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公開日 2019/06/12 11:00
NEC、密閉構造で“19dB”静音設計のレーザープロジェクター「NP-P605ULJL」。明るさ6,000lmに向上
メンテナンスフリーを実現
NECは、19dBの静音設計とメンテナンスフリーを実現した高輝度レーザープロジェクター“ViewLight”「NP-P605ULJL」を7月下旬に発売する。価格はオープンだが、同社直販サイトのNEC得選街では、562,000円(税抜)で販売される。
今年2月に発売された「NP-P525ULJL」の兄弟機となるモデルで、同社のプロジェクターラインナップの中では、エントリークラス“Pシリーズ”に位置する製品。明るさはNP-P525ULJLと比較して1,000lm向上した6,000lmとなり、騒音(エコモード時)では22dBから19dBへと静音化された。
ビジネス向けプロジェクターはプレゼン用途に用いられることが多いが、静音性を生かして、美術館や図書館での使用も期待しているとのこと。今後はオリンピックのパブリックビューイングなど、プロジェクターを使う機会が増えるのではないかと予測しており、映像視聴用途も想定されているという。
表示解像度はWUXGA(1,920×1,200)で、3原色液晶シャッタ投影方式を採用。パネルサイズは0.64型を搭載する。表示解像度では最大3,840×2,160に対応。走査周波数は水平が15 -110kHzで、垂直は50 -120Hz。4K入力は最大30Hzとなっている。
投影サイズは30 - 300型(0.8 - 12.9m)に対応しており、レンズの明るさはF1.5 - 2.1。レンズシフトは水平±29度・垂直+60/-0度で、ズームは1.6倍まで可能。また台形歪みは、水平垂直ともに±30度まで対応する。なおフォーカス含め、いずれの調整機構は手動動作で行う。
明るさは最大6,000lmで、エコモードをオンにした場合は約60%に低下する。光源は交換時間(目安)が20,000時間のレーザーダイオードを採用し、コントラストは、600,000:1(ダイナミックコントラスト)。色再現性は約10億7,000万色となる。
騒音レベルは光源の明るさによって異なり、HighBrightnessでは28dB、通常で25dB、エコモードで19dBとなっている。この19dBという数字は「聴力試験室やアナウンススタジオ並の静かさ」とのこと。
この水準を実現するために、光学エンジン(LCDパネルやレンズなど)を密閉した1ユニットに収めるという、独自の構造を採用した。LCDパネルなど、内部で発生する熱をファンで循環させ、それをヒートレシーバーで外部のヒートシンクに伝達、これを冷却する。光学エンジン内部のファンから発生するノイズを抑制することで、騒音値を低減しているという。
またこの方式にはもう1つのメリットがある。それは、ホコリが入ってはいけない部分が密閉されているため、常にクリーンであること。従来の方式では冷却用の空気を外部から取り込む際、取り込み口にフィルターが設置されていた。このフィルターを一定期間で清掃する必要があったが、今作ではメンテナンスフリーとなった。
そのほか、今までは上位モデルのみの搭載だった機能も搭載。「Geometric Correction Tool」は、PCと接続することで、円筒面や球面などのスクリーンへ投写する場合に調整が行える機能。また色味の変化を自動的に修正できる「Constant Color」も搭載する。なお、いずれの機能も兄弟機「NP-P525ULJL」でも対応予定。サポートセンターに持ち込み、更新を行うかたちだという。
有線/無線LAN経由で、PC/タブレット/スマホなどと接続が行える「MultiPresenter」アプリケーションにも対応しており、最大16台との同時接続が可能。プロジェクター画面に最大16分割して1度に投射することもできる。標準では無線接続には対応しないが、この接続に必要な「無線LANユニット」は標準添付されており、プロジェクター背面のカバーを取り外すことで、装着することができる。
インターフェースは、HDMI×2、ミニD-Sub 15ピン、ステレオミニジャック(入力/出力)、USB Type-A(USBメモリ用)、RJ-45(100BASE-TX対応)、RS-232C(PCコントロール端子)。無線LANユニットはIEEE 802.11 a/b/g/nに対応。20Wのスピーカーも搭載する。
消費電力は通常367Wで、エコモード時は261W。また待機電力は通常0.13Wで、ネットワーク利用時は1.4W。外形寸法は480W×407H×122Dmmで、質量は9.7g。
説明が行われた「NEC映像ソリューションショールーム」では、プロジェクターラインナップをはじめ、多くの同社製品を実際に見ることができる。一般の方でも予約をすることで入場可能だ。
その中でも、最近展示開始されたばかりという“屋内向け”LEDディスプレイ「LED-FA015i2」は、1.5mmのドットピッチで、5000:1のコントラストを持つという製品。展示されていたモデルは137インチ・フルHDだったが、これは小型のパネルを200枚ほど組み合わせたもの。バキュームで正面から抜き取って交換もできるため、保守・点検も容易だという。
