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公開日 2019/11/08 18:39
「ビックカメラ所沢駅店」オープン。非家電含めた全カテゴリー網羅、好評「試飲カウンター」など体感・体験をアピール
セルフで試せるフルワイヤレスイヤホンコーナー登場
■目玉はフロア中央に据えた試飲カウンター
ビックカメラは本日11月8日、西武線・所沢駅前に構える西武所沢S.C.の6階に「ビックカメラ所沢駅店」を開店した。「非家電」「融合」「体感・体験」の3つをコンセプトに、ワンフロア3,300平米の売り場に、ビックカメラが取り扱う家電・非家電のすべての商品カテゴリーを網羅した。営業時間は午前10時から午後8時まで。
最大の目玉となるのはフロアの中央へ陣取った「試飲カウンター」。一般的なものから希少性の高いものまで、和洋を問わないお酒が試飲できる、導入済みの6店目でも好評を博すビックカメラの名物コーナーだ。さらに本店舗では初の試みとして、隣接する調理家電コーナーとの連動を強化。最新調理家電を使った一品料理を提供したり、試食イベントを定期的に催したり、お酒と調理家電による料理でおもてなしをする。金子雅哉店長は「お酒を楽しみながら、買い物を楽しんでほしい」と本コーナーを核にしたさらなる提案に力を入れていく構え。なお、“飲み屋”ではなくあくまで“試飲コーナー”のため、お酒はひとり3杯まで。
百貨店内へ立地することから、女性客が多くなることを見越し、メインのエスカレータ昇り口正面には、非家電の「薬」「化粧品」を大きく展開した。地域での利用者の多い自転車も修理コーナーを含めて充実する。
本年7月1日にオープンした「ビックカメラ アリオ八尾店」、8月28日にオープンした「ビックカメラ イトーヨーカドーたまプラーザ店」に導入して好評の「リフォームコーナー」を構えるとともに、前記2店では扱いのなかった「寝具」も揃えることで、ビックカメラの取り扱う非家電の全アイテムを網羅する。
■さまざまなチャレンジを展開
(株)ビックカメラ 代表取締役社長・宮嶋宏幸氏は「核となる店舗を年1、2店は出店していきたい」と今後の出店戦略を語るとともに、首都圏などの重点エリアには「積極的に出店していく」と意欲を見せた。ビックカメラ所沢駅店の近隣にも競合の家電量販店が立地するが、「郊外型の店舗との違いを明確に打ち出す。その一番手が品揃えだ」と自信を示した。
家電量販店としては決して広くはない約3,300平米の限られた売り場スペースでの品揃えに、他社との差別化ポイントとして力を入れるのがオムニチャネルへの取り組みだ。読み取るだけでビックカメラ・ドットコムにアクセスできるQRコードが売り場の随所に掲示されている。さらに、NFC対応スマートフォンで触れれば、ビックカメラ・ドットコムで商品のレビューや情報が見られる「アプリでタッチ」機能にも対応する。「似たような商品と比較したり、購入者の口コミを確認できたり、その場になければネット注文もできる」とメリットをアピールした。
全ての商品には電子棚札を採用する。ネット価格とも原則共通化された価格表示となり、お客様は価格を気にすることなく買い物を楽しむことができる。本部で商品の価格を変えるだけで、店頭の価格が一斉に変更されるため、「数千に及ぶプライスカードを変更していた従業員の負担がゼロになるわけですから、省人力化のメリットは計り知れない」と既導入店の状況を説明した。
「3,300平米というフロア面積は、効率的なオペレーションするには理想的なサイズ。オムニチャネルの強みを活かし、この店でさまざまなチャレンジを行っていきたい」と訴えた。
■セルフで試せるフルワイヤレスイヤホンコーナー登場
