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公開日 2014/01/07 17:24
【CES】「コンテンツこそ4Kのカギ」 − ソニープレスカンファレンスレポート
リストバンド型スマートウェアも発表
ソニーは、2014 International CESの本会期に先立ち、プレスカンファレンスを実施した。本項ではカンファレンスの模様と、スマートフォン関連の展示内容についてお伝えしていこう。
最初に登壇したのは、同社CEOである平井一夫氏。昨年は平井氏が様々なゲストを呼び、全体の進行役まで務めた。今年ははじめに概況を述べ、Sony ElectronicsのCEOであるPhil Molyneux氏への感謝の意を表明したあとは、すぐにSony Electronicsのセールスオペレーション担当Executive Vice PresidentであるMichael Fasulo氏にバトンタッチした。とは言え平井氏の話は、現地時間7日朝のキーノート・スピーチでたっぷり聞くことができるだろう。
今回のプレスカンファレンスは1時間強という長丁場だったが、そのうち最も長い時間を割いてプレゼンテーションが行われたのは「4K」だった。
Fasulo氏は、昨年来ソニーが4K製品のラインナップを広げてきたことを説明したあと、コンテンツの重要性について言及。「コンテンツこそが4Kのキーだ」と述べ、「レンズからリビングまで、4Kエクスペリエンスをトータルに提供できる」とソニーの強みを強調した。
4Kコンテンツの拡充策についてはすでに別の記事で紹介したが、まず自社の取り組みとしては、4K対応の「Video Unlimited 4K」をアピールした。同サービスは昨年9月にすでにスタートしていたもので、2014年1月段階で140タイトルが購入できること、今後も新作を随時追加することなどをアナウンスした。エリジウムやスパイダーマンなど、新作の人気作品も4Kで配信する。ビットレートは最高100Mbpsで、映像コーデックは非公開となる。
Netflixとの提携も大きなトピックだ。Netflixは昨年、サムスンのブースで4K動画配信のコンセプト展示を行ったが、それを一気に具体化し、今年上半期にはHEVCで圧縮した4K動画の配信を開始する。
プレスカンファレンスにはNetflixのCEOであるReed Hastings氏が登壇し「すでに見たことのある作品でも、4Kで見ると新たな興奮を覚える」と、その可能性を高く評価。また同氏は、今後Netflixが新たに制作する動画はすべて4Kで撮影し、4Kで仕上げまで行うことを明言した。ただしNetflixが4K動画を提供するのはソニーだけではない。同氏はLG電子のプレスカンファレンスにも登壇し、同じように4K動画配信をアピールした。
YouTubeはすでに4K対応を行っているが、今年はさらに対応が充実しそうだ。Googleが開発した新映像コーデック「VP9」を用い、より圧縮効率の高い4K動画を配信可能にする。今回発表された新BRAVIAは、HEVCだけでなくVP9の再生も行えるというから、VP9を使ったYouTubeの4Kコンテンツを滑らかに表示することができるはずだ。
さらに4Kコンテンツでは、自らカメラで撮影した動画も重要となる。プレスカンファレンスでは、別項で紹介した4Kハンディカム「FDR-AX100」を紹介。1インチCMOSを搭載したことによる高い画質性能のほか、Wi-Fi、NFCを備えたことで利便性も高めていることをアピールした。そのほかカメラでは、レンズ型カメラ「QX10」「QX100」、フルサイズセンサー搭載で小型筐体を採用したα7/7Rについても、ソニーらしい尖った商品として紹介された。
終盤になって壇に上がったソニー・モバイルの鈴木国正社長は、「私が登場したからにはスマートフォンが出てくるのだろうと思っているだろう。もちろん発表するが、その前に面白い製品を見せたい」と切り出し、「ウェアラブル・エンターテイメント」という新しいキーワードを映し出した。それを実現するのが「スマートウェア」で、第1弾製品がリストバンド型の「スマートバンド」となる。
鈴木氏は「ソニーのやることだから、変わっている。モーションだけじゃなく、エモーションも記録できる」と、そのコンセプトを紹介。スマートフォン用アプリ「Lifelog」と連動し、センサーの情報や、使っている際にユーザーが記録した好感の感情などを記録。この履歴を参照することで、アプリが様々な情報をユーザーに提供する。
センサーは取り外しが可能で、リストバンドだけでなく、様々な使い方が可能になる見込み。本日時点ではまだ製品の詳細が明らかにされていないが、2月にバルセロナで行われるMWCで、くわしい情報が発表される予定だ。
またスマートフォンでは、国内で「XPERIA Z1f」として提供されているモデルが、米国でも「XPERIA Z1 Compact」として2月から販売されることが発表された。本体色はブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色となる。
