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公開日 2013/01/11 19:21
ケンウッド、スマホライクな操作性の“彩速ナビゲーション”3シリーズ − カーオーディオ/スピーカーも
パイオニア「アプリユニット」iPhone5対応も明らかに
JVCケンウッドは、ケンウッドブランドから“彩速ナビゲーション”「MDV-Z700」「MDV-X500」「MDV-R700」を2月上旬より発売する。また、市販向けカーオーディオの2013年モデル、カーオーディオスピーカーシステムの新モデルも発表。本日より13日まで幕張メッセで開催される「東京オートサロン2013」にて発表会を行った。
スマホライクな操作感を実現した“彩速ナビゲーション”新モデル
“TYPE Z” MDV-Z700 ¥OPEN(予想実売価格13万円前後)
“TYPE X” MDV-X500 ¥OPEN(予想実売価格11万円前後)
“TYPE R” MDV-R700 ¥OPEN(予想実売価格12万円前後)
ハード面/ソフト面どちらも完全に見直しを行い、鮮やかな映像とスムーズな操作速度に加え、スマートフォンライクで分かりやすく使いやすいGUIを採用したのが特徴。
MDV-Z700はAV機能や操作性にこだわったプレミアムモデル。CD/DVDやUSBメモリ、SDカード、iPod/iPhoneの接続・再生のほか、Bluetoothにも対応している。HDMI端子を搭載し、MHLにも対応した。
MDV-R700はディスクドライブを排し、デジタルコンテンツに特化したモデル。Bluetooth/iPodデジタル接続/SDカード/USBメモリの再生に対応する。こちらもHDMI端子を搭載し、MHLにも対応している。
MDV-X500は新GUIを採用したスタンダードモデルで、BluetoothやMHLには非対応となる。
以下に詳細を見ていこう。
■モニター部
モニター部は3モデルとも白色LEDバックライト採用の7V型ワイド液晶で、静電容量式タッチパネル。特にZ700、R700は高精細・高輝度を更に追求した「プレミアム・ファインビュー・モニター」を採用している。
また、デュアルコアCPUを搭載した新開発「ジェットレスポンスエンジンIII」を搭載し、高速レスポンスを実現。複数プロセスを同時平行で処理できるので、フリック/ピンチ/ドラッグといったスマホライクな操作、そして地図スクロール/画面切換/3D表示などもスムーズに行える。実際会場で触ってみたが、地図のスクロールが非常にスムーズ。かなり速く指を動かしてみても動きが重くならずサクサクついてくることに驚いた。
■操作体系
前述した地図のフリック/ピンチ/ドラッグといった操作に加え、画面隅からドラッグすることで地図/AV/SRC/TELなどのメニューウィンドウを呼び出すことが可能。画面下部に現在地の天気や、日時などを表示するウィジェットを配置している。このGUIは開発チームの若いエンジニアとデザイナーのアイディアとのこと。開発時はiPhoneとGalaxy S IIIを横に置き「これと同じような感覚で操作できるように」と参考にしながら作業を進めたのだという。
また、「HOME」画面を用意。再生中の楽曲タイトルや現在地、誘導ルート表示、日時ウィジェット表示などといった情報をひとつの画面でまるごと確認できる。さらに、フリック操作やタッチ操作で設定/目的地検索画面/AVソース画面/現在地地図表示へ切り替わるなど、各種画面への入り口にもなっている。
■ナビ機能
オリジナルの新アプリ「KENWOOD Drive Info」をスマートフォンにインストールしてナビと接続すれば、周辺地域のガソリンスタンドの価格情報、駐車場の使用状況、天気予報などの情報を入手可能。さらに、VICSの広域情報やパイオニア カロッツェリア カーナビゲーションとケンウッドカーナビゲーションの走行データを共有する「スマートループ渋滞情報」に対応。現在地周辺の渋滞情報や、スクロール先の渋滞情報をすばやく取得することができるという。