売り場づくりで力をいれるのが「融合」。家電のみならず、売り場面積で約4割を占める非家電も同時に取り扱うメリットを存分に生かし、「何十通りものレイアウトを検討した。具体的な売り場づくりにはスタッフがアイデアを出しあいました」(金子店長)と力を込める。
化粧品に隣接して展開するのはビューティー家電。前記の試飲コーナーを構える酒販コーナーには調理家電を隣接する。注目が高まる“ウェアラブル”をキーワードにシナジーを図るのは「ウェアラブルカメラ」と「ウェアラブルウォッチ」。「スマートフォン」コーナーとの同時提案に力を入れるのは必須アイテムの「ヘッドホン・イヤホン」だ。
新たなチャレンジとして注目されるのが、イヤホン・ヘッドホンのコーナーに初お目見えとなるセルフで試せるフルワイヤレスイヤホンコーナー。展示する商品の価格帯も3,980円から7,980円と比較的手頃なものを揃えた。
従来は販売員に声を掛け、ケースから商品を出してもらわなければ体験できなかったフルワイヤレスイヤホン。盗難が心配されるためだ。この課題に対し、フルワイヤレスイヤホンの専用ケースに、外すと防犯ブザーがなる充電ケーブルを開発することで対応した。フルワイヤレスイヤホンだけを持ち去っても専用ケースがなければ充電ができず使用できないこと、専用ケースだけの販売は行っていないことに着目したアイデア。売り場の限られた人員の中で、セルフ化による体験を提供する。
洗濯機、電子レンジなど対応製品が拡充するIoTの提案にも力を入れる。「スマホと連携する家電にどのようなものがあるのか。それで何ができて、わたしたちの生活にどのような豊かさがもたらされるのかを改めて再提案したい」と語る。おもちゃコーナーでは子供目線で商品を試せるように工夫を凝らす。
「融合」とともに力を入れる「体感・体験」のできるスポットは売り場の随所に設けられており、頭上にはわかりやすく「Try!」のPOPが掲げられている。「所沢にビックカメラができてよかったねと言っていただけるよう、お客様の声に真摯に耳を傾け、限られたフロア面積の中でも要望にお応えし、皆様に愛される店になることを目指します」と決意を訴えた。
ビックカメラは本日11月8日、西武線・所沢駅前に構える西武所沢S.C.の6階に「ビックカメラ所沢駅店」を開店した。「非家電」「融合」「体感・体験」の3つをコンセプトに、ワンフロア3,300平米の売り場に、ビックカメラが取り扱う家電・非家電のすべての商品カテゴリーを網羅した。営業時間は午前10時から午後8時まで。
最大の目玉となるのはフロアの中央へ陣取った「試飲カウンター」。一般的なものから希少性の高いものまで、和洋を問わないお酒が試飲できる、導入済みの6店目でも好評を博すビックカメラの名物コーナーだ。さらに本店舗では初の試みとして、隣接する調理家電コーナーとの連動を強化。最新調理家電を使った一品料理を提供したり、試食イベントを定期的に催したり、お酒と調理家電による料理でおもてなしをする。金子雅哉店長は「お酒を楽しみながら、買い物を楽しんでほしい」と本コーナーを核にしたさらなる提案に力を入れていく構え。なお、“飲み屋”ではなくあくまで“試飲コーナー”のため、お酒はひとり3杯まで。
百貨店内へ立地することから、女性客が多くなることを見越し、メインのエスカレータ昇り口正面には、非家電の「薬」「化粧品」を大きく展開した。地域での利用者の多い自転車も修理コーナーを含めて充実する。
本年7月1日にオープンした「ビックカメラ アリオ八尾店」、8月28日にオープンした「ビックカメラ イトーヨーカドーたまプラーザ店」に導入して好評の「リフォームコーナー」を構えるとともに、前記2店では扱いのなかった「寝具」も揃えることで、ビックカメラの取り扱う非家電の全アイテムを網羅する。
■さまざまなチャレンジを展開
