公開日 2017/08/17 13:37
8月から取り扱い開始
ロッキー、英CASTLEのスピーカー「Richmond Anniversary」「Knightシリーズ」を発売
編集部:小澤貴信
ロッキーインターナショナルは、英国のスピーカーブランド「CASTLE(キャッスル)」の取り扱いを開始。「Richmond Anniversary」と「Knightシリーズ」を8月15日より発売した。
キャッスルを手がけるCastle Acousticは、イギリスのヨークシャーで設立。11世紀に建てられたSkipton Castle(スキップトン城)を由来とするブランド名とロゴを用いている。同社はドライバーユニットや電子部品に加えて、リアルウッド素材のエンクロージャーも手作業で製造しているという。
・「Richmond Anniversary」¥158,000/ペア(税抜)
Richmondは、キャッスルが40年以上前に設立されて以来ラインナップされ、高い評価を得ているというスタジオモニター型スピーカーシステム。本機はそのスペシャルバージョンとなる。形式は2ウェイ・バスレフ型(リアポート)となる。
開発にあたっては、従来のRichmondのキャビネットを最新の振動スペクトル解析を用いて研究。オリジナルの15mm厚MDF製キャビネットに対して、可聴帯域でのパネル共鳴を減らすためにビチューメン材ダンピングパッドを追加した。加えて多層複合パネル素材をルーズ繊維織物と組み合わせることで、共鳴をキャビネット内部で吸収させている。また、キャビネット内に適切なブレーシングを用いることで、ユニットの持つダイナミックレンジを余すことなく活かしているという。
ウーファーユニットは130mm径で、キャッスルの特徴のひとつであるカーボンファイバーコーン・ユニットを搭載。駆動系については、カプトンボビンに巻かれたコッパークラッド・アルミニウムボイスコイルを用いることで高域方向への帯域拡張を実現した。トゥイーターには、ポリアミド・マイクロファイバー製の19mmドーム・トゥイーターを搭載する。
クロスオーバーは、シリコン/鉄積層コアを用いたベース・コイル、超特大の空芯コイル、独自のポリプロピレン低損失コンデンサーなどを採用。音の透明度を高めることを目的に部品を選別している。また、トゥイーターをウーファーの下部に配置することで、ユニット間のタイムアライメントを調整。これによりLinkwitz-Rileyフィルターを用いて正確な位相のクロスオーバーを行うことが可能となったとのこと。さらにトゥイーターは、キャビネットのエッジにより引き起こされる輻射を分散させるためにオフセット配置されている。なお、製造はハンドメイドで、ペアマッチングも厳密に行っているという。
各面にはクラウンカットの高品位な突き板を用い、キャビネットのサイズに合わせて目視によって厳選され、各ペアのキャビネットの木目が揃うように製造されている。
周波数特性は60Hz〜20kHz、定格インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは88dB、外形寸法は165W×280H×235Dmm、質量は5.1kg。
<Knight Series>
・「Knight 5」 ¥178,000/ペア(税抜)
・「Knight 4」 ¥148,000/ペア(税抜)
・「Knight 2」 ¥70,000/ペア(税抜)
・「Knight 1」 ¥52,000/ペア(税抜)
Knight Seriesは、ステレオ再生に特化したスタンダードシリーズ。フロア型の「Knight 5」「Knight 4」、ブックシェルフ型の「Knight 2」「Knight 1」をラインナップする。カラーはそれぞれチェリー、ウォールナット、マホガニーを用意する。
フロア型の2機種には、独自の「TPT」(ツインパイプテクノロジー)を採用することで、調整の難しい反射ポートを使用せずにキャビネットの内部容積を活用し、低音レスポンスの拡張を可能にしている。このTPTは、スピーカーベースを通してエアフローを確保することで、ポートからの出力が部屋の影響を受けることを回避する。また、ツインパイプによる1/4波長設計を使用してキャビネット内でベースレスポンスを結合することで、スムーズかつ均一な低域レスポンスを実現。明瞭な低域再生を実現するという。
4モデルのいずれも、高域側ユニットにはソフトドーム・トゥイーターを採用。アルミコア・ボイスコイルを組み合わせ、メタルドーム・トゥイーターでしか再現できない帯域を固有のピークを避けつつ再生することができるとする。
低域には、混合ファイバーによるウーファーユニットを搭載。剛性がありながらも軽く、ハイスピードな駆動が可能となる。また、振動板に天然繊維の混合物を用いて円錐形にプレスすることで、リンギングを押さえ、かつ安定した構造を実現することができたという。また、スムーズかつほぼ完全な位相線形を実現するために、シンプルな2次クロスオーバー(12db/オクターブ)を用いている。
Knight 5はフロア型/TPTで、150mmウーファー×2、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は30Hz〜24kHz、出力音圧レベルは91dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は200W×925H×335Dmm、質量は20.0kg。
