HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2022/11/29 12:19
パナソニック「優秀ご販売店様謝恩会」を3年合同開催。計75店が受賞の栄誉に
50カ年以上の受賞店は計66店に
■延期していた19年度・20年度を含めた3年合同開催
パナソニックは、同社系列店パナソニックショップにおいて優秀な販売成績を収めた販売店の功績を称える「2019年度・2020年度・2021年度 優秀ご販売店様謝恩会」を11月16日に開催した。パナソニックホールディングス・津賀一宏会長、楠見雄規社長をはじめとする幹部が列席。出席した販売店に記念の盾が贈られた。新型コロナウイルス感染拡大の影響によって延期となっていた2019年度と2020年度のご招待対象店と合わせて、3年合同での開催となった。
「優秀ご販売店様謝恩会」は、パナソニックが昭和38年に「第1回10年連続優秀連盟店様謝恩会」としてスタート。販売店にとっては最高の栄誉と晴れ舞台となり、同社にとっては歴史と伝統の下に受け継がれてきた日本地域コンシューマー部門の最重要行事のひとつとして位置づけられている。
優秀ご販売店様表彰制度の「特別優秀店賞」と「優秀店賞」を10カ年以上受賞された販売店を、会長・社長名にて5年ごとの節目にご夫婦で招待し、その努力に感謝し、敬意を表する会として催される。謝恩会の後には会長・社長との記念撮影が一店一店行われる。
受賞した45カ年から10カ年の各店には、楠見社長がひとつひとつテーブルを回り、記念の盾が手渡され、65カ年から50カ年の各店には、壇上で記念の盾が津賀会長から手渡された。
3年合同となった今回、2019年度は、「55カ年優秀ご販売店様」に清和電機(東京)、UG(和歌山)、「50カ年優秀ご販売店様」に星野電業社(新潟)、ワタナベ電器サービス(東京)、電器堂(静岡)をはじめとする計30店が受賞。
2020年度は、「65カ年優秀ご販売店様」に三晃電機(東京)、「60カ年優秀ご販売店様」にエスト(山形)、「55カ年優秀ご販売店様」に東陽電気(東京)、アイライフ(愛知)、菅電器商会(愛媛)、「50カ年優秀ご販売店様」にエルワン ミネタ(山形)、あさひでんきグループ(神奈川)をはじめとする計24店が受賞。
2021年度は、「65カ年優秀ご販売店様」にまさご電機(奈良)、「55カ年優秀ご販売店様」に川戸電機(神奈川)、小野電化(滋賀)、「50カ年優秀ご販売店様」にシグナス商事(北海道)、加藤電気(岐阜)、ウイズ(三重)をはじめとする計21店が受賞した。
■パナソニックの目指す姿「物心一如の繁栄」
式の冒頭にお礼の挨拶を述べた楠見社長は、50カ年以上の販売店が通算で66店になったことを紹介し、「50年を超えると大半の場合、創業当時の社長様から二代目様、三代目様へと引き継いで来られて今日がおありのことと存じます。代が変わられても着実に素晴らしい成果を挙げ続けておられるのは、皆様が地域のお客様に本当に頼りにされ、その信頼ひとつひとつに真摯に応えてこられた結果に他なりません。半世紀以上にわたり積み上げてこられた多大な努力とご苦労に、ただただ深い感謝と尊敬の念を感じるばかりです」と感謝の気持ちを伝えた。
続けて、パナソニックグループが目指す姿とその実現へ向けた喫緊の課題に対する取り組みについて説明した。
目指す姿は「人生の幸福が安定する状態を持続する楽土を築くことが松下電器の真使命。後に『物心一如の繁栄』という言葉で、幸之助創業者が生涯を通じて私どもの目指すところとして示してこられました」と1932年の第1回創業記念式にさかのぼる。「物心一如の繁栄を実現すべく、創業以来、その時代その時代の社会課題の解決のため、また、人々の幸せのために事業を通じたお役立ちを果たして参りました。人々のより豊かな暮らしを実現すべく、本日ご臨席をたまわりました皆様と共に、共存共栄の道をたどって参りました」と力を込めた。
社長就任にあたり、創業者が生涯をかけて追求した物心一如の繁栄に同社グループは近づいているのか、グループ従業員はその使命達成に向けて一生懸命になっているのかと自問自答を繰り返したという。そして、「物心一如の繁栄によって人生の幸福を安定にする、そこへ貢献するのが使命であることを従業者全員がいつも思い起こさせるスローガンとして『幸せの、チカラに。』を掲げました。従業員一人一人がお客様一人一人の幸せに寄り添ってほしい、そういう私の思いが込められています」。
そして、喫緊の課題と指摘したのが「地球環境問題」。「とりわけ毎年甚大な災害をもたらす地球温暖化の問題です。私どもの商品をお客様がご使用いただく際に排出するCO2を含め、自社の生産活動におけるCO2排出を実質ゼロにすることは当然の責任、いわば、税金を納めることと同じ」と訴えた。今年1月にはグループ長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げ、自社生産活動でのCO2排出“実質ゼロ”を目指し、具体的な数値目標として、世界CO2排出量の1%にあたる3億トン以上の削減インパクトを2050年までに実現することを明言した。
地球環境問題に向けた関心は年々急速に高まり、日用品や食料の買い過ぎによる排出の抑止や環境負荷を考慮しない商品は選ばないなどの考え方が広く浸透しつつあると指摘。「製品で使用するエネルギー、それを生産するために使用するエネルギーを徹底的に削減します。循環型経済の実現に向けてできるだけ少ない資源で商品をつくる。使う資源は再生資源を増やす。お客様とともに次の世代、その先の世代まで豊かな社会生活を持続させるべく、皆様方のパートナーとして相応しいお役立ちを果たすべく、グループ一丸となって精進して参ります」と環境問題へ取り組む強い決意を示した。
同時に楠見社長は「私どもの真の使命はお客様の『幸せの、チカラに。』なること。ここで皆様にお約束したいのは、家電の省エネを徹底するからと言って、それぞれの商品が果たすべく役割を犠牲するのではなく、これまで以上にお客様へのお役立ちを果たすということ。省エネ性能を徹底して高めつつも、同時に家電をはじめとする私どもの商品やサービスを誰にも負けないものにしていかなければなりません」と説明した。
「もし、それができていないことにお気づきであれば、忌憚なくご意見やご助言をいただければ幸いです」と目標達成への強い意志とパナソニックのパートナーとしての末永い支援を訴え、あいさつを締めくくった。