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公開日 2011/08/24 14:05

【情報追加】ソニー、有機EL EVFと3ダイヤル操作のミラーレス一眼「NEX-7」を発売

マイチェン機「NEX-5N」も登場。ともにAVCHD 2.0対応
ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、Eマウント採用のミラーレス一眼カメラ「NEX-7」「NEX-5」2モデルを9月9日から順次発売する。NEX-7はNEX-5の上位モデルで、NEX-5NはNEX-5をベースに、細部をブラッシュアップした製品だ。

■「NEX-7」

NEXシリーズの最上位機「NEX-7」は11月11日に発売予定。本体色はブラックのみ。価格はオープンだが、ボディ単体の「NEX-7」は13万円前後、13-55mmのレンズとのレンズキット「NEX-7K」は145,000円前後。なお、NEX-7Kに同梱のレンズはブラックで、これはセットモデルのみの仕様。単体発売はされない。

「NEX-7」

「NEX-7」の背面部。有機EL EVFや3.0型のワイド液晶を搭載

多くの仕様は同時に発表されたα77/65と同様で、画像処理回路は「BIONZ」で、ISO感度は100〜16000。

マウントアダプター「LA-EA2」を使用してAマントレンズを装着したところ

動画撮影機能では、AVCHD Ver 2.0のAVCHD Progressiveに対応し、1080/60p動画の撮影も可能になった。また1080/24pの動画撮影、マニュアル動画撮影なども行える。ただし動画撮影時に静止画を同時記録することはできない。なおセンサー読み出しは60fps/24fpsに両対応している。

AVCHDの録画モードは60i/24Mbps(FX)、60i/17Mbps(FH)、60p/28Mbps(PS)、24p/24Mbps(FX)、24p/17Mbps(FH)の5モードを用紙。ほかにMP4での録画も行える。なお音声記録については、α77/65と同様に音声ノイズリダクション機能を備えている。

動画撮影はマニュアル設定が可能で、マニュアルフォーカス時にP/A/S/Mの各露出モードで様々な設定が行える。またピクチャーエフェクトにも対応している。

電子ビューファインダーをNEXシリーズとして初めて内蔵し、XGAの有機ELファインダー“XGA OLED Tru-Finder”を本体背面の左上に搭載。視野率は約100%で、視野角は33度。また3.0型のワイド液晶ディスプレイ“TruBlack”も備え、チルトにも対応している。液晶ディスプレイはタッチ操作には対応していない。

“XGA OLED Tru-Finder”を搭載

“XGA OLED Tru-Finder”の特長

そのほか、ガイドナンバー6のポップアップ式フラッシュも内蔵した。なおアクセサリーシューは「オートロックアクセサリーシュー」で、これまでのNEX-5/3のシューとは異なる。Aマウントカメラ用のフラッシュやライト、モニター、マイクなどを活用することができる。さらに、シンクロターミナルアダプター「FA-ST1AM」も使用可能で、大型ストロボを使った撮影も行える。

フラッシュも内蔵。Aマウント用のアクセサリーも使用可能になった

フラッシュポップアップ時を後ろから見たところ

高速レスポンス性能や連写機能も強化。0.02秒のレリーズタイムラグや最高約10コマ/秒の速度優先連続撮影が行える。またそのほかの機能では、追尾フォーカス、個人顔登録機能に対応。また水準器表示機能も備えた。

高速レスポンス性能や連写機能も強化

撮影時の液晶モニターUI

大きく進化させたのは操作性。本体上部の2つのダイヤルと、液晶ディスプレイ横のダイヤル、合計3つのダイヤルを使って操作する「Tri-Dial Navi」を採用した。それぞれに好みの設定項目を割り当てることで、基本設定の変更や微調整まで、様々な操作を同時に行うことが可能。従来のユーザーインターフェースでは、深い階層に下りないとできなかった設定を、より簡便に行うことができる。

上部の右側に2つのダイヤルを装備。背面のダイヤルも含め3つのダイヤルを使って操作する「Tri-Dial Navi」を採用した

カスタマイズ可能なセット枠は4つで、これに対して「フォーカス」「ホワイトバランス」「Dレンジ」「クリエイティブスタイル」「ピクチャーエフェクト」「カスタムセット」の6種類のグループセットを割り当てることができる。セットの入れ替えやグループセットのトグル数、順番変更などのカスタム設定も可能だ。