Knight 4はフロア型/TPTで、130mmウーファー×2、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は36Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は160W×840H×270Dmm、質量は12.5kg。
Knight 2はブックシェルフ型/バスレフで、150mmウーファー×1、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は42Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は200W×380H×335Dmm、質量は7.85kg。
Knight 1はブックシェルフ型/バスレフで、130mmウーファー×1、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は42Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は165W×290H×265Dmm、質量は4.5kg。
キャッスルを手がけるCastle Acousticは、イギリスのヨークシャーで設立。11世紀に建てられたSkipton Castle(スキップトン城)を由来とするブランド名とロゴを用いている。同社はドライバーユニットや電子部品に加えて、リアルウッド素材のエンクロージャーも手作業で製造しているという。
・「Richmond Anniversary」¥158,000/ペア(税抜)
Richmondは、キャッスルが40年以上前に設立されて以来ラインナップされ、高い評価を得ているというスタジオモニター型スピーカーシステム。本機はそのスペシャルバージョンとなる。形式は2ウェイ・バスレフ型(リアポート)となる。
開発にあたっては、従来のRichmondのキャビネットを最新の振動スペクトル解析を用いて研究。オリジナルの15mm厚MDF製キャビネットに対して、可聴帯域でのパネル共鳴を減らすためにビチューメン材ダンピングパッドを追加した。加えて多層複合パネル素材をルーズ繊維織物と組み合わせることで、共鳴をキャビネット内部で吸収させている。また、キャビネット内に適切なブレーシングを用いることで、ユニットの持つダイナミックレンジを余すことなく活かしているという。
ウーファーユニットは130mm径で、キャッスルの特徴のひとつであるカーボンファイバーコーン・ユニットを搭載。駆動系については、カプトンボビンに巻かれたコッパークラッド・アルミニウムボイスコイルを用いることで高域方向への帯域拡張を実現した。トゥイーターには、ポリアミド・マイクロファイバー製の19mmドーム・トゥイーターを搭載する。
クロスオーバーは、シリコン/鉄積層コアを用いたベース・コイル、超特大の空芯コイル、独自のポリプロピレン低損失コンデンサーなどを採用。音の透明度を高めることを目的に部品を選別している。また、トゥイーターをウーファーの下部に配置することで、ユニット間のタイムアライメントを調整。これによりLinkwitz-Rileyフィルターを用いて正確な位相のクロスオーバーを行うことが可能となったとのこと。さらにトゥイーターは、キャビネットのエッジにより引き起こされる輻射を分散させるためにオフセット配置されている。なお、製造はハンドメイドで、ペアマッチングも厳密に行っているという。
各面にはクラウンカットの高品位な突き板を用い、キャビネットのサイズに合わせて目視によって厳選され、各ペアのキャビネットの木目が揃うように製造されている。
周波数特性は60Hz〜20kHz、定格インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは88dB、外形寸法は165W×280H×235Dmm、質量は5.1kg。
<Knight Series>
・「Knight 5」 ¥178,000/ペア(税抜)
・「Knight 4」 ¥148,000/ペア(税抜)
・「Knight 2」 ¥70,000/ペア(税抜)
・「Knight 1」 ¥52,000/ペア(税抜)
Knight Seriesは、ステレオ再生に特化したスタンダードシリーズ。フロア型の「Knight 5」「Knight 4」、ブックシェルフ型の「Knight 2」「Knight 1」をラインナップする。カラーはそれぞれチェリー、ウォールナット、マホガニーを用意する。
フロア型の2機種には、独自の「TPT」(ツインパイプテクノロジー)を採用することで、調整の難しい反射ポートを使用せずにキャビネットの内部容積を活用し、低音レスポンスの拡張を可能にしている。このTPTは、スピーカーベースを通してエアフローを確保することで、ポートからの出力が部屋の影響を受けることを回避する。また、ツインパイプによる1/4波長設計を使用してキャビネット内でベースレスポンスを結合することで、スムーズかつ均一な低域レスポンスを実現。明瞭な低域再生を実現するという。
4モデルのいずれも、高域側ユニットにはソフトドーム・トゥイーターを採用。アルミコア・ボイスコイルを組み合わせ、メタルドーム・トゥイーターでしか再現できない帯域を固有のピークを避けつつ再生することができるとする。
