ソニー、強化版「X-Reality PRO」搭載/SEN対応の“BRAVIA”「HX850シリーズ」
・KDL-55HX850(55V型)¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
・KDL-46HX850(46V型)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
・KDL-40HX850(40V型)¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
■「X-Reality PRO」がさらに進化 - 「インパルスモード」駆動も
昨年発売されたHX820シリーズの後継モデル。全モデルがフルHD対応で、バックライトはエッジ型でエリア駆動。地デジ/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載し、3Dにも対応している。ただし3Dメガネは別売となる。なお、昨年発売されたフラグシップ機「HX920シリーズ」は65V型モデルのみを継続販売する。
映像処理エンジン「X-Reality PRO」が進化。飛び出し用と3D奥行き用という2つの3D用データベースを追加して3D映像に対しても超解像を施せるようになり、さらにくっきりとした3Dを楽しめるようになったという。
また、顔認識機能を応用した「美肌コントロール」も装備。映像に映っている人物の顔を認識して超解像処理を調整する。これら2点の新たな超解像を、従来の複数枚超解像とデータベース参照技術に加えることで、ネット動画もテレビ番組も3D映像もすべて美しく再生するとしている。
4倍速駆動パネルを搭載し、駆動モードには新たに「インパルスモード」を追加。ブラウン管のように、液晶が応答完了した間のみバックライトを点灯させることで、従来よりさらにくっきりとした映像を再生する。これにより、例えばスポーツなど動きの速い映像もブレずにくっきり再生できるという。
なお、パネル駆動モードは上記インパルスに従来までの「スムーズ/標準/クリア/クリアプラス」の4種類を加えた計5モードから選択可能。再生ソースに合わせて自動でモード変更するようにも設定できるが、インパルスモードは自動設定されないようになっている。
また、液晶パネルと前面ガラス板のあいだに貼合樹脂を挟んだ構造の「オプティコントラストパネル」を従来から引き続き採用。エアギャップによる乱反射を無くすことで鮮明な映像を実現している。
そのほか高画質化技術では、16倍速相当駆動だと同社が説明する「MotionFlow XR 960」も引き続き搭載。バックライトブリンキングを活用することでホールド時間を短縮し、動画解像度を向上させている。
■Sony Entertainment Networkに対応
インターネット機能は「Sony Entertainment Network(SEN)」に対応。ネット動画機能「ブラビアネットチャンネル」やウィジェット「アプリキャスト」、Skypeを始めとしたアプリケーションなど約170種類のサービスを利用できる。