「Tri-Dial Navi」の操作例説明。ひとつのダイヤルでホワイトバランスを調整し、もうひとつのダイヤルで色温度を調整するなどといったことが行える

そのほか、センサー部には新たに超音波アンチダストシステムを採用。NEX-5比で約3倍のゴミ除去率を実現した。レンズ収差補正機能も備えている。

筐体はマグネシウム合金ボディを採用し、剛性と質感を向上。さらに、ホールド感を損なわない肉厚のラバーグリップを備えた。前述のダイヤルもデザインと質感を高めるよう工夫している。

本体底部。グリップ部のホールド感も高めた

撮影可能枚数はファインダー使用時で約350枚、液晶モニター使用時で約430枚。ボディ部の外形寸法は約119.9W×66.9H×42.6Dmm、質量は約291g。

■「NEX-5N」

NEX-5をブラッシュアップした新モデル「NEX-5N」は9月9日に発売予定。本体色はシルバー/ブラック/ホワイトの3色を用意する。

価格はオープンだが、ボディ単体の「NEX-5N」は7万円前後、18-55mmレンズ付きのズームキット「NEX-5NK」は85,000円前後、18-5mmと16mmの2本のレンズが付いているダブルレンズキット「NEX-5ND」は95,000円前後、18-55mmと55-210mmレンズをセットにしたダブルズームレンズキット「NEX-5NY」は11万円前後で、それぞれ販売されると予想される。

「NEX-5N」(18-55mmレンズ装着時)ブラック

同シルバー

同ホワイト

NEX-5Nは、NEX-5と外観が非常に似ているが、同じ筐体ではなく、細部のデザインをブラッシュアップしたものを使用している。高品位なマグネシウム合金を外装に使うことでデザイン性や剛性を高め、クラス最薄の23.3mmのボディ、世界最軽量210gを実現した。

上から見たところ。NEX-5からデザインをさらにブラッシュアップした

撮像素子は有効1,610万画素のExmor APS-C HD CMOSセンサーに変更し、画像処理エンジンにはBIONZも搭載。静止画撮影時のISO感度は100-25600。

液晶モニターは3.0型のワイド液晶“TruBlack”を採用。静電容量式のタッチパネル操作に対応した。もちろん、従来のボタンやホイール操作も可能なハイブリッド仕様となっている。

NEX-7と同様に高速応答性能を強化。レリーズタイムラグは0.02秒で、AFの合焦速度もクラス最速レベルの150msを実現した。そのほか、最高約10コマ/秒の速度有線連続撮影機能や、追尾フォーカス機能、8人までの個人顔登録機能を新たに備えた。

操作性を高める工夫では、「マイフォトスタイルタッチ」を搭載。背景ぼかしや明るさ、色合い、鮮やかさ、ピクチャーエフェクトをタッチパネル操作などで容易に選択することが可能。複数機能を同時に使用することもできる。またキーカスタマイズの自由度もさらに高めている。

これまでの「ボケ具合」だけでなく色合いなども直感的な調整が可能になった

映像エフェクト機能「ピクチャーエフェクト」では、4モードを新搭載。合計11種類、15項目のモードが選べるようになった。またスイングパノラマや3Dスイングパノラマ、オートHDR、手持ち夜景モード、人物ブレ軽減モードなども引き続き搭載している。

さらに、新たに超音波アンチダストシステムを採用。NEX-5比で約3倍のゴミ除去率を実現した。レンズ収差補正機能も新搭載している。

スタミナ性能も高め、NEX-5の330枚から430枚へと、30%以上向上させた。

アクセサリー端子は「スマートアクセサリーターミナル2」。XGA OLED採用の外付け電子ビューファインダー「FDA-EV1S」(別売)を利用することができる。なお、このFDA-EV1SはNEX-5やNEX-C3、NEX-3では使用できない。

アクセサリー端子

「FDA-EV1S」を装着したところ


なお、同社では本機を含め本日発表した新製品群の発表会を実施。こちらの模様は追って紹介する。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886

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製品スペックを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドSONY
  • 型番NEX-7
  • 発売日2011年11月11日
  • 価格上記参照
【SPEC】●使用レンズ:ソニーEマウントレンズ ●撮像素子:有効約2,430万画素 “Exmor” APS HD CMOSセンサー ●記録媒体:メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、SDXC/SDHC/SDメモリーカード ●ビューファインダー:235.9万ドット 0.5型有機EL 電子式ビューファインダー ●液晶モニター:3.0型TFT 約92万画素 ●使用電池:リチャージャブルバッテリーパック「NP-FW50」 ●外形寸法:約119.9W×66.9H×42.6Dmm ●本体質量:約291g(本体のみ)
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