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公開日 2012/03/23 16:44
“BRAVIA”2012年モデルのキーワードは「スマート高画質。」− ソニー発表会詳報
高画質とネットワーク機能を主軸に
既報の通り、本日ソニーは「HX850シリーズ」など液晶テレビ“BRAVIA”5シリーズを発表した。同社は本日新製品発表会を開催。ソニーマーケティング(株)ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部 統括部長の本多健二氏が登壇し、説明を行った。
■2012年モデルのキーワードは「スマート高画質。」
同社は、2012年度のBRAVIAのコンセプトとして「スマート高画質。」を掲げる。
「今は地デジに限らずネット動画などをテレビに限らずスマートフォンやタブレットでも楽しめる時代。家庭の中心にあり、大画面で綺麗な画を楽しむもの、というテレビの原点に帰る。テレビ番組だけでなく、ネットコンテンツや写真など、多彩なあらゆるコンテンツを大画面で綺麗に見られることを目指す」と本多氏は語る。
同社によるユーザー調査でも、地デジ移行後はより高画質かつ大きなサイズのテレビを求める傾向にあるという。また、ネットワーク接続の利用も急増。2年前に比べると3倍以上まで急速に伸びており、46V型以上のテレビを所有しているユーザーの4割以上が放送番組以外のコンテンツを楽しんでいるとのこと。「ユーザーは、映るだけのテレビは求めていない。これからは『高画質』と『ネットワークサービス』が軸になっていくと見ている」。
同社は「高画質」を構成する要素として、新たに3D超解像や美肌コントロール機能も加わった超解像エンジン「X-Reality PRO」、「インパルスモード」が追加された4倍速駆動パネル、オプティコントラストパネルによる黒表現をアピール。「HDコンテンツだけでなく、解像度の低いネット動画などもテレビで視聴するようになった現在、あらゆるコンテンツを綺麗に見られることは重要。ソニーの高画質技術で『くっきり、なめらか、あざやか』を大画面で実現する」(本多氏)。
■“テレビならではのネットワークサービスの楽しみ方”推進を目指す
さらに本多氏はネットワークサービスについて「テレビならではの楽しみ方を訴求していく」と続ける。
「PCなどと比べてテレビは大画面なので家族みんなで楽しめるし、自由な姿勢でゆったり見られる。テレビだからこその利点を活かせるコンテンツを今後どんどん増やしていく考えだ。現在はネット動画/音楽、ショッピング、コミュニケーション、情報検索・管理の4ジャンルで約170種類のアプリを用意。ショッピングなども手軽にできるよう拡大していきたい。こういった豊富なアプリをテレビで楽しめる世界=SEN を訴求していく。スマートフォン/タブレットなど他機器との連携も強化していきたい」。
■質疑応答
以下、会場で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. 2012年度のテレビビジネスの規模はどのくらいになると見ているか?
A. 2011年度は地デジ化特需もあり、液晶テレビは1,600万台市場だった。2012年度はその半分の800万台程度になるのではと見ている。市場は縮んでいくが、しっかりとユーザーニーズを捉えた高付加価値テレビを訴求していきたい。市場が半分になるからといって、売上も半分になるわけではなく、高付加価値モデルによって市場規模縮小以上の成長を図りたい。
