「2024東京インターナショナルオーディオショウ」でデモ

TAD、フラグシップスピーカー TAD-R1TXに全世界25ペアの特別限定モデル「TAD-R1TXLTD」

公開日 2024/07/23 16:00 編集部:岡本雄
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テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TAD)は、“Referenceシリーズ”のフラグシップスピーカー「TAD-R1TX」に、全世界25ペア限定となる特別モデル「TAD-R1TXLTD」の受注を開始する。価格は税込11,550,000円(1本)、発売は12月。

TAD-R1TXLTDは、2019年に発売した“Referenceシリーズ”のフラグシップとなるフロア型スピーカーTAD-R1TXの特別限定モデル。全世界で25ペアのみ受注生産される。ベースとなるTAD-R1TXは、同社の高音質化技術を結集するとともに、エンクロージャーを高級家具メーカー「天童木工」と共同で制作し、音質のみならず「モノとしての価値」も高めたとしている。また、天童木工匠の技術を活かした成形・加工方法により、高い制振効果と強度を持つTADの“SILENT エンクロージャー”をより強固に仕上げた点も特徴だ。

TAD「TAD-R1TXLTD」

TAD-R1TXLTDにおいてはさらに、“SILENTエンクロージャー”を最大限に活かすためのサウンドチューニングが施されている。“Referenceシリーズ”のフラグシップスピーカーのポテンシャルを余すことなく引き出し、特別限定モデルにふさわしい音へと深化させているという。

バスレフポート開口部とエンクロージャーを支えるベースには厚さ15mm、質量12kgのアルミベースを追加。製品の重心を下げて安定させることで、より力強い低域再生を実現したとしている。

音の情報量、力感、空間表現を向上させるために、本体をより強固に支えるスパイクおよびスパイクベースを新たに開発。スパイクの接点部には、硬度が高く耐摩擦性に優れ、弾性変異の小さい特殊合金鋼を採用。160kgを超える重量を受け止めながらスピーカーの能力を最大限に引き出すことができるという。スパイクベースには、硬質な素材と柔軟な素材を組み合わせた拘束制振構造を導入。スパイクの良さを生かすために接点部には特殊鋼を採用している。

外装色は、TAD-R1TXで展開される「ベリルレッド」「エメラルドブラック」同様、ベリリウムの原料である希少鉱石「ベリル」由来の宝石をイメージさせる「サンタマリアアクアマリン」を採用した。高級感のある深く美しい藍色で、“海底から海面を見上げているような”光の移ろいが木目の立体的な美しさを際立たせ、スピーカーの工芸品としての魅力を高めているという。

上記のアルミベースとCSTドライバー周りのトリムリングの色も、上品で洗練された「オーレリアゴールド」を採用し、特別限定モデルにふさわしい外観に仕上げている。

周波数特性は21Hz - 100kHz、クロスオーバー周波数は250Hz/2kHz、感度はは90dB(2.83V・1m)、インピーダンスは4Ω。外形寸法は554W×1308H×698Dmm、質量は162kg。

なお、7月26日(金)より開催される「2024東京インターナショナルオーディオショウ」において、先日発表されたパワーアンプ「TAD-M1000TX」とともに本機のデモンストレーションを行うとアナウンスしている。

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