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PR 公開日 2024/11/26 07:00

英Nothingが贈る “才色兼備” イヤホン「Ear」レビュー。見た目、音質、ChatGPT連携までブランドのこだわりに迫る

VGP2025企画賞・金賞に選ばれたイヤホンシリーズ
山本敦
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スケルトンを基調としたスマホやイヤホンを展開し、唯一無二の存在感を放つ英Nothing。一見すると特徴的なデザイン性に目がいきやすいが、同時にテクノロジーへの飽くなき情熱と探究心を持ち、質の良いものを生み出し続けているからこそ、多くのファンを生み出し、注目を集め続けているのだ。

今回、そんな同社のスタンスが反映されたイヤホンシリーズがVGP2025企画賞を受賞(受賞理由:いちはやくChatGPTに対応、美しいスケルトンボディで近未来を感じさせる、才色兼備のイヤホンシリーズの商品企画に対して)。現ラインナップである「Nothing Ear」「Nothing Ear (a) 」は金賞に輝いた。Nothingイヤホンがいかに “才色兼備” であるか、VGP審査員でもある山本敦氏が解説する。


Nothing Ear:¥22,800(税込)

Nothing Ear (a) :¥14,800(税込)

■ワイヤレスイヤホンの先陣を切ってChatGPTに対応し、VGP2025企画賞に選出



NothingはCEOのカール・ペイ氏が2020年にイギリスで創立したコンシューマーテックブランドだ。Androidをベースにした独自のNothing OSを搭載するスマートフォンが2022年に日本上陸を果たしてから、矢継ぎ早に話題のモデルを送り出してきた。

実は同社初のプロダクトは、2021年に発売した完全ワイヤレスイヤホンの「Nothing Ear (1) 」だった。2023年には美しいスケルトンパーツをあしらったデザインを継承しながら、サウンドを中心とするパフォーマンスを強化した「Nothing Ear (2) 」が誕生する。

そして2024年にはフラグシップモデルの流れを汲む「Nothing Ear」と、そのエッセンスを受け継いだスタンダードモデルの「Nothing Ear (a) 」が同時に発売された。バランスの良いサウンドと高いノイズキャンセリング効果を備え、ワイヤレスイヤホンの中でも先陣を切ってChatGPT対応を実現したことがVGP2025のアワード受賞を呼び込んだ。

■LDACに高性能ノイキャン搭載、高音質に徹底してこだわった会心のモデル「Nothing Ear」



上位モデルのNothing Earは、CEOのペイ氏も「高音質再生に徹底してこだわった」ことを強調しているワイヤレスイヤホンだ。11mm口径のダイナミック型ドライバーはドーム部分にセラミック素材を採用する。

Nothing Ear (1) において高く評価されたサウンドの力強さに加えて、ディテールの再現力がこれまでの限界を突き抜けた。今年4月にNothingが開催したワイヤレスイヤホン新製品のローンチイベントに登壇したペイ氏は、この「細部にまでNothingの経験値を投入した会心のモデル」を手に胸を張った。

現ラインナップの最上位機であるNothing Earは、音質にもこだわった会心のモデルだという

Nothing Ear/Ear (a) は、ともにLDACによるハイレゾ再生が楽しめる。Nothing EarをLDACに対応するスマートフォンに接続して、Amazon Musicが配信するロスレス音源を聴いた。Nothingのイヤホンでハイレゾワイヤレスリスニングを楽しむためには、モバイルアプリの「Nothing X」からデバイスの設定に入り「高音質オーディオ」をオンにする必要がある。

ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのバンド、Silk Sonicの楽曲「Leave the Door Open」はボーカルや楽器の音色がとても華やぐ。声の質感が細やかに再現され、音場の見晴らしは明瞭に感じられる。バンドによる演奏も位置取りが近くて生々しい。引き締まった鮮やかな低音が心地よく響く。

同じ楽曲をNothing Ear (a) で聴くと、全体に柔らかく一体感が増す印象。クールで解像感重視なNothing Earのチューニングに対して、Nothing Ear (a) はややウォームで中音域を軸にもっとタイトにまとめている。どちらのイヤホンも、この楽曲のような甘いバラードにこれ以上ないほどマッチした。

クールで解像度重視なNothing Earに対し、Ear (a) はウォームで中音域を軸にしたサウンド

ヒラリー・ハーンの演奏による『パガニーニ:24の奇想曲 第24番』ではバイオリンによる高音域の倍音がとても美しく描かれる。音の芯のしなやかさも際立って感じられる。小音量の旋律も輪郭が力強くブレない。

次ページノイキャン、注目のChatGPT連携を試してみる

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