さらに鈴木氏はTモバイルとのパートナーシップについても言及。「昨年パートナーシップを成功裏に築くことができた。2014年はセカンドステップに踏み出す」とし、Tモバイル独占商品「XPERIA Z1S」を販売することを紹介した。オンラインでは1月13日、リアル店舗では1月22日から販売開始する。
最初に登壇したのは、同社CEOである平井一夫氏。昨年は平井氏が様々なゲストを呼び、全体の進行役まで務めた。今年ははじめに概況を述べ、Sony ElectronicsのCEOであるPhil Molyneux氏への感謝の意を表明したあとは、すぐにSony Electronicsのセールスオペレーション担当Executive Vice PresidentであるMichael Fasulo氏にバトンタッチした。とは言え平井氏の話は、現地時間7日朝のキーノート・スピーチでたっぷり聞くことができるだろう。
今回のプレスカンファレンスは1時間強という長丁場だったが、そのうち最も長い時間を割いてプレゼンテーションが行われたのは「4K」だった。
Fasulo氏は、昨年来ソニーが4K製品のラインナップを広げてきたことを説明したあと、コンテンツの重要性について言及。「コンテンツこそが4Kのキーだ」と述べ、「レンズからリビングまで、4Kエクスペリエンスをトータルに提供できる」とソニーの強みを強調した。
4Kコンテンツの拡充策についてはすでに別の記事で紹介したが、まず自社の取り組みとしては、4K対応の「Video Unlimited 4K」をアピールした。同サービスは昨年9月にすでにスタートしていたもので、2014年1月段階で140タイトルが購入できること、今後も新作を随時追加することなどをアナウンスした。エリジウムやスパイダーマンなど、新作の人気作品も4Kで配信する。ビットレートは最高100Mbpsで、映像コーデックは非公開となる。
Netflixとの提携も大きなトピックだ。Netflixは昨年、サムスンのブースで4K動画配信のコンセプト展示を行ったが、それを一気に具体化し、今年上半期にはHEVCで圧縮した4K動画の配信を開始する。
プレスカンファレンスにはNetflixのCEOであるReed Hastings氏が登壇し「すでに見たことのある作品でも、4Kで見ると新たな興奮を覚える」と、その可能性を高く評価。また同氏は、今後Netflixが新たに制作する動画はすべて4Kで撮影し、4Kで仕上げまで行うことを明言した。ただしNetflixが4K動画を提供するのはソニーだけではない。同氏はLG電子のプレスカンファレンスにも登壇し、同じように4K動画配信をアピールした。
YouTubeはすでに4K対応を行っているが、今年はさらに対応が充実しそうだ。Googleが開発した新映像コーデック「VP9」を用い、より圧縮効率の高い4K動画を配信可能にする。今回発表された新BRAVIAは、HEVCだけでなくVP9の再生も行えるというから、VP9を使ったYouTubeの4Kコンテンツを滑らかに表示することができるはずだ。
さらに4Kコンテンツでは、自らカメラで撮影した動画も重要となる。プレスカンファレンスでは、別項で紹介した4Kハンディカム「FDR-AX100」を紹介。1インチCMOSを搭載したことによる高い画質性能のほか、Wi-Fi、NFCを備えたことで利便性も高めていることをアピールした。そのほかカメラでは、レンズ型カメラ「QX10」「QX100」、フルサイズセンサー搭載で小型筐体を採用したα7/7Rについても、ソニーらしい尖った商品として紹介された。
終盤になって壇に上がったソニー・モバイルの鈴木国正社長は、「私が登場したからにはスマートフォンが出てくるのだろうと思っているだろう。もちろん発表するが、その前に面白い製品を見せたい」と切り出し、「ウェアラブル・エンターテイメント」という新しいキーワードを映し出した。それを実現するのが「スマートウェア」で、第1弾製品がリストバンド型の「スマートバンド」となる。
鈴木氏は「ソニーのやることだから、変わっている。モーションだけじゃなく、エモーションも記録できる」と、そのコンセプトを紹介。スマートフォン用アプリ「Lifelog」と連動し、センサーの情報や、使っている際にユーザーが記録した好感の感情などを記録。この履歴を参照することで、アプリが様々な情報をユーザーに提供する。
センサーは取り外しが可能で、リストバンドだけでなく、様々な使い方が可能になる見込み。本日時点ではまだ製品の詳細が明らかにされていないが、2月にバルセロナで行われるMWCで、くわしい情報が発表される予定だ。
またスマートフォンでは、国内で「XPERIA Z1f」として提供されているモデルが、米国でも「XPERIA Z1 Compact」として2月から販売されることが発表された。本体色はブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色となる。
さらに鈴木氏はTモバイルとのパートナーシップについても言及。「昨年パートナーシップを成功裏に築くことができた。2014年はセカンドステップに踏み出す」とし、Tモバイル独占商品「XPERIA Z1S」を販売することを紹介した。オンラインでは1月13日、リアル店舗では1月22日から販売開始する。