• ブランド
    特設サイト
ガジェット 公開日 2023/04/19 12:29

「iPhone 15 Pro Max」の光学ズームは5〜6倍、可変ズーム機構を採用か

アップルもサムスンも同じ選択肢を採用?
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今年秋に発売とみられる「iPhone 15」シリーズのうち、最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」には高倍率の光学ズームを実現するペリスコープ(潜望鏡)望遠カメラが搭載されることが確実視されている。その光学倍率は、最大10倍になるとの予想もあった。

しかし米MacRumorsは現在のiPhone 14 Proモデルの最大2倍、すなわち5〜6倍の光学ズームが可能になると主張している。

現行のiPhone 14 Proモデルの光学倍率は、最大3倍に留まっている。この壁を乗り越えるカギを握るのが、ここでいうペリスコープ望遠カメラだ。すなわち反射鏡やプリズムにより光の向きを90度変え、本体に対して横方向にレンズを複数置くことで、本体の厚みを抑えつつ高い光学倍率を実現する仕組みだ。

この技術は特に最先端というわけでもなく、数年前からサムスンやGoogle、ファーウェイなどのAndroidスマートフォンに採用されてきた。Pixel 7 ProやGalaxy S23 Ultraなどは5倍から10倍の光学ズームを実現しており、なぜかアップルが遅れを取っていた格好だ。

アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も、2020年からフラッグシップiPhoneにペリスコープ望遠カメラが搭載されると予想してきたが、毎年先送りされてきた。それがようやく、3年越しに実現する見通しだ。

Kuo氏は昨年7月、ペリスコープ望遠カメラの仕様につき「1/3インチの12MPイメージセンサー、レンズの明るさはF2.2で5〜6倍の光学ズーム、センサーシフト式の手ぶれ補正」と詳細な予想を述べていた。今回、MacRumorsも独自の情報筋をもとに、その見解に同意している。

ここで気になるのが、5〜6倍と幅を持たされていることだろう。iPhone 14 Proモデルでも光学2倍および3倍ズームが可能だが、それはセンサーの有効ピクセルを切り替えることで(3倍ズームでは48MP、2倍ズームには中央部分の12MPのみ)実現している。

おりしも有名リーカーのRevegnus氏も、iPhone 15 Pro Maxには前モデルと同じイメージセンサーが採用されつつ、「可変ズーム」が搭載されると述べている。

この可変ズーム機構は、すでにソニーのXperia 1 IIIにも採用されている(ソニーの用語では「可変式望遠レンズ」)。レンズが動くことで、2種類の光学倍率(2.9倍と4.4倍)を切り替えられるわけだ。

ほぼ時を同じくして、サムスンの次期フラッグシップ「Galaxy S24 Ultra」にも可変ズームが採用されるとの噂が伝えられていた。現行のS23 Ultraは光学3倍と光学10倍、それぞれに1つずつ望遠カメラが用意されているが、可変式により1つに統合するとの予想だ。

この可変ズームがiPhone 15 Pro Maxに採用されるとすれば、複数の光学倍率を使い分けられるとともに、画素数の減少も避けられるはず。サムスン製品よりも最大倍率は落ちるが、日常的には5〜6倍程度が多用しやすいのかもしれない。

Source: MacRumors

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX