、解像感をさらに向上。また、センサーの感度も従来比約3倍に高め、最低被写体照度は5ルクスと、暗所での撮影能力を高めた。
顔認識技術「顔ピタ」も新たに搭載。5人までの顔を認識でき、画面内での位置や大きさなどの情報に応じ、優先する顔を選定して制御する。これにより、逆光時に顔が見えにくくなることを防いだり、手前に草花などの被写体があっても顔にピントが合うよう、自動的に露出とフォーカスを設定してくれる。なお、この顔認識技術は動画だけでなく静止画撮影時にも利用できる。
映像処理エンジンは「Picture Master Full HD」。MPEG-4 AVC/H.264とMPEG2の2方式のデコード/エンコードに対応するLSIや、信号処理のLSIなどから成り、ノイズやディテール部分の偽色を低減したという。
レンズは光学10倍で、デジタルズーム併用時は240倍までの拡大が可能。F値は1,8〜3.0。レンズのフィルター径は43mm。光学式の手ブレ補正機能も搭載している。
静止画記録では、有効画素数をフル活用した約622万画素の4対3画像の撮影のほか、16対9の静止画撮影にも対応。16対9の場合は約467万画素となる。そのほか、撮影したフルHD映像から、好みのシーンを切り出して約207万画素の静止画として記録する「フルハイビジョン静止画キャプチャー」機能も搭載している。
そのほか、HDMI-CECの「Woooリンク」にも対応。対応テレビとHDMIケーブルで接続することで、テレビの電源操作でカメラの電源が連動するほか、同時にテレビの入力も切り替わる。また、テレビのリモコンで“Woooリンクメニュー”から再生方法を選択することも可能。
また、約1秒で撮影が開始できる「秒撮」モードや、初心者でもかんたんに設定が行える「カイケツガイド」など、従来製品で好評の機能も引き続き採用している。
PCでの再生・編集環境として、Windows用の「ImageMixer 3 AVCHD Edition for HITACHI」を同梱。複数のシーンを選んで12cmBDやDVDを作成することができる。
【問い合わせ先】
(株)日立製作所
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
従来のブルーレイカムWoooと同様、HDDとBD/DVDドライブを装備。さらに本機は、新たにSD/SDHCメモリーカードスロットを装備し、SDにも動画記録が可能になった。HDDは前機種のDZ-BD9Hの60GBから30GBに容量を下げたが、代わりにSDメモリーカードスロットで容量を増やせるようにした。HDD/BD/DVD/SDの4種類に動画記録が可能なハイブリッドカメラは本機が初めてとなる。なお、SDHCメモリーカードは最高32GB、SDメモリーカードは最高2GBまで対応しており、SDHC/SDにもハイビジョン記録が可能。また、HDDのサイズは1.3インチとなる。
本体を小型化したのも大きな特徴。従来比で約1mm薄くなったBD/DVDドライブを新たに搭載したほか、基板レイアウトの見直しや放熱効率の向上などにより、BD9Hに比べ約20%の小型化を実現した。
HD映像の記録方式は、これまでHDDには独自規格TS、BDにはBD-RE Ver.3.0/BD-R Ver.2.0を採用していたが、本機では、HDD/SDへの記録にはAVCHDが用いられている。BDの記録方式はこれまで通り。映像の圧縮方式も、MPEG-4 AVC/H.264が従来通り採用されている。また、これも従来製品と同様、DVDへのAVCHD記録は行えず、DVDへのダビングはMPEG-2のSD画質に変換して行われる。なお、音声はドルビーデジタル2chで、ビットレートは256kbpsとなる。
記録メディアと記録方式、記録モード、ビットレートの関係は以下の通り。
メディア | 映像コーデック | 録画モード | 映像ビットレート | 画素数 |
HDD/SDHC/SD | MPEG4 AVC/H.264 (AVCHD) | HX | 約15Mbps | 1,920×1,080 |
HF | 約11Mbps | 1,440×1,080 | ||
HS | 約7.5Mbps | |||
BD | MPEG4 AVC/H.264 (BD-RE Ver.3.0/BD-R Ver.2.0) | HX | 約15Mbps | 1,920×1,080 |