(株)ビックカメラ 代表取締役社長・宮嶋宏幸氏は「核となる店舗を年1、2店は出店していきたい」と今後の出店戦略を語るとともに、首都圏などの重点エリアには「積極的に出店していく」と意欲を見せた。ビックカメラ所沢駅店の近隣にも競合の家電量販店が立地するが、「郊外型の店舗との違いを明確に打ち出す。その一番手が品揃えだ」と自信を示した。
家電量販店としては決して広くはない約3,300平米の限られた売り場スペースでの品揃えに、他社との差別化ポイントとして力を入れるのがオムニチャネルへの取り組みだ。読み取るだけでビックカメラ・ドットコムにアクセスできるQRコードが売り場の随所に掲示されている。さらに、NFC対応スマートフォンで触れれば、ビックカメラ・ドットコムで商品のレビューや情報が見られる「アプリでタッチ」機能にも対応する。「似たような商品と比較したり、購入者の口コミを確認できたり、その場になければネット注文もできる」とメリットをアピールした。
全ての商品には電子棚札を採用する。ネット価格とも原則共通化された価格表示となり、お客様は価格を気にすることなく買い物を楽しむことができる。本部で商品の価格を変えるだけで、店頭の価格が一斉に変更されるため、「数千に及ぶプライスカードを変更していた従業員の負担がゼロになるわけですから、省人力化のメリットは計り知れない」と既導入店の状況を説明した。
「3,300平米というフロア面積は、効率的なオペレーションするには理想的なサイズ。オムニチャネルの強みを活かし、この店でさまざまなチャレンジを行っていきたい」と訴えた。
■セルフで試せるフルワイヤレスイヤホンコーナー登場
売り場づくりで力をいれるのが「融合」。家電のみならず、売り場面積で約4割を占める非家電も同時に取り扱うメリットを存分に生かし、「何十通りものレイアウトを検討した。具体的な売り場づくりにはスタッフがアイデアを出しあいました」(金子店長)と力を込める。
化粧品に隣接して展開するのはビューティー家電。前記の試飲コーナーを構える酒販コーナーには調理家電を隣接する。注目が高まる“ウェアラブル”をキーワードにシナジーを図るのは「ウェアラブルカメラ」と「ウェアラブルウォッチ」。「スマートフォン」コーナーとの同時提案に力を入れるのは必須アイテムの「ヘッドホン・イヤホン」だ。
新たなチャレンジとして注目されるのが、イヤホン・ヘッドホンのコーナーに初お目見えとなるセルフで試せるフルワイヤレスイヤホンコーナー。展示する商品の価格帯も3,980円から7,980円と比較的手頃なものを揃えた。
従来は販売員に声を掛け、ケースから商品を出してもらわなければ体験できなかったフルワイヤレスイヤホン。盗難が心配されるためだ。この課題に対し、フルワイヤレスイヤホンの専用ケースに、外すと防犯ブザーがなる充電ケーブルを開発することで対応した。フルワイヤレスイヤホンだけを持ち去っても専用ケースがなければ充電ができず使用できないこと、専用ケースだけの販売は行っていないことに着目したアイデア。売り場の限られた人員の中で、セルフ化による体験を提供する。
洗濯機、電子レンジなど対応製品が拡充するIoTの提案にも力を入れる。「スマホと連携する家電にどのようなものがあるのか。それで何ができて、わたしたちの生活にどのような豊かさがもたらされるのかを改めて再提案したい」と語る。おもちゃコーナーでは子供目線で商品を試せるように工夫を凝らす。
「融合」とともに力を入れる「体感・体験」のできるスポットは売り場の随所に設けられており、頭上にはわかりやすく「Try!」のPOPが掲げられている。「所沢にビックカメラができてよかったねと言っていただけるよう、お客様の声に真摯に耳を傾け、限られたフロア面積の中でも要望にお応えし、皆様に愛される店になることを目指します」と決意を訴えた。