公開日 2014/12/09 10:11
デノンの最上位ヘッドホン “Music Maniac” にオンイヤー型登場。「AH-MM300」を中林直樹が聴く
耳に吸い付くフィット感、柔らかで芳醇な音。
デノンのプレミアムポータブルヘッドホン「AH-MMシリーズ」のオンイヤーモデル「AH-MM300」を中林直樹氏がレビュー。サウンドに加えて、装着感やデザインにもとことんこだわった本機の魅力を分析していく。
■音楽マニアのためのヘッドホン“Music Maniac”
「Music Maniac(ミュージックマニアック)」という大胆不敵なネーミングで、このシリーズが登場したのは2年ほど前のことだ。開発のコンセプトはオーディオファイルをも唸らせる優れた音質と、デザインや質感との高次元での融合である。フラッグシップとして登場したAH-D7100にはナノファイバー振動板を採用した50mmドライバーユニットをはじめ、天然マホガニー材のハウジング、フィット感と遮音性を高めた五角形イヤパッドなど、数々の新技術が搭載され、まさにマニアも驚愕のフィーチャーを誇った。
しかし、ここでいうマニアは「ハードウェアマニア」だけにはとどまっているわけではなく、「音楽好き、音楽マニア」も無論視野に入っているはず。立体的かつ解像度の高いサウンドは、いかなるジャンルの音楽もしなやかに描き出す、そんなふうに思えたのだ。そして、その下位モデルAH-D600は明瞭なボーカルや自然な広がりが特徴的で、音楽を音楽らしく聴かせる印象深いモデルだった。他にインイヤータイプのAH-C400、AH-C120MA/AH-C120Mなどがラインアップされている。いずれも見逃せないフィーチャーをいくつも搭載している。
■オンイヤータイプの“プレミアムポータブルヘッドホン”「AH-MM300」
そんなシリーズに新たな3製品が加わった。オーバーイヤータイプのAH-MM400、今回詳解するオンイヤータイプのAH-MM300、さらにAH-MM200という布陣である。いずれも小型、軽量ボディで密閉型、「プレミアムポータブルヘッドホン」という位置づけだ。
AH-MM400の最大の特徴は振動板にカーボンとペーパーのハイブリッド素材を使用し、さらに外周をフリーエッジにすることで、ニュートラルかつ応答性能の高いサウンドを目指した。その新開発ドライバーユニットがAH-MM300にも搭載されている。口径も上位機と同じ40mmである。マグネットにネオジウムを用いていることも共通している。
本機が大きく違うのは前述のようにオンイヤーであること、ハウジングの素材がGFRP (ガラス繊維強化プラスチック)素材であること(AH-MM400はナチュラル・アメリカン・ウォールナット)と、その仕上げである。AH-MM300では表面にセラミック・フィニッシュを施して、少しざらりとしたマットな感触とした。
■音楽マニアのためのヘッドホン“Music Maniac”
「Music Maniac(ミュージックマニアック)」という大胆不敵なネーミングで、このシリーズが登場したのは2年ほど前のことだ。開発のコンセプトはオーディオファイルをも唸らせる優れた音質と、デザインや質感との高次元での融合である。フラッグシップとして登場したAH-D7100にはナノファイバー振動板を採用した50mmドライバーユニットをはじめ、天然マホガニー材のハウジング、フィット感と遮音性を高めた五角形イヤパッドなど、数々の新技術が搭載され、まさにマニアも驚愕のフィーチャーを誇った。
しかし、ここでいうマニアは「ハードウェアマニア」だけにはとどまっているわけではなく、「音楽好き、音楽マニア」も無論視野に入っているはず。立体的かつ解像度の高いサウンドは、いかなるジャンルの音楽もしなやかに描き出す、そんなふうに思えたのだ。そして、その下位モデルAH-D600は明瞭なボーカルや自然な広がりが特徴的で、音楽を音楽らしく聴かせる印象深いモデルだった。他にインイヤータイプのAH-C400、AH-C120MA/AH-C120Mなどがラインアップされている。いずれも見逃せないフィーチャーをいくつも搭載している。
■オンイヤータイプの“プレミアムポータブルヘッドホン”「AH-MM300」
そんなシリーズに新たな3製品が加わった。オーバーイヤータイプのAH-MM400、今回詳解するオンイヤータイプのAH-MM300、さらにAH-MM200という布陣である。いずれも小型、軽量ボディで密閉型、「プレミアムポータブルヘッドホン」という位置づけだ。
AH-MM400の最大の特徴は振動板にカーボンとペーパーのハイブリッド素材を使用し、さらに外周をフリーエッジにすることで、ニュートラルかつ応答性能の高いサウンドを目指した。その新開発ドライバーユニットがAH-MM300にも搭載されている。口径も上位機と同じ40mmである。マグネットにネオジウムを用いていることも共通している。
本機が大きく違うのは前述のようにオンイヤーであること、ハウジングの素材がGFRP (ガラス繊維強化プラスチック)素材であること(AH-MM400はナチュラル・アメリカン・ウォールナット)と、その仕上げである。AH-MM300では表面にセラミック・フィニッシュを施して、少しざらりとしたマットな感触とした。