Q. 市場規模が縮小するなかでのテレビ販売促進のポイントは?
A. テレビを単なる“映ればよいもの”ではなく、ネットワークの利便性と高画質をアピールし、新しいかたちのテレビの使い方ができるという「体験軸」での訴求をおこなっていきたい。
Q. ネット動画利用率がここ2年で増加した理由は何か?
A. 去年の春からCMでブラビアのネットワークサービスを訴求していたことが一因ではないかと思う。テレビでこんな新しいことができるよ、と紹介することで、使ってみたいと思うユーザーが増えたのではないか。
Q. ソニーの考える“次世代テレビ”とはどんなものか?
A. 社内でも現在さまざまな話し合いがなされているが、新しい使い方である”ネットワーク”機能は必須。さらに、情報のキーデバイスであるスマートフォン、タブレット、PC、テレビの4スクリーンをいかにシームレスに連携させるか、もカギだ。また、唯一ホームで使われるものであるテレビだけに、他デバイスとの差別化という点で大画面化もポイントになると考える。
■2012年モデルのキーワードは「スマート高画質。」
同社は、2012年度のBRAVIAのコンセプトとして「スマート高画質。」を掲げる。
「今は地デジに限らずネット動画などをテレビに限らずスマートフォンやタブレットでも楽しめる時代。家庭の中心にあり、大画面で綺麗な画を楽しむもの、というテレビの原点に帰る。テレビ番組だけでなく、ネットコンテンツや写真など、多彩なあらゆるコンテンツを大画面で綺麗に見られることを目指す」と本多氏は語る。
同社によるユーザー調査でも、地デジ移行後はより高画質かつ大きなサイズのテレビを求める傾向にあるという。また、ネットワーク接続の利用も急増。2年前に比べると3倍以上まで急速に伸びており、46V型以上のテレビを所有しているユーザーの4割以上が放送番組以外のコンテンツを楽しんでいるとのこと。「ユーザーは、映るだけのテレビは求めていない。これからは『高画質』と『ネットワークサービス』が軸になっていくと見ている」。
同社は「高画質」を構成する要素として、新たに3D超解像や美肌コントロール機能も加わった超解像エンジン「X-Reality PRO」、「インパルスモード」が追加された4倍速駆動パネル、オプティコントラストパネルによる黒表現をアピール。「HDコンテンツだけでなく、解像度の低いネット動画などもテレビで視聴するようになった現在、あらゆるコンテンツを綺麗に見られることは重要。ソニーの高画質技術で『くっきり、なめらか、あざやか』を大画面で実現する」(本多氏)。
■“テレビならではのネットワークサービスの楽しみ方”推進を目指す
さらに本多氏はネットワークサービスについて「テレビならではの楽しみ方を訴求していく」と続ける。
「PCなどと比べてテレビは大画面なので家族みんなで楽しめるし、自由な姿勢でゆったり見られる。テレビだからこその利点を活かせるコンテンツを今後どんどん増やしていく考えだ。現在はネット動画/音楽、ショッピング、コミュニケーション、情報検索・管理の4ジャンルで約170種類のアプリを用意。ショッピングなども手軽にできるよう拡大していきたい。こういった豊富なアプリをテレビで楽しめる世界=SEN を訴求していく。スマートフォン/タブレットなど他機器との連携も強化していきたい」。
■質疑応答
以下、会場で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. 2012年度のテレビビジネスの規模はどのくらいになると見ているか?
A. 2011年度は地デジ化特需もあり、液晶テレビは1,600万台市場だった。2012年度はその半分の800万台程度になるのではと見ている。市場は縮んでいくが、しっかりとユーザーニーズを捉えた高付加価値テレビを訴求していきたい。市場が半分になるからといって、売上も半分になるわけではなく、高付加価値モデルによって市場規模縮小以上の成長を図りたい。
Q. 市場規模が縮小するなかでのテレビ販売促進のポイントは?
A. テレビを単なる“映ればよいもの”ではなく、ネットワークの利便性と高画質をアピールし、新しいかたちのテレビの使い方ができるという「体験軸」での訴求をおこなっていきたい。
Q. ネット動画利用率がここ2年で増加した理由は何か?
A. 去年の春からCMでブラビアのネットワークサービスを訴求していたことが一因ではないかと思う。テレビでこんな新しいことができるよ、と紹介することで、使ってみたいと思うユーザーが増えたのではないか。
Q. ソニーの考える“次世代テレビ”とはどんなものか?
A. 社内でも現在さまざまな話し合いがなされているが、新しい使い方である”ネットワーク”機能は必須。さらに、情報のキーデバイスであるスマートフォン、タブレット、PC、テレビの4スクリーンをいかにシームレスに連携させるか、もカギだ。また、唯一ホームで使われるものであるテレビだけに、他デバイスとの差別化という点で大画面化もポイントになると考える。