公開日 2016/09/30 18:13
太陽インターナショナルのブースをレポート
【TIAS】dCS、RoonReady対応ネットワークブリッジ/NAGRA、A級プリ「Classic Preamp」
編集部:小澤貴信
本日から開幕した東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)にて、太陽インターナショナルは、同社が取り扱うdCS、NAGRA、T+A、JEFF ROWLANDなど多数のブランドの製品を披露した。
■dCSのRoonReady対応ネットワークトランスポートが参考出展
国内初公開の新製品も登場。dCSからはRoonReadyにも対応したネットワークトランスポート「Network Bridge」が参考出展された。発売は年内、価格は70万円程度を予定している。
本機はUPnPによるネットワーク再生、RoonReady、AirPlay、SpotifyやTIDALなどの音楽ストリーミングの再生に対応。DACは搭載しておらず、トランスポートとして再生した信号をデジタル出力する。よってDACとの組み合わせが前提。有線LANのほか、Wi-Fiも内蔵している。
384kHz/24bitのPCM、5.6MHzのDSDに対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSF、DFFなどのフォーマットの再生が可能だ。ネットワーク経由に加えて、USB-A端子経由でUSBストレージに保存した音楽ファイルを再生することもできる。
デジタル出力は、AES/EBU(XLR)×2、S/PDIF(BNC)×2、S/PDIF(RCA)×1を搭載。クロック出力も備える。
AES/EBU端子を2系統用いたデュアルAES出力では、PCM 384kHz/24bitまたはDSD 5.6kHz(DoP)のデジタル出力も可能(受けて側の対応が必要)。その他各端子からは、PCM 192kHz/24bitまたはDSD 2.8MHz(DoP)の出力に対応する(BNC端子のPCM出力は96kHz/24bitまで対応)。
上記のデジタル信号のスペックに満たないDACに対しては、ダウンサンプリングしての出力が可能。ダウンサンプリングの設定は専用アプリから設定できる。
2系統のワードクロック入力も搭載。外部マスタークロックからのクロック入力にも対応している。
dCSによるアプリ「dCS Network Bridge App」からの操作が可能。汎用のUPnPアプリからの操作も行える。
■NAGRA、ClassicシリーズのA級プリアンプ「Classic Preamp」
NAGRAからは、価格を抑えつつ妥協は排除することをテーマとした「Classic」シリーズの新製品として、「Classic Preamp」が出展された。11月発売予定で、価格は1,880,000円(税抜)。
真空管を使用したA級動作のプリアンプ。電源は同シリーズの「Classic DAC」と同様にシャーシに格納して、価格を抑えたという。カスタム仕様のコンデンサーなど高音質パーツの投資や、高品位なヘッドホンアンプの搭載なども特徴となる。同社のPMSパワーサプライを追加して音質を強化することも可能だ。
入力はRCAを4系統、XLR(アンバランス)を1系統搭載。出力はRCAを2系統、XLR(アンバランス)を1系統備える。
■brinkmannの独自開発モーターを搭載したDD方式ターンテーブル「Bardo」
リニアモーターの原理を応用した独自のDDモーターを設計して採用したダイレクトドライブ方式ターンテーブル。4つのコイルを平面に配置して、モーター内部にマグネットを設置。コイルとマグネットの反発と引き合いによってモーターが回転する。この独自モーターにより、ダイレクトドライブ方式の弱点と言えるコギングの発生を抑制。さらにはモーターのトルクも必要最小限におさえ、ノイズを大幅に低減したという。トーンアーム「Tonearm 10.0」も用意する。
写真のBardoの下に敷かれているのは、HRS(HARMONIC RESOLUTION SYSTEM)のオーディオボード「R3X」。同社は“アイソレーションベース”と形容している。価格は201,000円(税抜)。
