公開日 2018/07/25 11:44
22.5MHz DSD対応USB-DAC搭載
エソテリック、DAC部や電源を強化した新世代SACDプレーヤー「K-05Xs」
編集部:小澤貴信
エソテリックは、SACDプレーヤー「K-05Xs」を8月1日より発売する。価格は650,000円(税抜)。
2015年登場の「K-05X」をブラッシュアップした後継モデル。今年3月には先行して上位モデル「K-01X」「K-03X」が「K-01Xs」「K-03Xs」へと刷新されており(関連ニュース)、これに続いたかたちだ。
フラグシップモデル「Grandioso K1」や先行するK-01Xs/K-03Xsにおける進化を継承して、従来のK-05XからD/Aコンバーター部、出力バッファーアンプ、電源部などを強化。USB入力については新たに22.5MHz DSDや768kHz/32bit PCMの再生に対応(従来は11.2MHz DSDおよび384kHz/32bit PCMまでの対応)。Bulk Pet伝送方式にも新たに対応した。
ディスクドライブメカについては、K-05Xから引き続きエソテリック独自のVRDS-NEO「VMK-5」を搭載。VMK-5は、回転イナーシャを最小化する高精度アルミニウムとポリカーボネート素材をハイブリッドしたターンテーブル、内部損失の高い高剛性BMC素材とスチールによるハイブリッド構造のブリッジ部などで構成されている。また、スピンドルモーターにおける回転検出信号を使った高度なサーボコントロールも特徴としている。
K-05Xsは、フラグシップ「Grandioso K1」などで採用された新DACプラットフォームに基づいてDAC部を刷新。DACデバイスにはAKMの32bit DACデバイス「AK4493」を採用し、チャンネルあたり4回路のパラレル/ディファレンシャル回路を構成。また、K-01Xs/K-03Xsと同様にDACの出力直後にバッファーアンプを追加して、低域の力感や微小レベルの音楽信号の再現性をさらに高めたとする。DAC電源部の回路パターンもさらに改良され、よりクリーンかつ安定性の高い電源供給能力を獲得したとする。
また、32bit DACチップを複数個組み合わせ、34bitの高解像度PCM信号をアナログ信号へ変換する34bit D/Aプロセッシング・アルゴリズムを引き続き採用する。
出力バッファー回路は、上位モデルと同じESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)にアップグレード。スルーレートが2,000V/μsという高性能素子を採用したバッファー回路をチャンネルあたり2回路搭載。XLR出力の場合はディファレンシャル(差動)、RCA出力の場合はパラレル(並列)駆動させている。
XLR、RCA端子による通常のライン接続のほか、独自伝送方式「ES-LINK Analog」も新たに搭載。HCLDバッファー回路の高性能を生かした電流伝送方式により、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、信号をピュアに力強く伝送することが可能とする。同社Fシリーズのプリメインアンプなどの対応アンプとの接続で活用できる。
電源部も刷新。大型トロイダル・トランスと新設計のカスタム・コンデンサー、330,000μF(0.33F)という大容量のスーパーキャパシター「EDLC(Electric Double-Layer Capacitor)」を組み合わせた強力な電源回路を搭載した。
クロック回路は、K-05Xs専用のカスタムVCXO(電圧制御型水晶発振器)を採用。大型の水晶片を内蔵しており、位相雑音が極めて少なく、±0.5ppmという優れた中心精度を備える。また、外部マスタークロックジェネレーターと同期できるクロック入力端子も備える。クロックシンク入力は44.1・48・88.2・96・176.4・192kHz、10MHz、22.5792MHz、24.576MHzに対応する。
PCMデジタル信号を2/4/8/16倍(最大768kHz)にアップコンバートして再生することも可能。PCM信号をDSD 22.5MHzへ変換して再生することもできる。DSDのデジタルフィルターはオン/オフを好みで選択できる。
デジタル入力については、USB×1、同軸×1、光×1を搭載。USBは新たに22.5MHz DSDや768kHz/32bit PCMの入力に対応。Bulk Pet伝送方式にも対応した。光/同軸は192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSD(DoP)の入力に対応する。
シャーシには肉厚アルミを多用し、ビスを極力排したラウンドデザインを採用。これをスチール削り出しの独自インシュレーターで3点支持する。
外形寸法は445W×132H×357Dmm、質量は約15.1kg。リモコンが付属する。
2015年登場の「K-05X」をブラッシュアップした後継モデル。今年3月には先行して上位モデル「K-01X」「K-03X」が「K-01Xs」「K-03Xs」へと刷新されており(関連ニュース)、これに続いたかたちだ。
フラグシップモデル「Grandioso K1」や先行するK-01Xs/K-03Xsにおける進化を継承して、従来のK-05XからD/Aコンバーター部、出力バッファーアンプ、電源部などを強化。USB入力については新たに22.5MHz DSDや768kHz/32bit PCMの再生に対応(従来は11.2MHz DSDおよび384kHz/32bit PCMまでの対応)。Bulk Pet伝送方式にも新たに対応した。
ディスクドライブメカについては、K-05Xから引き続きエソテリック独自のVRDS-NEO「VMK-5」を搭載。VMK-5は、回転イナーシャを最小化する高精度アルミニウムとポリカーボネート素材をハイブリッドしたターンテーブル、内部損失の高い高剛性BMC素材とスチールによるハイブリッド構造のブリッジ部などで構成されている。また、スピンドルモーターにおける回転検出信号を使った高度なサーボコントロールも特徴としている。
K-05Xsは、フラグシップ「Grandioso K1」などで採用された新DACプラットフォームに基づいてDAC部を刷新。DACデバイスにはAKMの32bit DACデバイス「AK4493」を採用し、チャンネルあたり4回路のパラレル/ディファレンシャル回路を構成。また、K-01Xs/K-03Xsと同様にDACの出力直後にバッファーアンプを追加して、低域の力感や微小レベルの音楽信号の再現性をさらに高めたとする。DAC電源部の回路パターンもさらに改良され、よりクリーンかつ安定性の高い電源供給能力を獲得したとする。
また、32bit DACチップを複数個組み合わせ、34bitの高解像度PCM信号をアナログ信号へ変換する34bit D/Aプロセッシング・アルゴリズムを引き続き採用する。
出力バッファー回路は、上位モデルと同じESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)にアップグレード。スルーレートが2,000V/μsという高性能素子を採用したバッファー回路をチャンネルあたり2回路搭載。XLR出力の場合はディファレンシャル(差動)、RCA出力の場合はパラレル(並列)駆動させている。
XLR、RCA端子による通常のライン接続のほか、独自伝送方式「ES-LINK Analog」も新たに搭載。HCLDバッファー回路の高性能を生かした電流伝送方式により、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、信号をピュアに力強く伝送することが可能とする。同社Fシリーズのプリメインアンプなどの対応アンプとの接続で活用できる。
電源部も刷新。大型トロイダル・トランスと新設計のカスタム・コンデンサー、330,000μF(0.33F)という大容量のスーパーキャパシター「EDLC(Electric Double-Layer Capacitor)」を組み合わせた強力な電源回路を搭載した。
クロック回路は、K-05Xs専用のカスタムVCXO(電圧制御型水晶発振器)を採用。大型の水晶片を内蔵しており、位相雑音が極めて少なく、±0.5ppmという優れた中心精度を備える。また、外部マスタークロックジェネレーターと同期できるクロック入力端子も備える。クロックシンク入力は44.1・48・88.2・96・176.4・192kHz、10MHz、22.5792MHz、24.576MHzに対応する。
PCMデジタル信号を2/4/8/16倍(最大768kHz)にアップコンバートして再生することも可能。PCM信号をDSD 22.5MHzへ変換して再生することもできる。DSDのデジタルフィルターはオン/オフを好みで選択できる。
デジタル入力については、USB×1、同軸×1、光×1を搭載。USBは新たに22.5MHz DSDや768kHz/32bit PCMの入力に対応。Bulk Pet伝送方式にも対応した。光/同軸は192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSD(DoP)の入力に対応する。
シャーシには肉厚アルミを多用し、ビスを極力排したラウンドデザインを採用。これをスチール削り出しの独自インシュレーターで3点支持する。
外形寸法は445W×132H×357Dmm、質量は約15.1kg。リモコンが付属する。
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