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公開日 2010/11/08 18:28

沈胴式レンズ搭載機にプロジェクター内蔵機も− ガラケー大充実のドコモ新モデル

「デジカメにケータイ機能を付けた」
ファイル・ウェブ編集部
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NTTドコモは本日、2010年冬〜2011年春の新モデル28機種を発表した。スマートフォン4機種にハイライトが当たっているものの、ラインナップはiモード端末、いわゆる「フィーチャーフォン」「ガラケー」の方が遙かに多い。

スマートフォンばかりが話題になる今、あえてフィーチャーフォンならではの「一芸」にこだわった製品を充実させた格好だ。

NTTドコモの山田隆持社長は、スマートフォンとフィーチャーフォンの比率について「来年は逆転しないのではないか。2年後に拮抗し、3年か4年後に販売比率が逆転する」と予想。「スマートフォンにももちろん力が入っているが、5,000万台が普及しているiモード機も、しっかりとブラッシュアップしていきたい」とも述べた。

山田隆持氏

今回のフィーチャーフォンのラインナップで注目すべきは、カメラ機能を充実させたモデルが多く揃ったことだ。同社プロダクト部長の丸山誠治氏は「画素数拡大競争は終息に向かっている」と述べ、ただ単にスペックを追い求めたのではなく、ユーザーニーズに「シンクロナイズ」する製品開発を行ったと説明した。

丸山誠治氏

■沈胴式光学3倍レンズ搭載モデル

LG電子製の「L-03C」は、沈胴式の光学3倍ズームレンズと、1/2.3型の1,210万画素CCD、キセノンフラッシュを搭載した「本格デジタルカメラケータイ」。2011年1月の発売を予定する。

L-03C

モニター部の様子

本皮調のカメラグリップを備えるほか、デジカメ同様のシャッターボタンやズームホイールを搭載するなど、「携帯電話にデジカメが付いたと言うより、本格デジカメに携帯が付いた」(丸山氏)モデルだ。実際にレンズ側から本体を眺めると、どう見てもデジカメにしか見えない。

ただし、3.0インチ ワイドVGAのタッチパネル液晶を搭載し、縦持ち時にも見やすいボタンの機能印字が施されているなど、「携帯電話としての操作感も犠牲にしていない」(説明員)という。

■高画素で顔認識機能充実、フルHD動画対応の“AQUOS SHOT”

“AQUOS SHOT”「SH-05C」も光学3倍ズームレンズを搭載。CCDは1,410万画素。フルハイビジョン動画撮影にも対応している点も大きな特徴だ。2011年1〜2月の発売を予定している。

SH-05C

モニター部の様子

機能面でも、連続撮影後におすすめの1枚を選ぶ「おすすめフォト」機能、フルHDサイズでの6枚連写などに対応。犬や猫に自動でフォーカスするペット検出機能や、自動顔登録機能なども備えている。液晶は3.7インチのフルワイドVGA液晶。

■コンデジで培った技術を結集した“LUMIX Phone”

“LUMIX Phone”「P-03C」も発表された。今年12月の発売を予定している。本機もレンズ側から見ると、判別が困難なほどデジカメライクな外観となっている。

P-03C

縦型で電話として使用する際の状態

撮像素子は1,320万画素で、デジカメのLUMIXで培った高画質技術「Mobile Venus Engine」を搭載。高輝度フラッシュを備えるほか、ハイビジョン動画の撮影にも対応している。さらに撮影シーンの自動認識機能「おまかせiA」も利用できる。

撮影時に指がレンズを隠したりしないようにレンズ位置を最適化したほか、シャッターボタンを大きく、押しやすい場所に配置することで手ブレを防ぐなど、細かな配慮を数多く施している。

■プロジェクターを内蔵した「SH-06C」も登場

プロジェクターを内蔵した「SH-06C」も2011年2月に発売される予定。DLPプロジェクターを本体に内蔵し、静止画や動画、ワンセグなどを壁やスクリーンなどに投影可能。解像度は640×360ドット。

SH-06C

プロジェクターとしても使用可能

投影はサイドボタンの長押しで開始でき、前面のボタンでフォーカスの調整が行える。また、投影中に本体を裏返すと、すぐに投影をオフにできる機能も備えている。

対応BDレコーダーで録画した番組を本機に転送することもでき、転送した番組をプロジェクターで投影することも可能だ。音声でも「ドルビーモバイル」にも対応し、バーチャルサラウンド再生が行える。

そのほか「N-03C」は、耐衝撃構造や防水性能、防塵性能が特徴の「トリプルタフネスケータイ」だが、ドルビーモバイルに加えてAudysseyにも対応していることにも注目したい。MP3ファイルを、直接PCから本機にファイル転送し、再生することもできる。

N-03C

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