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公開日 2009/10/31 18:57
SHURE初オーバーヘッドホン3機種に注目集中/オーディオテクニカ「W1000X」など新製品展示
秋のヘッドフォン祭2009レポート
(株)フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「秋のヘッドフォン祭 2009」が本日、中野サンプラザで開催された。本項ではエトワールルームに出展したオーディオテクニカ、SHURE、デノン、ゼネラル通商、ベスタクスのブースについてご紹介したい。
■オーディオテクニカは新製品&人気現行モデルをアピール
エトワールルームに入ってすぐのところにブースを構えたオーディオテクニカは、15日に発表された新製品のヘッドホンのなかからブラックチェリー材採用のWシリーズフラグシップ機「ATH-W1000X」、チタンハウジングを採用した“イヤースーツ”シリーズ「ATH-ES10」、限定ゴールド色のDJ用ヘッドホン「ATH-PRO700 GD」を展示。こちらはモックアップとなり試聴することはできなかったが、実際に製品を目にできるとあって来場者の注目を集めていた。特にATH-W1000Xは、ブラックチェリー材を使ったハウジングのつやつやと美しい質感が魅力的で、期待感をかき立てられる。
試聴機としてはフラグシップヘッドホン“アートモニター”シリーズの最新モデル「ATH-A2000X」、オープンエアー型のフラグシップ機「ATH-AD2000」、トリプル・バランスド・アーマチュア方式のフラグシップイヤホン「ATH-CK100」、黒檀ハウジングを採用したWシリーズの第9世代モデル「ATH-W5000」など、現行の人気モデルを用意。ヘッドホンアンプはフロントパネルに黒檀を採用し、ノイトリック製のヘッドホンジャックを本体前面に2つ装備した「AT-HA5000」などが組み合わされ、ブース前では試聴を待つ方々の姿が見られた。
■SHURE初のオーバーヘッドモデルは注目の的
SHUREを取り扱うヒビノインターサウンドのブースには、11月20日に発売されるモニターヘッドホン3機種(関連ニュース)が登場。3機種は業務用音響機器やイヤホンで多くのヒットモデルを世に送り出してきたSHUREが、本格的にオーバーヘッドタイプのヘッドホンに参入するモデル。同社のエンジニアとプロミュージシャンが共同開発したものとなる。SRH840は「原音のニュアンスを余すところなく再現する最上位モデル」、SRH440は「全帯域で正確なモニタリングを約束する高品位モデル」、SRH240は「DTMや携帯音楽プレーヤーに最適なエントリーモデル」という位置づけとのこと。
11月20日の発売前に音を聴ける機会とあって試聴希望者が絶えず、来場者からは「出たら買いのモデル」「というか今すぐ買いたい」という声もあがっており、注目度・満足度の高さをうかがうことができた。
■名機「AH-D7000」からカナル型まで幅広く揃えたデノンブース
デノンブースで一番の目玉は、2008年に発売されたフラグシップ機「AH-D7000」。φ50mmドライバーを搭載したダイナミック型ヘッドホンで、振動板にはマイクロファイバーを採用。さらに、振動板の後ろに放射される音圧の一部を音響フィルターを通して放射させることで、振動板前後の音圧バランスを調整して最適な音響特性を生み出す「アコースティックオプティマイザー」も搭載している。同社のCDプレーヤー「DCD-1650SE」などと組み合わせた試聴システムでは、持参のCDを熱心に聞き比べる来場者の姿が見られた。
AH-D7000以外にも、「AH-D5000/2000/1000」のシリーズやNCヘッドホンの「AH-NC732」、カナル型イヤホンなど幅広い製品を展示していた同社。同社説明員からは「ヘッドホンは今後注力したいカテゴリのひとつ。フラグシップからエントリーまで、幅広いラインナップを展開していきたい。また、ヘッドホンアンプなど、組み合わせてトータルで楽しめる製品も考えたい」という言葉を聞くことができた。
■人気のJAYS社ヘッドホンを揃えたゼネラル通商ブース
ゼネラル通商のブースでは、同社が取り扱うスウェーデン JAYS社の製品を試聴展示している。昨年発売したカナル型イヤホン「q-JAYS」「d-JAYS」「j-JAYS」と、今年8月発売のオーバーヘッドホン「v-JAYS」(オープン型)と、3月発売の「c-JAYS」(セミオープン型)というラインナップ。同社によればいちばん人気のモデルは「q-JAYS」だそう。19.3×7.7×7.5mmという小さなボディにデュアルマイクロアーマチュアドライバーを搭載して高音質化を図っているモデルだ。
「v-JAYS」「c-JAYS」はコンパクトなハウジングに40mmドライバーを搭載しており、見た目のスリムさとは裏腹の迫力ある音が魅力。小さくたためるところもポイントが高い。
見た目も音質も注力めざす・ベスタクスのヘッドホン
ベスタクスのブースでは、今夏に発売された同社初のカナル型イヤホン“JET”「IMX-1」と、オーバーヘッドホン「HMX-1」が用意されていた。ベスタクスといえばターンテーブルなどの音響機器を手掛けるメーカーというイメージだが、もともとは楽器の設計事務所からスタートしたメーカーとのこと。それゆえ「楽器の音を忠実に再現することを目指しています」(同社説明員)という。
「IMX-1」は口径11mmのダイナミックドライバーを搭載した密閉タイプのカナル型イヤホン。ユニットにはエアダクトを設けており、付属のコンプレッション調整ノブでエアダクトの開閉が調整できる。開くとワイドレンジでハイスピードなサウンド、閉じるとバランスの良いハイファイサウンドが得られる設計としている。
