公開日 2018/06/16 15:06
「アナログレコード祭り」も開催
<OTOTEN>「彩速ナビ」「サイバーナビχ」など最新ハイレゾカーAVが勢揃い、各社デモカーで体験可能
編集部:押野 由宇
日本最大級のオーディオの祭典「 OTOTEN 2018」(事前来場者登録は こちら)が、本日6月16日(土)と17日の2日間に渡って東京国際フォーラムで開催されている。本稿では、B1Fロビーギャラリーの様子をレポートしたい。
受付が設置されたロビーから目に入るのは、ハイレゾカーAV体験と銘打った、デモカーがずらりと並ぶコーナー。JVCケンウッド、パイオニア(カロッツェリア)、ハーマンインターナショナル(マークレビンソン)、三菱電機(DIATONE)、アルパインの5ブランドが各社のサウンドが体験できるよう、試聴用にデモカーを運び入れた。
JVCケンウッドは、カーエンタテインメントのハイレゾをリードする「彩速ナビ」をデモ。トヨタのハリアーには彩速ナビのフラグシップとなる「MDV-Z905W」、スピーカーにハイレゾ対応のXSシリーズ「KFC-XS1703」、サブウーファーに「KSC-SW30」を搭載している(レビュー記事1、記事2)。
MDV-Z905WはDSD 11.2MHz再生対応などハイレゾ再生におけるスペックの高さがホームオーディオファンから注目されているが、「ハイレゾを自分の部屋で楽しんでいる方が、それを持ち出してクルマでもそのまま聴くことができる環境を提供したい」と担当者はコメント。その音作りについては「自然な音」をテーマとしており、イコライジング機能を充実させることで、ユーザーそれぞれが好みの音を楽しめるような設計となっている。
また担当者によれば、昨今はドライブレコーダーへの需要が高く、彩速ナビが同社製ドライブレコーダーとの接続として「スマート連携」が行えることが特徴という。デモカーでは「DRV-N530」(フロント用)、「DRV-R530」(リア用)のドライブレコーダーが実際に設置され、こちらもアピールされていた。
パイオニアは、カロッツェリアブランドの「サイバーナビχ」を、スバルLEVORGに搭載。「サイバーナビ」の上位モデルにあたるサイバーナビχでは、音質にこだわった仕様となっている点が特徴であり、コストの制限を取り払い “音のサイバーナビ” として最善を尽くしたモデルと発表されている(関連ニュース)。
その音作りについては「できるだけ味付けをせず、アーティストの想いやこだわりをそのまま引き出すことが我々の使命と考えている」という。また「サイバーナビχはS/Nが高いので、ハイレゾの良さを体験できる。また独自のアプローチで自然なアップコンバートを実現する『マスターサウンドリバイブ機能』で、ハイレゾ以外の音源も良い音で楽しんでいただける。移動中であっても、いつでも良い音で聴いていただく環境を提供したい」と担当者はコメントした。
ハーマンインターナショナルは、トヨタのレクサスシリーズにオプションとしてラインナップされるMark Levinson(マークレビンソン)のサウンドシステムを用意。デモカーにはフラグシップとなるLSが用意され、ハイエンドな環境でサウンドを楽しむことができた。
その特徴は、世界初となるQuantum Logic Immersion(QLI)サウンドテクノロジーを搭載していること。天井に設置される4つを含め、23個のスピーカーで構成されるサウンドシステムは、キャビンよりも大きな空間を感じられるという。
ポイントは「天井のスピーカーからは残響音など、空間表現につながる音を鳴らしている」ことにあるという。またこれらのシステムはレクサスのために専用設計されており、音作りについて担当者は「設計思想はホームオーデイオと同じで、THD(全高調波歪)がクルマとしては非常に低い。アンプの音はまさにマークレビンソンのサウンド」と語った。
三菱電機はDIATONEのサウンドシステムを、トヨタ車に搭載。2台が用意され、プリウスには同社カーナビゲーションシステムのフラグシップとなる「NR-MZ300PREMI」とプリウス純正スピーカーの組み合わせ、C-HRにはNR-MZ300PREMIには「DS-G300」スピーカーおよびサブウーファー「SW-G50」を載せた。
担当者に音作りについて聞くと「1946年に立ち上がり、放送局用のモニタースピーカーを手がけたところからスタートしたブランドで、常に原音再生を突き詰めている」という。また「ハイレゾでなくとも高音質で楽しんでいただけるように設計しているが、ハイレゾ対応も今後の取り組みとして考えていきたい」と語られた。
アルパインは、トヨタのアルファードに車種専用となる11型カーナビ「ビッグX」を搭載。スピーカーユニット+サブウーファーも含めたアルパインスタイルでデモを行った。デモカーの脇には、筐体も自社で制作したというカー用ユニットを使用したスピーカーも設置されていた。
OTOTENでの展示については「こうしてゆっくりと試聴いただく機会は少ない。アルパインのサウンドに親しんでもらいたい」とのこと。その音は「前方定位で広がりがある、リアルサウンド」を目指しているという。また11型の大きな画面サイズから、映像鑑賞用途でも使えることがアピールされた。
また、同じくB1Fロビーでは日本レコード協会とディスクユニオン共催の「アナログレコード祭り」も開催。ティアックやオーディオテクニカ、InMusic Japanなどがラインナップするアナログプレーヤーが一斉展示された。
そのほか、ナガオカは丸針と楕円針の針先の違いやレコードの溝などを業務用顕微鏡で見ることのできるコーナーを設置。東洋化成はスタンパー盤やマザー盤など、普段目にすることができないサンプルを展示した。
OTOTEN 2018の事前来場者登録は こちら。開催中も事前の入場登録が可能だ。
受付が設置されたロビーから目に入るのは、ハイレゾカーAV体験と銘打った、デモカーがずらりと並ぶコーナー。JVCケンウッド、パイオニア(カロッツェリア)、ハーマンインターナショナル(マークレビンソン)、三菱電機(DIATONE)、アルパインの5ブランドが各社のサウンドが体験できるよう、試聴用にデモカーを運び入れた。
JVCケンウッドは、カーエンタテインメントのハイレゾをリードする「彩速ナビ」をデモ。トヨタのハリアーには彩速ナビのフラグシップとなる「MDV-Z905W」、スピーカーにハイレゾ対応のXSシリーズ「KFC-XS1703」、サブウーファーに「KSC-SW30」を搭載している(レビュー記事1、記事2)。
MDV-Z905WはDSD 11.2MHz再生対応などハイレゾ再生におけるスペックの高さがホームオーディオファンから注目されているが、「ハイレゾを自分の部屋で楽しんでいる方が、それを持ち出してクルマでもそのまま聴くことができる環境を提供したい」と担当者はコメント。その音作りについては「自然な音」をテーマとしており、イコライジング機能を充実させることで、ユーザーそれぞれが好みの音を楽しめるような設計となっている。
また担当者によれば、昨今はドライブレコーダーへの需要が高く、彩速ナビが同社製ドライブレコーダーとの接続として「スマート連携」が行えることが特徴という。デモカーでは「DRV-N530」(フロント用)、「DRV-R530」(リア用)のドライブレコーダーが実際に設置され、こちらもアピールされていた。
パイオニアは、カロッツェリアブランドの「サイバーナビχ」を、スバルLEVORGに搭載。「サイバーナビ」の上位モデルにあたるサイバーナビχでは、音質にこだわった仕様となっている点が特徴であり、コストの制限を取り払い “音のサイバーナビ” として最善を尽くしたモデルと発表されている(関連ニュース)。
その音作りについては「できるだけ味付けをせず、アーティストの想いやこだわりをそのまま引き出すことが我々の使命と考えている」という。また「サイバーナビχはS/Nが高いので、ハイレゾの良さを体験できる。また独自のアプローチで自然なアップコンバートを実現する『マスターサウンドリバイブ機能』で、ハイレゾ以外の音源も良い音で楽しんでいただける。移動中であっても、いつでも良い音で聴いていただく環境を提供したい」と担当者はコメントした。
ハーマンインターナショナルは、トヨタのレクサスシリーズにオプションとしてラインナップされるMark Levinson(マークレビンソン)のサウンドシステムを用意。デモカーにはフラグシップとなるLSが用意され、ハイエンドな環境でサウンドを楽しむことができた。
その特徴は、世界初となるQuantum Logic Immersion(QLI)サウンドテクノロジーを搭載していること。天井に設置される4つを含め、23個のスピーカーで構成されるサウンドシステムは、キャビンよりも大きな空間を感じられるという。
ポイントは「天井のスピーカーからは残響音など、空間表現につながる音を鳴らしている」ことにあるという。またこれらのシステムはレクサスのために専用設計されており、音作りについて担当者は「設計思想はホームオーデイオと同じで、THD(全高調波歪)がクルマとしては非常に低い。アンプの音はまさにマークレビンソンのサウンド」と語った。
三菱電機はDIATONEのサウンドシステムを、トヨタ車に搭載。2台が用意され、プリウスには同社カーナビゲーションシステムのフラグシップとなる「NR-MZ300PREMI」とプリウス純正スピーカーの組み合わせ、C-HRにはNR-MZ300PREMIには「DS-G300」スピーカーおよびサブウーファー「SW-G50」を載せた。
担当者に音作りについて聞くと「1946年に立ち上がり、放送局用のモニタースピーカーを手がけたところからスタートしたブランドで、常に原音再生を突き詰めている」という。また「ハイレゾでなくとも高音質で楽しんでいただけるように設計しているが、ハイレゾ対応も今後の取り組みとして考えていきたい」と語られた。
アルパインは、トヨタのアルファードに車種専用となる11型カーナビ「ビッグX」を搭載。スピーカーユニット+サブウーファーも含めたアルパインスタイルでデモを行った。デモカーの脇には、筐体も自社で制作したというカー用ユニットを使用したスピーカーも設置されていた。
OTOTENでの展示については「こうしてゆっくりと試聴いただく機会は少ない。アルパインのサウンドに親しんでもらいたい」とのこと。その音は「前方定位で広がりがある、リアルサウンド」を目指しているという。また11型の大きな画面サイズから、映像鑑賞用途でも使えることがアピールされた。
また、同じくB1Fロビーでは日本レコード協会とディスクユニオン共催の「アナログレコード祭り」も開催。ティアックやオーディオテクニカ、InMusic Japanなどがラインナップするアナログプレーヤーが一斉展示された。
そのほか、ナガオカは丸針と楕円針の針先の違いやレコードの溝などを業務用顕微鏡で見ることのできるコーナーを設置。東洋化成はスタンパー盤やマザー盤など、普段目にすることができないサンプルを展示した。
OTOTEN 2018の事前来場者登録は