HF | 約11Mbps | 1,440×1,080 | ||
HS | 約7.5Mbps | |||
DVD | MPEG2 (DVDビデオレコーディング規格、DVDビデオ規格) | SX | 約9Mbps | 720×480 |
SF | 約6Mbps |
メディア間のダビングも可能。HDDからBDやSDHC/SDにハイビジョン画質のままダビングできるほか、SD画質に変換してDVDにもダビングすることができる。SDHC/SDカードに記録した映像も、BDやDVDにダビングすることが可能。
また本機は、新たに業界最高水準となる総画素700万のCMOSセンサーを採用。サイズは1/2.7型。同社のブルーレイカムWoooは従来、米AltaSens,Inc.が開発したCMOSセンサーを採用してきたが、本機が搭載するセンサーはAltaSens製ではない。
センサーの動画有効画素数は467万、静止画有効画素数は622万。フルHDの画素数の2.25倍となる2,880×1,620画素の情報から1,920×1,080画素の映像を作成するオーバーサンプリング処理することで、解像感をさらに向上。また、センサーの感度も従来比約3倍に高め、最低被写体照度は5ルクスと、暗所での撮影能力を高めた。
顔認識技術「顔ピタ」も新たに搭載。5人までの顔を認識でき、画面内での位置や大きさなどの情報に応じ、優先する顔を選定して制御する。これにより、逆光時に顔が見えにくくなることを防いだり、手前に草花などの被写体があっても顔にピントが合うよう、自動的に露出とフォーカスを設定してくれる。なお、この顔認識技術は動画だけでなく静止画撮影時にも利用できる。
映像処理エンジンは「Picture Master Full HD」。MPEG-4 AVC/H.264とMPEG2の2方式のデコード/エンコードに対応するLSIや、信号処理のLSIなどから成り、ノイズやディテール部分の偽色を低減したという。
レンズは光学10倍で、デジタルズーム併用時は240倍までの拡大が可能。F値は1,8〜3.0。レンズのフィルター径は43mm。光学式の手ブレ補正機能も搭載している。
静止画記録では、有効画素数をフル活用した約622万画素の4対3画像の撮影のほか、16対9の静止画撮影にも対応。16対9の場合は約467万画素となる。そのほか、撮影したフルHD映像から、好みのシーンを切り出して約207万画素の静止画として記録する「フルハイビジョン静止画キャプチャー」機能も搭載している。
そのほか、HDMI-CECの「Woooリンク」にも対応。対応テレビとHDMIケーブルで接続することで、テレビの電源操作でカメラの電源が連動するほか、同時にテレビの入力も切り替わる。また、テレビのリモコンで“Woooリンクメニュー”から再生方法を選択することも可能。
また、約1秒で撮影が開始できる「秒撮」モードや、初心者でもかんたんに設定が行える「カイケツガイド」など、従来製品で好評の機能も引き続き採用している。
PCでの再生・編集環境として、Windows用の「ImageMixer 3 AVCHD Edition for HITACHI」を同梱。複数のシーンを選んで12cmBDやDVDを作成することができる。
【問い合わせ先】
(株)日立製作所
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドHITACHI
- 型番DZ-BD10H
- 発売日2008年8月9日
- 価格¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
【SPEC】●撮像素子:1/2.7型CMOS、総画素約700万 ●レンズ:光学10倍ズーム、F1.8〜3.0 ●画角(35mm換算):動画時…約45.6〜456mm、静止画時…約41.9〜419mm ●映像記録方式:HDD/SDHC/SD…MPEG4 AVC/H.264(AVCHD)、BD…MPEG4 AVC/H.264(BD-RE Ver.3.0/BD-R Ver.2.0)、DVD…MPEG2 ●映像出力端子:特殊D端子、標準HDMI端子 ●その他端子:3.5mm4極ミニジャック、USB2.0端子 ●消費電力:約7.0W(HDD) ●最大外形寸法:約79W×87H×140Dmm ●本体質量:約500g(バッテリーパック、メディア等含まず)