オーバーヘッドホン「HMX-1」はスワロフスキーをあしらったハート型ハウジングが目を引く。来場した女性が「かわいい〜」と注目していたのはもちろん、意外に男性が試聴する姿も見られた。こちらは量販店に加え今後は服飾ショップなどでの展開も考えているとのことだ。
■オーディオテクニカは新製品&人気現行モデルをアピール
エトワールルームに入ってすぐのところにブースを構えたオーディオテクニカは、15日に発表された新製品のヘッドホンのなかからブラックチェリー材採用のWシリーズフラグシップ機「ATH-W1000X」、チタンハウジングを採用した“イヤースーツ”シリーズ「ATH-ES10」、限定ゴールド色のDJ用ヘッドホン「ATH-PRO700 GD」を展示。こちらはモックアップとなり試聴することはできなかったが、実際に製品を目にできるとあって来場者の注目を集めていた。特にATH-W1000Xは、ブラックチェリー材を使ったハウジングのつやつやと美しい質感が魅力的で、期待感をかき立てられる。
試聴機としてはフラグシップヘッドホン“アートモニター”シリーズの最新モデル「ATH-A2000X」、オープンエアー型のフラグシップ機「ATH-AD2000」、トリプル・バランスド・アーマチュア方式のフラグシップイヤホン「ATH-CK100」、黒檀ハウジングを採用したWシリーズの第9世代モデル「ATH-W5000」など、現行の人気モデルを用意。ヘッドホンアンプはフロントパネルに黒檀を採用し、ノイトリック製のヘッドホンジャックを本体前面に2つ装備した「AT-HA5000」などが組み合わされ、ブース前では試聴を待つ方々の姿が見られた。
■SHURE初のオーバーヘッドモデルは注目の的
SHUREを取り扱うヒビノインターサウンドのブースには、11月20日に発売されるモニターヘッドホン3機種(関連ニュース)が登場。3機種は業務用音響機器やイヤホンで多くのヒットモデルを世に送り出してきたSHUREが、本格的にオーバーヘッドタイプのヘッドホンに参入するモデル。同社のエンジニアとプロミュージシャンが共同開発したものとなる。SRH840は「原音のニュアンスを余すところなく再現する最上位モデル」、SRH440は「全帯域で正確なモニタリングを約束する高品位モデル」、SRH240は「DTMや携帯音楽プレーヤーに最適なエントリーモデル」という位置づけとのこと。
11月20日の発売前に音を聴ける機会とあって試聴希望者が絶えず、来場者からは「出たら買いのモデル」「というか今すぐ買いたい」という声もあがっており、注目度・満足度の高さをうかがうことができた。
■名機「AH-D7000」からカナル型まで幅広く揃えたデノンブース
デノンブースで一番の目玉は、2008年に発売されたフラグシップ機「AH-D7000」。φ50mmドライバーを搭載したダイナミック型ヘッドホンで、振動板にはマイクロファイバーを採用。さらに、振動板の後ろに放射される音圧の一部を音響フィルターを通して放射させることで、振動板前後の音圧バランスを調整して最適な音響特性を生み出す「アコースティックオプティマイザー」も搭載している。同社のCDプレーヤー「DCD-1650SE」などと組み合わせた試聴システムでは、持参のCDを熱心に聞き比べる来場者の姿が見られた。
AH-D7000以外にも、「AH-D5000/2000/1000」のシリーズやNCヘッドホンの「AH-NC732」、カナル型イヤホンなど幅広い製品を展示していた同社。同社説明員からは「ヘッドホンは今後注力したいカテゴリのひとつ。フラグシップからエントリーまで、幅広いラインナップを展開していきたい。また、ヘッドホンアンプなど、組み合わせてトータルで楽しめる製品も考えたい」という言葉を聞くことができた。
■人気のJAYS社ヘッドホンを揃えたゼネラル通商ブース
ゼネラル通商のブースでは、同社が取り扱うスウェーデン JAYS社の製品を試聴展示している。昨年発売したカナル型イヤホン「q-JAYS」「d-JAYS」「j-JAYS」と、今年8月発売のオーバーヘッドホン「v-JAYS」(オープン型)と、3月発売の「c-JAYS」(セミオープン型)というラインナップ。同社によればいちばん人気のモデルは「q-JAYS」だそう。19.3×7.7×7.5mmという小さなボディにデュアルマイクロアーマチュアドライバーを搭載して高音質化を図っているモデルだ。
「v-JAYS」「c-JAYS」はコンパクトなハウジングに40mmドライバーを搭載しており、見た目のスリムさとは裏腹の迫力ある音が魅力。小さくたためるところもポイントが高い。
見た目も音質も注力めざす・ベスタクスのヘッドホン
ベスタクスのブースでは、今夏に発売された同社初のカナル型イヤホン“JET”「IMX-1」と、オーバーヘッドホン「HMX-1」が用意されていた。ベスタクスといえばターンテーブルなどの音響機器を手掛けるメーカーというイメージだが、もともとは楽器の設計事務所からスタートしたメーカーとのこと。それゆえ「楽器の音を忠実に再現することを目指しています」(同社説明員)という。
「IMX-1」は口径11mmのダイナミックドライバーを搭載した密閉タイプのカナル型イヤホン。ユニットにはエアダクトを設けており、付属のコンプレッション調整ノブでエアダクトの開閉が調整できる。開くとワイドレンジでハイスピードなサウンド、閉じるとバランスの良いハイファイサウンドが得られる設計としている。
オーバーヘッドホン「HMX-1」はスワロフスキーをあしらったハート型ハウジングが目を引く。来場した女性が「かわいい〜」と注目していたのはもちろん、意外に男性が試聴する姿も見られた。こちらは量販店に加え今後は服飾ショップなどでの展開も考えているとのことだ。