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公開日 2013/10/25 12:03

JVC、e-shift 3採用の4Kプロジェクター「DLA-X700R/X500R」

新“Multiple Pixel Control”なども搭載
ファイル・ウェブ編集部
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JVCケンウッドは、JVCブランドより、“e-shift 3”テクノロジーを搭載した4K対応D-ILAプロジェクター「DLA-X700R」「DLA-X500R」の2機種を12月上旬に発売する。価格はオープンだがDLA-X700Rが840,000円前後、DLA-X500Rが498,000円前後での販売が予想される。

DLA-X700R

DLA-X700R(上)とDLA-X500R(下)


DLA-X700Rはグロス仕上げ、DLA-X500Rはマット仕上げ

DLA-X700R(上)とDLA-X500R(下)の背面部
既にアメリカで発表されていたモデルの日本国内投入が発表されたかたち(関連ニュース)。両モデルとも、第6世代0.7型D‐ILAデバイスを搭載し、4K (3840×2160画素)に対応。新D-ILAデバイスや、機能を強化させた独自映像処理技術“e-shift 3”、および、新“Multiple Pixel Control”などを搭載し、これらにより高精細で自然な表現の4K映像を再現するとしている。4K/60p信号の入力にも対応。ただしHDMI2.0は現在認証中、HDCP2.2には非対応。


新D-ILAデバイスは、既存のものより画素間の隙間を40%縮小(0.5μm→0.3μm)。これにより反射効率を10%アップさせ、高輝度・高コントラスト化を実現。4K映像の再現に適した、格子が目立たない緻密な映像表現を実現したという。

新D-ILA素子やe-shift 3テクノロジーによりネイティブコントラスト向上を図る

e-shiftテクノロジーは、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増して4K映像を実現するという技術。今回のe-shift 3テクノロジーでは、4K入力の対応や新D-ILAデバイスとの組み合わせによりe-shiftデバイスの駆動を最適化したとのこと。もたつきが少なく精細感がアップしたという。

また、入力信号に合わせて開閉する「インテリジェント・レンズ・アパーチャー」を新搭載。最低限の絞りでピークゲインを維持できるのを特徴としている。

加えて、インテリジェント・レンズ・アパーちゃーやクリアブラックにより更なるコントラスト感と黒表現の向上を図った

さらに、映像信号が入力されている隣接画素間で明暗差が激しいところを検出し、周辺部の輝度を下げることで白かぶりのないメリハリある映像を再生する「クリアブラック」機能を搭載。これはRGB独立で処理するため、白かぶりだけでなく色かぶりにも効果的とのこと。色の純度アップにも貢献するという。

新D-ILA素子やインテリジェント・レンズ・アパーチャー、クリアブラック機能により、上位機のDLA-X700Rは最大コントラスト120万対1、ネイティブコントラスト12万対1。DLA-X500Rは最大コントラスト60万対1、ネイティブコントラスト6万対1を実現した。

また、独自の映像処理技術「Multiple Pixel Control(MPC)」は、これまで基本的にマニュアル操作での使用だったが、今回から「オートモード」を追加。フレームごとに映像信号を自動解析してピクセル単位で画像処理することで、様々な映像シーンに最適な設定が自動で行われる。

MPCにはオートモードが追加された

マニュアルで操作する際も、調整効果が表れる部分だけを分かりやすく色表示する機能が追加された。さらに、調整前と調整後の映像を見比べられるようになった。

調整効果が表れる部分だけを分かりやすく色表示する機能が追加。調整前と調整後の映像を見比べられるようになった。


付属のリモコン

この「BEFORE/AFTER」ボタンを押すと、調整前/調整後の画像を見比べられる
残像低減技術「クリア・モーション・ドライブ」も一新。動き検出アルゴリズムや高速LSIの採用により、動きの速いシーンなどに発生する残像感を大幅に低減したという。同技術は4K信号や3D信号にも対応している。


別売の3Dシンクロエミッターとメガネを使用すれば、3Dにも対応。クロストークが少ないという「面一括駆動方式」に加え、新D-ILAデバイスを採用した光学エンジンにより、3D映像がさらに明るくなったという。また、3D映像の補間処理「クリア・モーション・ドライブ3」にも対応している。

そのほか、オートキャリブレーション機能やスクリーン補正モードなどの機能も備えている(ただし利用時は別売の光学センサーと専用ソフトが必要)。輝度は両モデルとも1,300ルーメン。


DLA-X700Rは「THX 3Dディスプレイ規格認証」を取得申請中。オリジナル映像に忠実なフィルム画質を実現するという独自の「Real Color Imaging Technology」を搭載するほか、画質モードに新たにフォトモードを追加している。色温度設定にXenon(キセノン)ランプ光源色を装備しているのもDLA-X700Rのみ。

なお、スマートフォンやタブレット端末を使って新製品2機種を操作できるiOS/Androidアプリを年内に提供する予定。新アプリはDLA-X700R/DLA-X500Rのみに対応し、既存モデルの操作は行えないという。

全国で先行視聴会を実施

発売に先立って、DLA-X700RとDLA-X500Rの先行視聴会が開かれる。現段階で決まっているのは、11月2日の名古屋、11月7日の福岡市、11月9~10日の大阪市。関東地区でも開催予定だが、詳細は未定だという。

イベントの詳細日程はこちら:
http://www3.jvckenwood.com/projector/201311_projector-event.html

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製品スペックを見る
  • ジャンルD-ILAプロジェクター
  • ブランドJVC
  • 型番DLA-X700R
  • 発売日2013年12月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格840,000円前後)
【SPEC】●解像度:3840×2160 ●輝度:1300lm ●コントラスト比:ダイナミック 1,200,000:1、ネイティブ 120,000:1 ●入力端子:HDMI×2 ●出力端子:トリガー×1、3Dシンクロ×1 ●消費電力:360W(通常待機時 7W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:15kg
  • ジャンルD-ILAプロジェクター
  • ブランドJVC
  • 型番DLA-X500R
  • 発売日2013年12月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格498,000円前後)
【SPEC】●解像度:3840×2160 ●輝度:1300lm ●コントラスト比:ダイナミック 600,000:1、ネイティブ 60,000:1 ●入力端子:HDMI×2 ●出力端子:トリガー×1、3Dシンクロ×1 ●消費電力:360W(通常待機時 7W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:14.7kg
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