HRSは、大手企業で長年にわたって軍需・航空産業向けに共振対策の研究を行っていたというマイク・ラトヴィス氏が立ち上げたオーディオアクセサリーブランド。「R3X」は5種類の異なった素材で構成されており、ベース内部にはアイソレーションの要となる特殊複合ポリマーを使用。フット部も特殊複合ポリマーを介してベースに取り付けられている。こうした対策により、高い制振・アイソレーション効果を発揮するという。
■dCSのRoonReady対応ネットワークトランスポートが参考出展
国内初公開の新製品も登場。dCSからはRoonReadyにも対応したネットワークトランスポート「Network Bridge」が参考出展された。発売は年内、価格は70万円程度を予定している。
本機はUPnPによるネットワーク再生、RoonReady、AirPlay、SpotifyやTIDALなどの音楽ストリーミングの再生に対応。DACは搭載しておらず、トランスポートとして再生した信号をデジタル出力する。よってDACとの組み合わせが前提。有線LANのほか、Wi-Fiも内蔵している。
384kHz/24bitのPCM、5.6MHzのDSDに対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSF、DFFなどのフォーマットの再生が可能だ。ネットワーク経由に加えて、USB-A端子経由でUSBストレージに保存した音楽ファイルを再生することもできる。
デジタル出力は、AES/EBU(XLR)×2、S/PDIF(BNC)×2、S/PDIF(RCA)×1を搭載。クロック出力も備える。
AES/EBU端子を2系統用いたデュアルAES出力では、PCM 384kHz/24bitまたはDSD 5.6kHz(DoP)のデジタル出力も可能(受けて側の対応が必要)。その他各端子からは、PCM 192kHz/24bitまたはDSD 2.8MHz(DoP)の出力に対応する(BNC端子のPCM出力は96kHz/24bitまで対応)。
上記のデジタル信号のスペックに満たないDACに対しては、ダウンサンプリングしての出力が可能。ダウンサンプリングの設定は専用アプリから設定できる。
2系統のワードクロック入力も搭載。外部マスタークロックからのクロック入力にも対応している。
dCSによるアプリ「dCS Network Bridge App」からの操作が可能。汎用のUPnPアプリからの操作も行える。
■NAGRA、ClassicシリーズのA級プリアンプ「Classic Preamp」
NAGRAからは、価格を抑えつつ妥協は排除することをテーマとした「Classic」シリーズの新製品として、「Classic Preamp」が出展された。11月発売予定で、価格は1,880,000円(税抜)。
真空管を使用したA級動作のプリアンプ。電源は同シリーズの「Classic DAC」と同様にシャーシに格納して、価格を抑えたという。カスタム仕様のコンデンサーなど高音質パーツの投資や、高品位なヘッドホンアンプの搭載なども特徴となる。同社のPMSパワーサプライを追加して音質を強化することも可能だ。
入力はRCAを4系統、XLR(アンバランス)を1系統搭載。出力はRCAを2系統、XLR(アンバランス)を1系統備える。
■brinkmannの独自開発モーターを搭載したDD方式ターンテーブル「Bardo」
リニアモーターの原理を応用した独自のDDモーターを設計して採用したダイレクトドライブ方式ターンテーブル。4つのコイルを平面に配置して、モーター内部にマグネットを設置。コイルとマグネットの反発と引き合いによってモーターが回転する。この独自モーターにより、ダイレクトドライブ方式の弱点と言えるコギングの発生を抑制。さらにはモーターのトルクも必要最小限におさえ、ノイズを大幅に低減したという。トーンアーム「Tonearm 10.0」も用意する。
写真のBardoの下に敷かれているのは、HRS(HARMONIC RESOLUTION SYSTEM)のオーディオボード「R3X」。同社は“アイソレーションベース”と形容している。価格は201,000円(税抜)。
HRSは、大手企業で長年にわたって軍需・航空産業向けに共振対策の研究を行っていたというマイク・ラトヴィス氏が立ち上げたオーディオアクセサリーブランド。「R3X」は5種類の異なった素材で構成されており、ベース内部にはアイソレーションの要となる特殊複合ポリマーを使用。フット部も特殊複合ポリマーを介してベースに取り付けられている。こうした対策により、高い制振・アイソレーション効果を発揮するという。