カーボファイバーによる特別仕上げバージョンも
GERMAN PHYSIKS、360度無指向性ドライバー搭載スピーカー「Borderland Mk4」を2/25に発売
タクトシュトックは、同社取り扱いの独ブランドGERMAN PHYSIKS(ジャーマン・フィジックス)から、360度無指向型スピーカー「Borderland Mk4」を2月25日(火)より発売する。カラーは13色から選択可能で、サテンやポリッシュといった仕上げも用意するほか、特別仕上げバージョンの「Carbon Mk4」も同日発売。価格の詳細は以下の通り(表示はすべて税込)。
・「Borderland Mk4 ST」(サテン・ベニア仕上げ) 7,260,000円/ペア
・「Borderland Mk4 HP」(ハイポリッシュ・ブラック/ホワイト仕上げ) 8,030,000円/ペア
・「Borderland Mk4 HV」(ハイポリッシュ・ベニア仕上げ) 8,800,000円/ペア
・「Carbon Mk4」(カーボンファイバー仕上げ) 9,680,000円/ペア
GERMAN PHYSIKSは、1992年にドイツでホルガ―・ミューラー氏によって設立されたオーディオブランド。アメリカのリンカーン・ウォルシュ氏が開発した360度無指向性のドライバーである「ウォルシュ・ドライバー」を搭載したスピーカー「Ohm F」に感動したホルガー氏が、同スピーカーを自宅に導入。後年ドイツの数学者でエンジニアのピーター・ディックス氏が複雑な構造を持つ同ドライバーをコンピュータモデリングした試作品を開発し、ライセンスを獲得。さらなる研究を重ねて開発されたユニットは1992年に「DDD(Dicks Dipole Driver/ディック・ダイポール・ドライバー)」と名付けられ、ブランドのアイコンとなったという。
Borderland Mk4は、同ブランドの第1号機“Borderland(ボーダーランド)”の名前を冠した360度無指向型の2ウェイ・スピーカーで、2022年に日本で発売された「HRS-130」の上位機種にあたる。
0.15mm厚の薄型カーボンファイバー製の最新のDDDユニット(Dicks Dipole Driver)を採用しており、ユニット単体で190Hz - 24kHzの再生周波数をカバーする。専用の密閉キャビティ内に搭載する仕様は、HRS-130から引き続いて採用しており、無指向放射特性がホールのように包み込む音場を作り出すと説明している。
ウーファードライバーは、搭載するボトム部の構造にヘルムホルツの共鳴管を利用した密閉型を採用。サイズはHRS-130では200mmだったところ300mmに拡大。より豊かで自然なサウンドを実現したという。また、リアパネルのジャンパーから高域レベルを-2/0/+2/+4dBで調整可能となっている。
キャビネットは特徴的な8角形の形状を採用し、剛性と設置のしやすさを両立しているとのこと。内側には「Hawaphon」という特殊な制振材を搭載することで共振対策を図っている。加えて、内側全体を高密度フェルトの厚い層で裏打ちすることで、キャビネット内の共鳴も低減しているという。
またキャビネットは、ドイツの熟練した職人によって一つ一つ手作りで製造しており「高級家具レベルの美しさ」だとアピール。オーダーから完成まで10週間、仕上げによっては4か月以上かかることもあるとしており、美観についても妥協がないと謳っている。
本機の特別仕上げバージョン「Carbon Mk4」の取り扱いも開始。内部構造や音響スペックは通常モデルと共通だが、キャビネットに航空機グレードの樹脂含浸カーボンファイバーを数層にもわたって導入。そのうえから、透明ラッカーを何層にも重ねて塗布している。
各層の仕上げは、完全に硬化してから手作業で磨き、さらに次の層を塗布しさらに磨くという細心の注意と膨大な時間をかけられている。ベース部やトップ部には、光沢のあるブラック・ポリエステルを採用。高級感・特別感のある外観に仕上がっており「ドイツのクラフトマンシップの結晶」のようなモデルだとアピールしている。
部屋の広さは9畳から50畳まで対応。主な仕様として、入力端子にはWBT nextgenバインディングポストを採用、周波数特性は28Hz - 24kHz、クロスオーバーは190Hz、インピーダンスは4Ω、能率は86dB(1W@1m)、外形寸法は404W×1,229H×404Dmm、質量は54kg。付属品としてスパイク、インシュレーターを同梱する。
・「Borderland Mk4 ST」(サテン・ベニア仕上げ) 7,260,000円/ペア
・「Borderland Mk4 HP」(ハイポリッシュ・ブラック/ホワイト仕上げ) 8,030,000円/ペア
・「Borderland Mk4 HV」(ハイポリッシュ・ベニア仕上げ) 8,800,000円/ペア
・「Carbon Mk4」(カーボンファイバー仕上げ) 9,680,000円/ペア
GERMAN PHYSIKSは、1992年にドイツでホルガ―・ミューラー氏によって設立されたオーディオブランド。アメリカのリンカーン・ウォルシュ氏が開発した360度無指向性のドライバーである「ウォルシュ・ドライバー」を搭載したスピーカー「Ohm F」に感動したホルガー氏が、同スピーカーを自宅に導入。後年ドイツの数学者でエンジニアのピーター・ディックス氏が複雑な構造を持つ同ドライバーをコンピュータモデリングした試作品を開発し、ライセンスを獲得。さらなる研究を重ねて開発されたユニットは1992年に「DDD(Dicks Dipole Driver/ディック・ダイポール・ドライバー)」と名付けられ、ブランドのアイコンとなったという。
Borderland Mk4は、同ブランドの第1号機“Borderland(ボーダーランド)”の名前を冠した360度無指向型の2ウェイ・スピーカーで、2022年に日本で発売された「HRS-130」の上位機種にあたる。
0.15mm厚の薄型カーボンファイバー製の最新のDDDユニット(Dicks Dipole Driver)を採用しており、ユニット単体で190Hz - 24kHzの再生周波数をカバーする。専用の密閉キャビティ内に搭載する仕様は、HRS-130から引き続いて採用しており、無指向放射特性がホールのように包み込む音場を作り出すと説明している。
ウーファードライバーは、搭載するボトム部の構造にヘルムホルツの共鳴管を利用した密閉型を採用。サイズはHRS-130では200mmだったところ300mmに拡大。より豊かで自然なサウンドを実現したという。また、リアパネルのジャンパーから高域レベルを-2/0/+2/+4dBで調整可能となっている。
キャビネットは特徴的な8角形の形状を採用し、剛性と設置のしやすさを両立しているとのこと。内側には「Hawaphon」という特殊な制振材を搭載することで共振対策を図っている。加えて、内側全体を高密度フェルトの厚い層で裏打ちすることで、キャビネット内の共鳴も低減しているという。
またキャビネットは、ドイツの熟練した職人によって一つ一つ手作りで製造しており「高級家具レベルの美しさ」だとアピール。オーダーから完成まで10週間、仕上げによっては4か月以上かかることもあるとしており、美観についても妥協がないと謳っている。
本機の特別仕上げバージョン「Carbon Mk4」の取り扱いも開始。内部構造や音響スペックは通常モデルと共通だが、キャビネットに航空機グレードの樹脂含浸カーボンファイバーを数層にもわたって導入。そのうえから、透明ラッカーを何層にも重ねて塗布している。
各層の仕上げは、完全に硬化してから手作業で磨き、さらに次の層を塗布しさらに磨くという細心の注意と膨大な時間をかけられている。ベース部やトップ部には、光沢のあるブラック・ポリエステルを採用。高級感・特別感のある外観に仕上がっており「ドイツのクラフトマンシップの結晶」のようなモデルだとアピールしている。
部屋の広さは9畳から50畳まで対応。主な仕様として、入力端子にはWBT nextgenバインディングポストを採用、周波数特性は28Hz - 24kHz、クロスオーバーは190Hz、インピーダンスは4Ω、能率は86dB(1W@1m)、外形寸法は404W×1,229H×404Dmm、質量は54kg。付属品としてスパイク、インシュレーターを同梱する。
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