■AV機能
本体構造から個々のパーツに至るまで見直すことで、音質の向上を図ったとのこと。また、ケンウッド独自のデジタル回路システム「オフセット・デュアル・ディファレンシャルシステム」を搭載。D/A変換時に生じるデジタルノイズや変換誤差を抑え、より繊細な空気感を再現することができるという。
また、独立中点回路システムを採用することにより、変化しやすい電源電圧を統一し、中点の揺れやノイズキャンセル効果を高め、信号伝達を安定化させているとのことだ。そのほか、16bitデータを24bitでオーバーサンプリングするSRCを搭載。ナビ部からのノイズを排除する無干渉セパレートシャーシ構造もさらに強化した。
音質チューニング機能としては、13バンドのグラフィックイコライザーを用意。各帯域のバランスを、指で触って調整することができる。各スピーカーの音がリスナーの耳に到達する時間をデジタル調整する「リスニングポジション」機能や、ケンウッドブランドのミニコンポにも搭載されていた「ホールシミュレーション」機能(チャーチ/ライブアリーナなど6種設定可能)も用意している。
■一新したラインナップで市場シェア20%獲得目指す
本日「東京オートサロン2013」の会場で行われた発表会には、カーエレクトロニクス事業グループ 業務執行役員・技術本部長の阿部重徳氏らが登壇。
阿部氏は「カーエレクトロニクス事業はJVCケンウッドにとって最大の事業セグメント。スマートフォン連携などをはじめとしたネットワーク対応、そして安全運転支援とカーエンタメ体験を両立する製品を送り出していきたい。たとえばCESにも参考出展しているHUD(関連ニュース)は、見ている風景のなかにナビが表示されるので安全運転に役立つ。LCOS方式モデルとMEMS方式モデルがあるが、どちらも表示デバイスから開発しているのは我々JVCケンウッドだけだ。今後この分野は市販は勿論OEMなどでも積極的に展開していきたい。
“彩速ナビゲーション”は2012年の登場以来多くの方々から支持を頂き、2012年度は15%のシェアを獲得した。2013年度は、我々の中期ビジョンである『Re Design』を体現した新モデルの投入で市場シェア20%を目指す」と意気込みを見せた。
スマホライクな操作感を実現した“彩速ナビゲーション”新モデル
“TYPE Z” MDV-Z700 ¥OPEN(予想実売価格13万円前後)
“TYPE X” MDV-X500 ¥OPEN(予想実売価格11万円前後)
“TYPE R” MDV-R700 ¥OPEN(予想実売価格12万円前後)
ハード面/ソフト面どちらも完全に見直しを行い、鮮やかな映像とスムーズな操作速度に加え、スマートフォンライクで分かりやすく使いやすいGUIを採用したのが特徴。
MDV-Z700はAV機能や操作性にこだわったプレミアムモデル。CD/DVDやUSBメモリ、SDカード、iPod/iPhoneの接続・再生のほか、Bluetoothにも対応している。HDMI端子を搭載し、MHLにも対応した。
MDV-R700はディスクドライブを排し、デジタルコンテンツに特化したモデル。Bluetooth/iPodデジタル接続/SDカード/USBメモリの再生に対応する。こちらもHDMI端子を搭載し、MHLにも対応している。
MDV-X500は新GUIを採用したスタンダードモデルで、BluetoothやMHLには非対応となる。
以下に詳細を見ていこう。
■モニター部
モニター部は3モデルとも白色LEDバックライト採用の7V型ワイド液晶で、静電容量式タッチパネル。特にZ700、R700は高精細・高輝度を更に追求した「プレミアム・ファインビュー・モニター」を採用している。
