• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/07/11 08:00

この首掛けスピーカーがすごい! 音楽も映画もOKの万能モデル、JBL「SOUNDGEAR」レビュー

驚くほどの臨場感
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
「首掛け式」「肩乗せ式」など呼び方はいろいろあるが、首の周りを取り囲み、肩に乗せるタイプのスピーカーが人気を集めている。衣服のように身につけるため、「ウェアラブルスピーカー」という言い方もあるようだ。国内外の大手AVメーカーが参入し、いずれも品薄になっていることから、今後大きな市場に発展する可能性を秘めている。

そんな首掛け式スピーカー、実はそれぞれ個性があることをご存じだろうか。映画やゲームに特化しているもの、音楽再生を念頭においたものなどが存在する。そんな中、今回紹介するJBLのBluetoothスピーカー「SOUNDGEAR」は、映画でも音楽でも、はたまたゲームでも、何にでも対応できる万能さが売りだ。果たして、その実力はどれほどのものか。いろいろなシチュエーションやコンテンツでチェックした。

JBL「SOUNDGEAR」直販サイト価格19,880円

テレビでの使用も想定、「SOUNDGEAR BTA」が圧倒的に売れている

まず、そもそも首掛け式スピーカーが、どういったシチュエーションで力を発揮するかを考えてみたい。すぐに思いつくのは、スピーカーで大音量が出せない状況だ。深夜に映画や音楽を楽しみたい、でも隣室では子供が寝ているし…などといったシーン、心当たりがある方も多そうだ。

もうひとつは家事をしながら、仕事をしながらなど、いわゆる「ながら」聴きに使うシチュエーションだ。実はこの原稿も、SOUNDGEARを肩に乗せ、音楽を聴きながら書いている。すこぶる快適だ。

ともあれ、このSOUNDGEARの実力を知るには、いろいろな状況といろいろなコンテンツ、それぞれを組み合わせて検証してみる必要がありそうだ。

なおSOUNDGEARには、スピーカー部だけのモデル「SOUNDGEAR」と、テレビ向けBluetoothトランスミッターをセットにした「SOUNDGEAR BTA」の2機種が存在する。

「SOUNDGEAR」の直販サイト価格は19,880円、「SOUNDGEAR BTA」は24,880円(いずれも税抜)なので、その差は5,000円だが、ハーマンインターナショナルによると「圧倒的にSOUNDGEAR BTAの方が売れている」とのこと。それだけ、テレビと組み合わせて使いたいという人が多いということだろう。

「SOUNDGEAR BTA」(直販サイト価格24,880円)にはテレビ用の小型Bluetoothトランスミッターが付属する

着けていることを忘れるほどナチュラルな装着感。ボタン配置も適切

首に掛けるタイプの製品なので、まずは装着感が気になるところだ。実際に首に掛けてみた。

装着しているときのストレスはほとんどない。体型による違いもあるだろうが、少し当たっている感覚があるのは鎖骨のあたりくらいで、それ以外はふしぎなほど違和感がない。月並みな表現だが、着けていることを忘れるほどなのだ。

装着したところ。しばらくすると装着していることを忘れるほど違和感がない

それでは、音を鳴らした際の振動はどうか。音を大きくしたとき、筐体が若干震えるが、鎖骨で少し振動が感じられるかな、という程度だった。装着感は非常に良好と言える。

本体の右側には電源スイッチとBluetoothボタンを装備。電源はスライド式、Bluetoothは押し込み式と、誤操作しない構造になっている。こういった細かな心配りも嬉しい。

反対側の左側にはボリュームのアップダウンボタンがあり、その中央には再生/一時停止ボタンを装備。スマホのリモコンと同じ並びなので、操作に迷うことがない。

本体右側には電源スイッチとBluetoothボタンを装備

左側はボリュームアップダウンボタンと再生/一時停止ボタンがある

本体カラーはブラックとグレーの2色が用意されており、好みで選べる。なおバッテリー持続時間は、2時間の充電で6時間の連続再生が可能。映画や音楽を楽しむには十分な長さだ。

次ページ音の広がり感がすごい!ヘッドホンでもスピーカーでもない新感覚

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
アナログ Vol.86 2024 WINTER
季刊・アナログ
最新号
Vol.86
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX