専用スピーカースタンド「TAD-ST3TX」も
TAD、ブックシェルフスピーカー「TAD-ME1TX」。独自の同軸ドライバー&上位モデルの振動板でサウンドが“深化”
テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TAD)は、“Evolutionシリーズ”からブックシェルフスピーカー「TAD-ME1TX」を発売する。ブラックとシルバーホワイトの2色をラインナップし、専用のスピーカースタンドの発売もアナウンス。それぞれの価格と発売時期は以下の通り(表示はすべて税込)。
・スピーカー
「TAD-ME1TX-K」(ブラック):847,000円(1台)/3月中旬発売
「TAD-ME1TX-SW」(シルバーホワイト):869,000円(1台)/4月上旬発売
・スピーカースタンド
「TAD-ST3TX-K(ブラック):286,000円(ペア)/3月中旬発売
「TAD-ST3TX-SW」(シルバーホワイト):308,000円(ペア)/4月上旬発売
TAD-ME1TXは、2016年の発売以来全世界で好評を博したという同シリーズのブックシェルフ型スピーカー「TAD-ME1」の後継機種。 独自のバスレフ形状を継承しながら、真空蒸着法で製造したベリリウム振動板をトゥイーターに採用するといった上位モデルと同様の技術を採用し、より深化したサウンドを実現したとアピールしている。
なお、2月15日(土)から16日(日)に開催される「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2025」では本機のデモンストレーションが行われる予定だ。
トゥイーター/ミッドレンジには、同軸スピーカーユニット「90mmCSTドライバー」を搭載。ミッドレンジのコーンで同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御する設計となっており、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向パターンを両立。CSTドライバーのみで420Hz - 60kHzという広帯域再生を実現したと説明している。
トゥイーターの振動板には、軽量で剛性に優れたベリリウムを用いて独自の真空蒸着法で製造した新開発の「25mmベリリウム振動板」を採用。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適なバランスを導き出すことで、60kHzまでの超広帯域再生を可能としたという。
ミッドレンジの振動板には前モデル同様、軽量かつ内部損失の高いマグネシウム合金を導入。本機では、新たに陽極酸化処理と塗装による複合処理を実施。これによって、表面硬度のさらなる向上と損失付加を図るとともに、ボイスコイルからのリード引き出し部のわずかな共振を抑えることで、歪みの少ない澄み切った中音域を再生するとのこと。また、磁気回路を抱えるフレームバスケットのアーム部の形状を見直すことで、大幅な強度アップとミッドレンジ背面におけるスムーズな音波の伝搬に寄与したとしている。
ウーファーには、アラミド織布と異素材の不織布をラミネートした「MACC(Multi-layered Aramid Composite Cone)振動板」を採用することで、豊かでクリアな低域再生とカラレーションのない中低域を再生すると説明。
また、駆動系のリニアリティーを高めるため「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)」を搭載した磁気回路をブラッシュアップ。同時に、発泡ポリカーボネートのコルゲーションエッジを導入することで、支持系のリニアリティーの向上も図っている。さらに、ウーファーフレームのアーム部の形状も見直しており、強度アップとエアフローの円滑化を実現したという。
独自のバスレフ形状「BidirectionalADS(Aero-Dynamic Slot)ポート」を前モデルから引き続いて搭載。エンクロージャーの両サイドパネルにスリット状のポート設置し、開口部は前後・左右対称にレイアウト。さらに開口部をホーン形状にすることで、滑らかな空気の流れを実現するとしている。これによって、大振幅時のポートノイズを低減するとともに、ポートからの内部定在波の漏洩を抑制。レスポンスの良い豊かな低域を再生するとのことだ。
エンクロージャーには、「SILENT(Structurally Inert Laminated ENclosure Technology)エンクロージャー」 を採用。高剛性のバーチプライウッド(樺合板)を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現したとしている。
加えて、エンクロージャーの左右の側板に、従来よりも厚みを増した5mmの鋼板パネルを装着することで、キャビネットの共振をさらに低減。そのうえ、エンクロージャー内部の定在波解析をもとに最適な吸音材を選定して効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を排除しているという。
カラーについては、前モデルはブラックの1色のみだったところ、シルバーホワイトもラインナップ。設置環境に合わせて選べるようにしたという。外観は、熟練の職人による塗装の吹き付け作業や下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程など丁寧に時間をかけて施されており、美しい仕上げになっているとアピールする。
周波数特性は36Hz - 60kHz、クロスオーバー周波数は420Hz/2.5kHz、感度は85dB(2.83V・1m)、インピーダンスは4Ω。外形寸法は254W×411H×402Dmm、質量は21kg。付属品として、ショートケーブル×2、音質への影響を最小限に抑えたというウーファーグリル、設置時に使用する滑り止めパッド×4、クリーニングクロスなどを同梱する。
上記の通り、専用のスピーカースタンド「TAD-ST3TX-K/SW」も同時期に発売。発音源からの回折を抑えるスラント支柱を取り入れ、高強度でありながら高い制振性を持った構造を採用しており、TAD-ME1TXのパフォーマンスを最大限に引き出すと説明している。
・スピーカー
「TAD-ME1TX-K」(ブラック):847,000円(1台)/3月中旬発売
「TAD-ME1TX-SW」(シルバーホワイト):869,000円(1台)/4月上旬発売
・スピーカースタンド
「TAD-ST3TX-K(ブラック):286,000円(ペア)/3月中旬発売
「TAD-ST3TX-SW」(シルバーホワイト):308,000円(ペア)/4月上旬発売
TAD-ME1TXは、2016年の発売以来全世界で好評を博したという同シリーズのブックシェルフ型スピーカー「TAD-ME1」の後継機種。 独自のバスレフ形状を継承しながら、真空蒸着法で製造したベリリウム振動板をトゥイーターに採用するといった上位モデルと同様の技術を採用し、より深化したサウンドを実現したとアピールしている。
なお、2月15日(土)から16日(日)に開催される「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2025」では本機のデモンストレーションが行われる予定だ。
トゥイーター/ミッドレンジには、同軸スピーカーユニット「90mmCSTドライバー」を搭載。ミッドレンジのコーンで同軸配置されたトゥイーターの指向特性を制御する設計となっており、トゥイーターとミッドレンジのクロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させることで、全帯域で自然な減衰特性と指向パターンを両立。CSTドライバーのみで420Hz - 60kHzという広帯域再生を実現したと説明している。
トゥイーターの振動板には、軽量で剛性に優れたベリリウムを用いて独自の真空蒸着法で製造した新開発の「25mmベリリウム振動板」を採用。コンピューター解析による最適化手法「HSDOM(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)」を用いて形状設計し、分割振動とピストンモーションの最適なバランスを導き出すことで、60kHzまでの超広帯域再生を可能としたという。
ミッドレンジの振動板には前モデル同様、軽量かつ内部損失の高いマグネシウム合金を導入。本機では、新たに陽極酸化処理と塗装による複合処理を実施。これによって、表面硬度のさらなる向上と損失付加を図るとともに、ボイスコイルからのリード引き出し部のわずかな共振を抑えることで、歪みの少ない澄み切った中音域を再生するとのこと。また、磁気回路を抱えるフレームバスケットのアーム部の形状を見直すことで、大幅な強度アップとミッドレンジ背面におけるスムーズな音波の伝搬に寄与したとしている。
ウーファーには、アラミド織布と異素材の不織布をラミネートした「MACC(Multi-layered Aramid Composite Cone)振動板」を採用することで、豊かでクリアな低域再生とカラレーションのない中低域を再生すると説明。
また、駆動系のリニアリティーを高めるため「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)」を搭載した磁気回路をブラッシュアップ。同時に、発泡ポリカーボネートのコルゲーションエッジを導入することで、支持系のリニアリティーの向上も図っている。さらに、ウーファーフレームのアーム部の形状も見直しており、強度アップとエアフローの円滑化を実現したという。
独自のバスレフ形状「BidirectionalADS(Aero-Dynamic Slot)ポート」を前モデルから引き続いて搭載。エンクロージャーの両サイドパネルにスリット状のポート設置し、開口部は前後・左右対称にレイアウト。さらに開口部をホーン形状にすることで、滑らかな空気の流れを実現するとしている。これによって、大振幅時のポートノイズを低減するとともに、ポートからの内部定在波の漏洩を抑制。レスポンスの良い豊かな低域を再生するとのことだ。
エンクロージャーには、「SILENT(Structurally Inert Laminated ENclosure Technology)エンクロージャー」 を採用。高剛性のバーチプライウッド(樺合板)を骨組みに使用し、内部損失の高いMDF材と組み合わせることで高い強度と低共振を実現したとしている。
加えて、エンクロージャーの左右の側板に、従来よりも厚みを増した5mmの鋼板パネルを装着することで、キャビネットの共振をさらに低減。そのうえ、エンクロージャー内部の定在波解析をもとに最適な吸音材を選定して効果的に配置することで、音像・音場に悪影響を及ぼす内部定在波を排除しているという。
カラーについては、前モデルはブラックの1色のみだったところ、シルバーホワイトもラインナップ。設置環境に合わせて選べるようにしたという。外観は、熟練の職人による塗装の吹き付け作業や下地塗装の研磨、最終の磨き上げの工程など丁寧に時間をかけて施されており、美しい仕上げになっているとアピールする。
周波数特性は36Hz - 60kHz、クロスオーバー周波数は420Hz/2.5kHz、感度は85dB(2.83V・1m)、インピーダンスは4Ω。外形寸法は254W×411H×402Dmm、質量は21kg。付属品として、ショートケーブル×2、音質への影響を最小限に抑えたというウーファーグリル、設置時に使用する滑り止めパッド×4、クリーニングクロスなどを同梱する。
上記の通り、専用のスピーカースタンド「TAD-ST3TX-K/SW」も同時期に発売。発音源からの回折を抑えるスラント支柱を取り入れ、高強度でありながら高い制振性を持った構造を採用しており、TAD-ME1TXのパフォーマンスを最大限に引き出すと説明している。
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