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公開日 2022/07/09 20:42
<ポタ研>金属筐体で帰ってきたラディウス “ドブルベ” /FitEar初のヘッドホン試作機が披露
発売間もない新製品の試聴も目玉
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオのイベント「ポタ研2022 夏」が、中野サンプラザにて7月9日に開催された。本稿では、ラディウス/完実電気/FitEarブース等の注目の出展内容についてお伝えする。
ラディウスは、同社イヤホン“W(ドブルベ)”シリーズの最新モデル3モデルを参考出展した。
同社のドブルベシリーズは、2枚の振動板を同軸上に配置する「DDM方式ドライバー(デュアルダイアフラム・マトリックス・システム)」が特徴の有線イヤホン。この度参考出展された3モデルもその特徴を踏襲しており、フルレンジのダイナミック型ドライバーに、オーツェイド社のセラミックピエゾトゥイーター「VST2」を組み合わせて搭載。豊かな低域と高域の伸びやかさを両立させている。
その一方、ドブルベシリーズでは初めての金属筐体を採用すると共に、デザインを刷新。筐体およびダイナミック型振動板には3モデルそれぞれ異なる素材を採用し、チューニングにもバリエーションを持たせるなど、新たな試みが取り入れられている。
最上位モデル「HP-W300」は、チタニウム合金筐体とチタニウムコート振動板を採用。解像感を重視したチューニングを施している。その次のグレードに位置づけられる「HP-W200」は、ステンレス筐体とグラフェンコート振動板を採用。チューニングは低域の豊かさに重点を置いており、3モデルの中で最も従来のドブルベシリーズに近いキャラクターを持つとのこと。またエントリークラスの「HP-W100」は、アルミニウム筐体とPET振動板を採用し、バランスの良いサウンドに仕上げているという。
ほか、HP-W300/HP-W200の2モデルはMMCX端子を搭載し、NOBUNAGA Labsブランドの錫メッキ導体ケーブルを付属するという。HP-W100はケーブル固定式となっている。価格に関しては現時点で未定だが、年内には発売できるよう開発を進めていくそうだ。
完実電気は、Meze Audio/Westone Audioの2ブランドからそれぞれ新製品をラインナップした。
Meze Audioからは、ダイナミック型IEM「ADVAR」を出展。滑らかなステンレス合金製筐体に、10.2mmダイナミックドライバーや、空気圧や空気の流れを制御する「PES」技術などを搭載したモデル。試聴した来場者からは、「音の広がりや存在感のある低域が聴いていて楽しい」との評価を多く受けているという。コンパクトで滑らかな筐体の装着感の良さも好評とのことだ。
Westone Audioからは、ユニバーサルIEM“MACHシリーズ”全8モデルが出展。中でも試聴希望が多いのは、8BAモデル「MACH 80」、および7BAモデル「MACH 70」の上位2機種だそうだ。この2機種のみに同梱するケーブル「Linum UltraBaX T2」も好評だという。また、同ブランドの従来モデルからデザインやサウンドが刷新されたこともあって、違いを確かめに訪れるWestoneユーザーも多いとしていた。
FitEarは、同ブランド初のヘッドホン試作機を披露。来場者から音に対する感想を募集していた。試聴は整理券を配布しての予約制で実施しており、ブースには常に誰かが試聴している姿が見られた。
レコーディングやミックスなどの業務用に開発を進めているというヘッドホン。今回出展された試作機は、あくまで音だけを評価するため、既製品の部品を流用するなどして組み上げられた暫定的なもの。デザインはもとよりケーブルの種類やコネクターの形状にいたるまで変更される可能性があると説明されていた。
同ブランドはアーティストやエンジニアなどが使う業務用カスタムIEMを数多く手掛けているが、その中で生まれた「MH334」などのモデルは音楽鑑賞用としても人気を博している。今回のヘッドホンについても、一般ユーザーからのフィードバックを集めることで、業務用ながら音楽を楽しむ目的でも活躍するサウンドとなることが期待できそうだ。
■ラディウス
ラディウスは、同社イヤホン“W(ドブルベ)”シリーズの最新モデル3モデルを参考出展した。
同社のドブルベシリーズは、2枚の振動板を同軸上に配置する「DDM方式ドライバー(デュアルダイアフラム・マトリックス・システム)」が特徴の有線イヤホン。この度参考出展された3モデルもその特徴を踏襲しており、フルレンジのダイナミック型ドライバーに、オーツェイド社のセラミックピエゾトゥイーター「VST2」を組み合わせて搭載。豊かな低域と高域の伸びやかさを両立させている。
その一方、ドブルベシリーズでは初めての金属筐体を採用すると共に、デザインを刷新。筐体およびダイナミック型振動板には3モデルそれぞれ異なる素材を採用し、チューニングにもバリエーションを持たせるなど、新たな試みが取り入れられている。
最上位モデル「HP-W300」は、チタニウム合金筐体とチタニウムコート振動板を採用。解像感を重視したチューニングを施している。その次のグレードに位置づけられる「HP-W200」は、ステンレス筐体とグラフェンコート振動板を採用。チューニングは低域の豊かさに重点を置いており、3モデルの中で最も従来のドブルベシリーズに近いキャラクターを持つとのこと。またエントリークラスの「HP-W100」は、アルミニウム筐体とPET振動板を採用し、バランスの良いサウンドに仕上げているという。
ほか、HP-W300/HP-W200の2モデルはMMCX端子を搭載し、NOBUNAGA Labsブランドの錫メッキ導体ケーブルを付属するという。HP-W100はケーブル固定式となっている。価格に関しては現時点で未定だが、年内には発売できるよう開発を進めていくそうだ。
■完実電気
完実電気は、Meze Audio/Westone Audioの2ブランドからそれぞれ新製品をラインナップした。
Meze Audioからは、ダイナミック型IEM「ADVAR」を出展。滑らかなステンレス合金製筐体に、10.2mmダイナミックドライバーや、空気圧や空気の流れを制御する「PES」技術などを搭載したモデル。試聴した来場者からは、「音の広がりや存在感のある低域が聴いていて楽しい」との評価を多く受けているという。コンパクトで滑らかな筐体の装着感の良さも好評とのことだ。
Westone Audioからは、ユニバーサルIEM“MACHシリーズ”全8モデルが出展。中でも試聴希望が多いのは、8BAモデル「MACH 80」、および7BAモデル「MACH 70」の上位2機種だそうだ。この2機種のみに同梱するケーブル「Linum UltraBaX T2」も好評だという。また、同ブランドの従来モデルからデザインやサウンドが刷新されたこともあって、違いを確かめに訪れるWestoneユーザーも多いとしていた。
■FitEar
FitEarは、同ブランド初のヘッドホン試作機を披露。来場者から音に対する感想を募集していた。試聴は整理券を配布しての予約制で実施しており、ブースには常に誰かが試聴している姿が見られた。
レコーディングやミックスなどの業務用に開発を進めているというヘッドホン。今回出展された試作機は、あくまで音だけを評価するため、既製品の部品を流用するなどして組み上げられた暫定的なもの。デザインはもとよりケーブルの種類やコネクターの形状にいたるまで変更される可能性があると説明されていた。
同ブランドはアーティストやエンジニアなどが使う業務用カスタムIEMを数多く手掛けているが、その中で生まれた「MH334」などのモデルは音楽鑑賞用としても人気を博している。今回のヘッドホンについても、一般ユーザーからのフィードバックを集めることで、業務用ながら音楽を楽しむ目的でも活躍するサウンドとなることが期待できそうだ。