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公開日 2010/09/27 17:31
ソニー、「BDXL」対応の出力400mW 青紫色半導体レーザーを販売開始
ソニー白石セミコンダクタで製造
ソニー(株)は、BDの記録・再生用途に適し、新規格「BDXL」にも対応した青紫色半導体レーザーの販売を9月より開始した。
発売されたのは、出力400mW、φ5.6mmパッケージの「SLD3237VF」と、薄型ITドライブ向けの出力350mW、φ3.8mmパッケージの「SLD3237VFR」。いずれもサンプル価格は1,000円となる。
従来400mW級青紫色半導体レーザーの量産化を実現するためには、瞬時光学損傷と呼ばれるレーザー共振器端面がレーザーの熱によって溶解してしまうことを防止し、構成材料である窒化ガリウム結晶の結晶品質を向上させるなどの技術が必要とされていた。
今回、端面コート材料と製膜方法の新規開発により、瞬時光学損傷に至る光出力の値を従来より高めることに成功。窒化ガリウム系材料の生産用に最適化されたMOCVD(有機金属化学気相成長)結晶成長装置も新たに開発した。このMOCVD装置は一度に多数枚の基板へ結晶成長を施すことができ、今後のBD用半導体レーザーの需要増にも対応が可能だという。さらに、ウェハー加工工程も、高い生産効率を確保できるプロセスと、プロセス装置開発を行ったとのことだ。
高出力を確保したことで、レンズやプリズムなどの光学部品の選択幅が広がるほか、ハードウェアの設計自由度が向上するという。
生産は100%子会社であるソニー白石セミコンダクタ(株)で行われる。
【問い合わせ先】
ソニー(株)
コンスーマー・プロフェッショナル&デバイスグループ
半導体事業本部 半導体営業部門 レーザ営業部
TEL/046−202−8212
発売されたのは、出力400mW、φ5.6mmパッケージの「SLD3237VF」と、薄型ITドライブ向けの出力350mW、φ3.8mmパッケージの「SLD3237VFR」。いずれもサンプル価格は1,000円となる。
従来400mW級青紫色半導体レーザーの量産化を実現するためには、瞬時光学損傷と呼ばれるレーザー共振器端面がレーザーの熱によって溶解してしまうことを防止し、構成材料である窒化ガリウム結晶の結晶品質を向上させるなどの技術が必要とされていた。
今回、端面コート材料と製膜方法の新規開発により、瞬時光学損傷に至る光出力の値を従来より高めることに成功。窒化ガリウム系材料の生産用に最適化されたMOCVD(有機金属化学気相成長)結晶成長装置も新たに開発した。このMOCVD装置は一度に多数枚の基板へ結晶成長を施すことができ、今後のBD用半導体レーザーの需要増にも対応が可能だという。さらに、ウェハー加工工程も、高い生産効率を確保できるプロセスと、プロセス装置開発を行ったとのことだ。
高出力を確保したことで、レンズやプリズムなどの光学部品の選択幅が広がるほか、ハードウェアの設計自由度が向上するという。
生産は100%子会社であるソニー白石セミコンダクタ(株)で行われる。
【問い合わせ先】
ソニー(株)
コンスーマー・プロフェッショナル&デバイスグループ
半導体事業本部 半導体営業部門 レーザ営業部
TEL/046−202−8212