公開日 2017/05/22 07:30
オンキヨーの新プリメイン「A-9150」も披露
<HIGH END>パイオニア、ディスク再生に特化した上級SACDプレーヤー「PD-70AE」を参考出展
編集部:小澤貴信
独ミュンヘンで開催された世界最大規模のオーディオショウ「HIGH END」。オンキヨーとパイオニア、ティアックは合同ブースを出展して各社最新製品や参考出展製品を多数展示していた。本記事では、パイオニアとオンキヨーの製品についてレポートする。
パイオニアは日本で未発表の新製品を複数出展。中でも注目を集めていたのが、SACDプレーヤー「PD-70AE」だ。
本機は型番からもわかる通り、同社のプリメインアンプ「A-70A」やネットワークプレーヤー「N-70」と同クラスのディスクプレーヤーとなるが、「リファレンスグレードのディスク再生を目指して開発中のモデルで、その物量などからも、価格は既存の70シリーズ機より上になるのでは」(ブース説明員)とのことだった。
PD-70AEはディスク再生に特化したSACDプレーヤーで、USBなどのデジタル入力は非搭載。物量や技術は全て「ディスク再生」に集中させたという。DACはESS製「ES9026PRO」をデュアル搭載して、フルバランス構成とした。ドライブメカは回転による振動やノイズを徹底排除するために、写真からも見て取れるとおり、ハニカム構造の金属製シャーシで覆われている。電源はアナログ/デジタルを完全分離しており、それぞれのために大型トランスを1基ずつ搭載している。アナログ出力はRCA/XLRを搭載する。
具体的な質量は明かされなかったが、ブースに展示されていた天板なしの試作機でも持ち上げてみるとかなりの重量があり、その物量の大きさが伺えた。現時点で価格や発売時期、日本への導入があるかは未定とのこと。ディスク再生へのこだわり具合はかなりのものと感じただけに、ぜひ日本導入も期待したい。
同じくパイオニアからは、ネットワークプレーヤーの新製品「N-70AE」「N-50AE」も出展された。両モデルはその型番からもわかるとおり、「N-70A」「N-50A」をブラッシュアップしたモデルとなる。
先行して登場している「N-30A」と同様にネットワーク/USB-DACによる11.2MHz DSDの再生に対応。e-onkyo musicからのハイレゾ直接ダウンロードやChromecastにも対応した。ただし「最も大きく進化したのは音質」とのこと。DACチップは従来から継承しつつ、入念なサウンドチューニングが改めて施されたという。こちらも日本での発売時期や価格は未定とのことだ。
オンキヨーからは、プリメインアンプの新製品「A-9150」が出展されていた。本機は「A-9050」の後継にあたるモデル。動的ノイズを抑制する独自技術「DIDRC」をさらに進化させた「Discrete Spectra Module」を採用。さらには独立基板によるMM/MC対応のフォノイコライザーを搭載して、レコードの高音質再生にも注力したという。その一方で、同軸/光のデジタル入力も搭載する。本機についても、日本へ導入されるかについては明言されなかった。
日本では5月下旬発売予定となっているパイオニアの密閉型ヘッドホン「SE-MONITOR5」も披露。期待の密閉型ハイエンドモデルとあって、大きな注目を集めていた。また、オンキヨー/パイオニアのミニDAP「rubato」「private」も出展されていた。
ブースには、オンキヨーとパイオニアのHi-Fiオーディオ、AVアンプをはじめとするホームシアター関連、ポータブルオーディオの各製品が一斉展示。また、両ブランドが海外向け製品で採用するマルチルーム機能「Fire Connect」についても積極的にアピールが行われており、対応するワイヤレススピーカーやミニコンポなどが展示されていた。
パイオニアは日本で未発表の新製品を複数出展。中でも注目を集めていたのが、SACDプレーヤー「PD-70AE」だ。
本機は型番からもわかる通り、同社のプリメインアンプ「A-70A」やネットワークプレーヤー「N-70」と同クラスのディスクプレーヤーとなるが、「リファレンスグレードのディスク再生を目指して開発中のモデルで、その物量などからも、価格は既存の70シリーズ機より上になるのでは」(ブース説明員)とのことだった。
PD-70AEはディスク再生に特化したSACDプレーヤーで、USBなどのデジタル入力は非搭載。物量や技術は全て「ディスク再生」に集中させたという。DACはESS製「ES9026PRO」をデュアル搭載して、フルバランス構成とした。ドライブメカは回転による振動やノイズを徹底排除するために、写真からも見て取れるとおり、ハニカム構造の金属製シャーシで覆われている。電源はアナログ/デジタルを完全分離しており、それぞれのために大型トランスを1基ずつ搭載している。アナログ出力はRCA/XLRを搭載する。
具体的な質量は明かされなかったが、ブースに展示されていた天板なしの試作機でも持ち上げてみるとかなりの重量があり、その物量の大きさが伺えた。現時点で価格や発売時期、日本への導入があるかは未定とのこと。ディスク再生へのこだわり具合はかなりのものと感じただけに、ぜひ日本導入も期待したい。
同じくパイオニアからは、ネットワークプレーヤーの新製品「N-70AE」「N-50AE」も出展された。両モデルはその型番からもわかるとおり、「N-70A」「N-50A」をブラッシュアップしたモデルとなる。
先行して登場している「N-30A」と同様にネットワーク/USB-DACによる11.2MHz DSDの再生に対応。e-onkyo musicからのハイレゾ直接ダウンロードやChromecastにも対応した。ただし「最も大きく進化したのは音質」とのこと。DACチップは従来から継承しつつ、入念なサウンドチューニングが改めて施されたという。こちらも日本での発売時期や価格は未定とのことだ。
オンキヨーからは、プリメインアンプの新製品「A-9150」が出展されていた。本機は「A-9050」の後継にあたるモデル。動的ノイズを抑制する独自技術「DIDRC」をさらに進化させた「Discrete Spectra Module」を採用。さらには独立基板によるMM/MC対応のフォノイコライザーを搭載して、レコードの高音質再生にも注力したという。その一方で、同軸/光のデジタル入力も搭載する。本機についても、日本へ導入されるかについては明言されなかった。
日本では5月下旬発売予定となっているパイオニアの密閉型ヘッドホン「SE-MONITOR5」も披露。期待の密閉型ハイエンドモデルとあって、大きな注目を集めていた。また、オンキヨー/パイオニアのミニDAP「rubato」「private」も出展されていた。
ブースには、オンキヨーとパイオニアのHi-Fiオーディオ、AVアンプをはじめとするホームシアター関連、ポータブルオーディオの各製品が一斉展示。また、両ブランドが海外向け製品で採用するマルチルーム機能「Fire Connect」についても積極的にアピールが行われており、対応するワイヤレススピーカーやミニコンポなどが展示されていた。