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公開日 2014/12/19 14:23

【第109回】そろそろ買い時 “Bluetoothスピーカー”はココで選ぶ! 購入ポイント徹底解説

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
高橋敦
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■そろそろ選び時が来たかもしれないこのジャンル。Bluetoothスピーカー製品のポイントまとめ

イヤホン、ヘッドホン、ポータブルプレイヤー、ポータブルヘッドホンアンプ。このところのオーディオでは、そういったポータブルでパーソナルなオーディオの躍進がめざましい。

しかしポータブルでパーソナルなときでも、何も身に(耳に)付けずにもっとさらりと音楽に触れたいとか、あるいは時にはパーソナルではなく何人かで音楽を聴きながら話したいとか、何人かで音楽を聴きながら話したいけれどそんな仲間はいないけれどいつかきっとそういう未来が訪れることを信じてるとか、そういう瞬間やひとつの可能性もある。

そんな “いつか” に活躍してくれるオーディオアイテムは言うまでもなく「スピーカー」だ。それもこの場合は、別途のアンプで駆動されるパッシブスピーカーではなく、アンプ等と一体化されていてあとはプレーヤーと組み合わせればそれ単体で音を出せるものがふさわしいだろう。

で、いまスマートフォンやポータブルプレーヤーを中心に考えて、それをサポートするスピーカーとなると、「Bluetooth対応」はもうほとんど絶対に近い必要条件だ。

Bluetoothロゴ

ということで今回は、「セパレートではなく一体型のスピーカーシステム」で「Bluetooth”にも対応”ではなくBluetoothが”メイン”」なアイテムについて、その基本やら流行やら注目ポイントやらをまとめてみよう。

■まずは大まかな分類

まずは本当に大まかな分類からしておこう。

●ポータブル|屋内中心で外出時の持ち歩きも
●ポータブル|屋外中心で特定用途にも対応
●据え置き |屋内中心でお部屋移動等を想定


ポータブルか据え置きかというのは、大きさだけで区切るのは意外と難しい。「頑丈&防水の完全屋外向けでそういう意味ではポータブルなんだけれど大きさはトランクサイズかよ!」なんて製品もあるからだ。

では、この記事では何を基準にそこを分類するかというと、

◆バッテリー搭載か否か

というところにしてみようと思う。充電式にせよ乾電池式にせよ別途の電源(コンセント)を必要とせず電源も無線で駆動できる。それをもって「ポータブル」として、そうでないものは「据え置き」というわけだ。そしてバッテリー搭載ポータブル機の中でも、想定している用途はいくつかに分けられると思う。

●ポータブル|屋内中心で外出時の持ち歩きも

このパターンは、かばん等に入れて普段から外出時に持ち歩くことも無理なく現実的なサイズ感の製品だ。「ポータブルスピーカー」と言われて最初に普通に思い浮かぶのはこれではないだろうか。もちろんその小ささのおかげで自宅での使いやすさも良好。

JBL「CHARGE2」。この「CHARGE」というモデル名にもポイントが…(後述)

●ポータブル|屋外中心で特定用途にも対応

これは、前述の「頑丈&防水&巨大」など、アウトドアやストリートダンスなどを特に想定した製品。コンパクトなものもあるが、普段から持ち歩くにはサイズや形がきつかったりするのものもある。それでも気合を入れれば持ち運べるし車移動なら問題ない。そしてその大きさ等の代わりに耐候性や大音量など、特定の用途や場面で重要な性能を備えていたりする。

オーディオテクニカ“BOOGIE BOX”シリーズ「AT-SPB70BT」。防水等ではないのだがどう見てもストリート仕様

●据え置き |屋内中心でお部屋移動等を想定

バッテリーは搭載していないけれど音声伝送はワイヤレス。そういった製品は自宅室内でのポータビリティを考慮し、Bluetoothワイヤレスとほどほどのサイズ感を採用しているものと思われる。例えばユーザーに、日中はリビング、夜は寝室などと移動させて使いこなすことを手軽に行ってもらうために、接続ケーブルはなるべく少ない方がよい。そこが主な狙いではないかと思う。

なお、それをさらに推し進めて「サイズ感は据え置きだけどバッテリーも搭載し、部屋間の移動は超身軽」みたいなパターンも考えられる。

ソニー“マルチコネクト”「CMT-X5CD」。シリーズ名や型番の通りCDにも対応しているのがいまどき逆に特徴かも

次ページ「ポイントになる要素や機能|使い勝手編」を解説

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