ドットピッチは1.2mmと1.9mmの展開も行う予定とのこと。動画を意識し、16:9のアスペクト比を採用したことも特徴という。価格も売りの1つで、説明員は「先日見積もりをしたケースでは、競合製品と比べて半額程度だった」とアピールしていた。
そのほか、同ショールームでは、シネマ用プロジェクターや4K解像度のサイネージなどを見ることができる。
今年2月に発売された「NP-P525ULJL」の兄弟機となるモデルで、同社のプロジェクターラインナップの中では、エントリークラス“Pシリーズ”に位置する製品。明るさはNP-P525ULJLと比較して1,000lm向上した6,000lmとなり、騒音(エコモード時)では22dBから19dBへと静音化された。
ビジネス向けプロジェクターはプレゼン用途に用いられることが多いが、静音性を生かして、美術館や図書館での使用も期待しているとのこと。今後はオリンピックのパブリックビューイングなど、プロジェクターを使う機会が増えるのではないかと予測しており、映像視聴用途も想定されているという。
表示解像度はWUXGA(1,920×1,200)で、3原色液晶シャッタ投影方式を採用。パネルサイズは0.64型を搭載する。表示解像度では最大3,840×2,160に対応。走査周波数は水平が15 -110kHzで、垂直は50 -120Hz。4K入力は最大30Hzとなっている。
投影サイズは30 - 300型(0.8 - 12.9m)に対応しており、レンズの明るさはF1.5 - 2.1。レンズシフトは水平±29度・垂直+60/-0度で、ズームは1.6倍まで可能。また台形歪みは、水平垂直ともに±30度まで対応する。なおフォーカス含め、いずれの調整機構は手動動作で行う。
明るさは最大6,000lmで、エコモードをオンにした場合は約60%に低下する。光源は交換時間(目安)が20,000時間のレーザーダイオードを採用し、コントラストは、600,000:1(ダイナミックコントラスト)。色再現性は約10億7,000万色となる。
騒音レベルは光源の明るさによって異なり、HighBrightnessでは28dB、通常で25dB、エコモードで19dBとなっている。この19dBという数字は「聴力試験室やアナウンススタジオ並の静かさ」とのこと。
この水準を実現するために、光学エンジン(LCDパネルやレンズなど)を密閉した1ユニットに収めるという、独自の構造を採用した。LCDパネルなど、内部で発生する熱をファンで循環させ、それをヒートレシーバーで外部のヒートシンクに伝達、これを冷却する。光学エンジン内部のファンから発生するノイズを抑制することで、騒音値を低減しているという。
またこの方式にはもう1つのメリットがある。それは、ホコリが入ってはいけない部分が密閉されているため、常にクリーンであること。従来の方式では冷却用の空気を外部から取り込む際、取り込み口にフィルターが設置されていた。このフィルターを一定期間で清掃する必要があったが、今作ではメンテナンスフリーとなった。
そのほか、今までは上位モデルのみの搭載だった機能も搭載。「Geometric Correction Tool」は、PCと接続することで、円筒面や球面などのスクリーンへ投写する場合に調整が行える機能。また色味の変化を自動的に修正できる「Constant Color」も搭載する。なお、いずれの機能も兄弟機「NP-P525ULJL」でも対応予定。サポートセンターに持ち込み、更新を行うかたちだという。
有線/無線LAN経由で、PC/タブレット/スマホなどと接続が行える「MultiPresenter」アプリケーションにも対応しており、最大16台との同時接続が可能。プロジェクター画面に最大16分割して1度に投射することもできる。標準では無線接続には対応しないが、この接続に必要な「無線LANユニット」は標準添付されており、プロジェクター背面のカバーを取り外すことで、装着することができる。
インターフェースは、HDMI×2、ミニD-Sub 15ピン、ステレオミニジャック(入力/出力)、USB Type-A(USBメモリ用)、RJ-45(100BASE-TX対応)、RS-232C(PCコントロール端子)。無線LANユニットはIEEE 802.11 a/b/g/nに対応。20Wのスピーカーも搭載する。
消費電力は通常367Wで、エコモード時は261W。また待機電力は通常0.13Wで、ネットワーク利用時は1.4W。外形寸法は480W×407H×122Dmmで、質量は9.7g。
説明が行われた「NEC映像ソリューションショールーム」では、プロジェクターラインナップをはじめ、多くの同社製品を実際に見ることができる。一般の方でも予約をすることで入場可能だ。
その中でも、最近展示開始されたばかりという“屋内向け”LEDディスプレイ「LED-FA015i2」は、1.5mmのドットピッチで、5000:1のコントラストを持つという製品。展示されていたモデルは137インチ・フルHDだったが、これは小型のパネルを200枚ほど組み合わせたもの。バキュームで正面から抜き取って交換もできるため、保守・点検も容易だという。
ドットピッチは1.2mmと1.9mmの展開も行う予定とのこと。動画を意識し、16:9のアスペクト比を採用したことも特徴という。価格も売りの1つで、説明員は「先日見積もりをしたケースでは、競合製品と比べて半額程度だった」とアピールしていた。
そのほか、同ショールームでは、シネマ用プロジェクターや4K解像度のサイネージなどを見ることができる。