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公開日 2012/08/30 16:08

<IFA>サムスン、デジカメスマホ「GALAXY Camera」やWindows8タブ「ATIV Tab」など発表

カンファレンスに先駆け「Samsung Mobile UNPACKED 2012」開催
折原一也
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サムスンは、IFA2012の同社プレスカンファレンスに先駆け、ベルリン市内のイベント会場で「Samsung Mobile UNPACKED 2012」を開催。「GALAXY Note II」「GALAXY Camera」、Windows RT タブレット「ATIV Tab」、Windows 8搭載ノートPC「ATIV SmartPC」を発表した。同時にプレスリリースが発表されているため、会場で公開された実機の情報を中心にお届けする。

「Samsung Mobile UNPACKED 2012」は世界中のプレスだけでなく一般にも告知され、フリーパーティーも開催

開催に先立ち、「GALAXY Note」を手に登壇したのはあのドイツの巨匠映画監督ヴィム・ヴェンダース。自身の映画を例にクリエイティビティについて語っていた

■突如として発表された3G/4G搭載デジカメスマホ「GALAXY Camera」

事前の噂通り発表された製品が、スマートフォンの新モデル「GALAXY Note II」だった。最大の特徴は搭載ディスプレイが旧機種の5.3インチ有機EL(4対3)から5.5インチの有機EL(16対9)となり、より縦長のスタイルになったこと。デジタイザーペン「Sペン」によるスムーズなアプリ連携をアピール。Android OSは最新の4.1を搭載する。

5.5インチディスプレーで縦長のデザインとなった「GALAXY Note II」

通話中でもペンを抜くだけでメモ機能が起動する


ポップアップウィンドウの表示機能の「AirView」。動画プレビュー以外にスケジュール、画像などでも動作

スペック面などはほぼ噂されていた通りで、サプライズといえるような新機能などもなかった「GALAXY Note II」だが、続いて発表されたのが、デジカメ特化型のスマートフォン「GALAXY Camera」だった。

正面から見た外見は同社コンパクトカメラにも似ているが、Android 4.1を搭載し、Google Playも利用可能な正真正銘のAndroid端末だ。3GとWi-Fi、そして4G回線にも対応している。

21倍ズームで外見はぼコンデジと見分けのつかない「GALAXY Camera」。3G/4G回線対応のれっきとしたスマートフォンだ

カラバリも展開。グリップ部に入る「GALAXY」のロゴが印象的。カメラ非使用時はレンズは収納される仕組み

Google Playのアプリ対応をアピールしており、本機で撮影した写真をInstagramなどを使ってSNSへ投稿するなどといった使い方を提案している。Wi-Fi対応型デジカメは既に各社から登場しているが、「GALAXY Camera」はよりダイレクトにネットと連携するアプローチと言えるだろうか。

4.8型の有機ELモニタ搭載。ホーム画面には「Camera」のアプリが用意されているほか、クラウドへの自動バックアップ機能も提供

撮影時のライブビューも巨大。同社コンデジに搭載する「SmartPro」などのモードもアプリから選択可能だ

コンパクトカメラとして見ると、4.8型のHD Super Clear LCD(308 ppi)とタッチオペレーションは魅力的。レンズは35mm換算で23〜483mmの光学21倍ズームで、F2.8-5.9と高倍率ズームに対応しており、人気の高倍率デジカメとして見ることもできる。発表時の会場は歓声の上がる熱烈な歓迎ぶりだった。

物理ダイヤルはズームのみだが、それ以外のISO感度、露出、絞り、シャッタースピードといった機能はタッチ操作からコントロール可能

キーボード部とディプレイ部をドッキングさせて操作可能なWindows 8搭載PCの「ATIV SmartPC」

■Windows 8タブレットも同時発表

Windows 8関連の出展では、キーボード分離可能でS Penにも対応した「ATIV Smart PC PRO」「ATIV Smart PC」も登場した。

両機種とも11.6型液晶を搭載し、「ATIV Smart PC PRO」がフルHD対応であるのに対し、「ATIV Smart PC」が解像度1,366x768といった違いがある。液晶とキーボード部をドッキングできる構造で、「ATIV Smart PC」は薄さ9.9mmの薄型デザインを採用している。両機種ともS Penが付属し、GALAXYにも近い操作性をWindows 8のPCでも実現している。

「ATIV Smart PC PRO」「ATIV Smart PC」の違いは前者がフルHD液晶、後者がXGA搭載とCPUで重量はタブレット時でそれぞれ750gと884g

キーボード部とディプレイ部をドッキングさせて操作可能

同時に「ATIV」シリーズの製品として10.1インチ液晶のWindows RTタブレット「ATIV Tab」、Windows Phone 8端末である「ATIV S」も登場する。Windows 8の製品までも含めて、サムスンはスマートフォン、タブレット、PCすべての分野で攻勢を仕掛けることが伝わってくる。

同イベント会場ではミュージシャンによるライブ演奏などで、メディア以外の一般の来場者ももてなす演出がなされており、サムスンが欧州からも厚い支持を受けていることを印象付けるイベントとなっていた。

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