また、デュアルコアCPUを搭載した新開発「ジェットレスポンスエンジンIII」を搭載し、高速レスポンスを実現。複数プロセスを同時平行で処理できるので、フリック/ピンチ/ドラッグといったスマホライクな操作、そして地図スクロール/画面切換/3D表示などもスムーズに行える。実際会場で触ってみたが、地図のスクロールが非常にスムーズ。かなり速く指を動かしてみても動きが重くならずサクサクついてくることに驚いた。
■操作体系
前述した地図のフリック/ピンチ/ドラッグといった操作に加え、画面隅からドラッグすることで地図/AV/SRC/TELなどのメニューウィンドウを呼び出すことが可能。画面下部に現在地の天気や、日時などを表示するウィジェットを配置している。このGUIは開発チームの若いエンジニアとデザイナーのアイディアとのこと。開発時はiPhoneとGalaxy S IIIを横に置き「これと同じような感覚で操作できるように」と参考にしながら作業を進めたのだという。
また、「HOME」画面を用意。再生中の楽曲タイトルや現在地、誘導ルート表示、日時ウィジェット表示などといった情報をひとつの画面でまるごと確認できる。さらに、フリック操作やタッチ操作で設定/目的地検索画面/AVソース画面/現在地地図表示へ切り替わるなど、各種画面への入り口にもなっている。
■ナビ機能
オリジナルの新アプリ「KENWOOD Drive Info」をスマートフォンにインストールしてナビと接続すれば、周辺地域のガソリンスタンドの価格情報、駐車場の使用状況、天気予報などの情報を入手可能。さらに、VICSの広域情報やパイオニア カロッツェリア カーナビゲーションとケンウッドカーナビゲーションの走行データを共有する「スマートループ渋滞情報」に対応。現在地周辺の渋滞情報や、スクロール先の渋滞情報をすばやく取得することができるという。
■AV機能
本体構造から個々のパーツに至るまで見直すことで、音質の向上を図ったとのこと。また、ケンウッド独自のデジタル回路システム「オフセット・デュアル・ディファレンシャルシステム」を搭載。D/A変換時に生じるデジタルノイズや変換誤差を抑え、より繊細な空気感を再現することができるという。
また、独立中点回路システムを採用することにより、変化しやすい電源電圧を統一し、中点の揺れやノイズキャンセル効果を高め、信号伝達を安定化させているとのことだ。そのほか、16bitデータを24bitでオーバーサンプリングするSRCを搭載。ナビ部からのノイズを排除する無干渉セパレートシャーシ構造もさらに強化した。
音質チューニング機能としては、13バンドのグラフィックイコライザーを用意。各帯域のバランスを、指で触って調整することができる。各スピーカーの音がリスナーの耳に到達する時間をデジタル調整する「リスニングポジション」機能や、ケンウッドブランドのミニコンポにも搭載されていた「ホールシミュレーション」機能(チャーチ/ライブアリーナなど6種設定可能)も用意している。
■一新したラインナップで市場シェア20%獲得目指す
本日「東京オートサロン2013」の会場で行われた発表会には、カーエレクトロニクス事業グループ 業務執行役員・技術本部長の阿部重徳氏らが登壇。
阿部氏は「カーエレクトロニクス事業はJVCケンウッドにとって最大の事業セグメント。スマートフォン連携などをはじめとしたネットワーク対応、そして安全運転支援とカーエンタメ体験を両立する製品を送り出していきたい。たとえばCESにも参考出展しているHUD(関連ニュース)は、見ている風景のなかにナビが表示されるので安全運転に役立つ。LCOS方式モデルとMEMS方式モデルがあるが、どちらも表示デバイスから開発しているのは我々JVCケンウッドだけだ。今後この分野は市販は勿論OEMなどでも積極的に展開していきたい。
“彩速ナビゲーション”は2012年の登場以来多くの方々から支持を頂き、2012年度は15%のシェアを獲得した。2013年度は、我々の中期ビジョンである『Re Design』を体現した新モデルの投入で市場シェア20%を目指す」と意気込みを見せた。