低域には、混合ファイバーによるウーファーユニットを搭載。剛性がありながらも軽く、ハイスピードな駆動が可能となる。また、振動板に天然繊維の混合物を用いて円錐形にプレスすることで、リンギングを押さえ、かつ安定した構造を実現することができたという。また、スムーズかつほぼ完全な位相線形を実現するために、シンプルな2次クロスオーバー(12db/オクターブ)を用いている。
Knight 5はフロア型/TPTで、150mmウーファー×2、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は30Hz〜24kHz、出力音圧レベルは91dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は200W×925H×335Dmm、質量は20.0kg。
Knight 4はフロア型/TPTで、130mmウーファー×2、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は36Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は160W×840H×270Dmm、質量は12.5kg。
Knight 2はブックシェルフ型/バスレフで、150mmウーファー×1、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は42Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は200W×380H×335Dmm、質量は7.85kg。
Knight 1はブックシェルフ型/バスレフで、130mmウーファー×1、25mmトゥイーター×1を搭載。クロスオーバーは3.0kHz、周波数特性は42Hz〜24kHz、出力音圧レベルは90dB、定格インピーダンスは8Ω。外形寸法は165W×290H×265Dmm、質量は4.5kg。
- トピック
- スピーカーシステム
関連リンク
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドCASTLE
- 型番Richmond Anniversary
- 発売日2017年8月15日
- 価格158000ペア
【SPEC】●型式:2-WAY バスリフレックス リアポート ●ドライブユニット:19mm ポリアミド・マイクロファイバー・ドームツィーター、130mm カーボンファイバー・コーンウーファー×1 ●アンプ出力:15W〜80W ●周波数特性:60Hz〜20kHz ●出力音圧レベル:88dB ●定格インピーダンス:8Ω ●外形寸法:165W×280H×235Dmm ●質量:5.1kg(1本)
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドCASTLE
- 型番Knight 5
- 発売日2017年8月15日
- 価格178000(ペア)
【SPEC】●型式:2wayフロアスタンディング ツインパイプテクノロジー ●ドライブユニット:25mm ソフトドームツィーター、150mmウーファー×2 ●アンプ出力:25W〜200W ●クロスオーバー周波数:3.0kHz ●周波数特性:30Hz〜24kHz ●出力音圧レベル:91dB ●定格インピーダンス:8Ω ●外形寸法:200W×925H×335Dmm ●質量:20.0kg(1本)
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドCASTLE
- 型番Knight 4
- 発売日2017年8月15日
- 価格148000(ペア)
【SPEC】●型式:2wayフロアスタンディング ツインパイプテクノロジー ●ドライブユニット:25mm ソフトドームツィーター、130mmウーファー×2 ●アンプ出力:25W〜150W ●クロスオーバー周波数:3.0kHz ●周波数特性:36Hz〜24kHz ●出力音圧レベル:90dB ●定格インピーダンス:8Ω ●外形寸法:165W×840H×270Dmm ●質量:20.0kg(1本)
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドCASTLE
- 型番Knight 2
- 発売日2017年8月15日
- 価格70000(ペア)
【SPEC】●型式:2wayブックシェルフ バスレフ ●ドライブユニット:25mm ソフトドームツィーター、150mmウーファー×1 ●アンプ出力:15W〜125W ●クロスオーバー周波数:3.0kHz ●周波数特性:42Hz〜24kHz ●出力音圧レベル:90dB ●定格インピーダンス:8Ω ●外形寸法:200W×380H×335Dmm ●質量:7.85kg(1本)
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドCASTLE
- 型番Knight 1
- 発売日2017年8月15日
- 価格52000
【SPEC】●型式:2wayブックシェルフ バスレフ ●ドライブユニット:25mm ソフトドームツィーター、130mmウーファー×1 ●アンプ出力:15W〜100W ●クロスオーバー周波数:3.0kHz ●周波数特性:46Hz〜24kHz ●出力音圧レベル:88dB ●定格インピーダンス:8Ω ●外形寸法:165W×290H×265Dmm ●質量:4.5kg(1本)