公開日 2019/01/29 20:40
独自のIPオーディオ・ネットワーク技術
GENELEC、LANケーブル1本で電源供給/音声伝送/キャリブレーション等が行える独自規格を発表
編集部:小澤貴信
Genelec(ジェネレック)は、2月5日からオランダで開催されるISE2019にて、1本のCAT5ケーブル(LANケーブル)を通じて、電力供給/オーディオ信号の伝送/室内音響のキャリブレーション/スピーカーのセットアップとコントロールを可能にするという独自のIPオーディオ・ネットワーク・テクノロジー・プラットフォームを発表する。
本技術は、2019年度第4四半期(10月〜12月)から設備音響市場向け製品に搭載する予定だという。
この新技術は、IPおよびPower-over-Ethernet(PoE、LANケーブルを通じて電力も供給する規格)をベースとしたもの。大きな特徴となるのが、従来のPoEと比べてはるかに高い音圧レベルが提供できる、独自の内部電源を備えている点。同社は「中小規模の音響システムを駆動するための十分なパワーを備えている」と説明する。
また、本技術においてはGenelecのラウドスピーカー・マネジメント・ソフトウェアによる柔軟なシステム統合、IPを用いた設定管理が可能となる。同社はソフトウェアによるスピーカー管理の技術をすでに確立しており、設備用スピーカーに対応する専用ソフトウェアも開発。本技術においても、デバイスの検出、室内音響のイコライゼーションとキャリブレーションの自動化、システム構成とステータス・モニタリングなどが可能だという。
なお、本技術は一般的なAudio-over-IPネットワーク・プロトコルとの互換性も備えており、標準のアナログ入力にも対応する。
Genelec研究開発ディレクターのAki Makivirta氏は、本技術について「中規模のシステムが必要とする音圧レベルを十分に出せる電源供給能力を含め、システムのセットアップと管理に必要なものがすべて1本の標準ネットワークケーブルで提供できる。音響システム担当者と設置業者は、オンボードの信号処理、内蔵のパワーアンプ、自動的な室内音響キャリブレーションなどの機能をそろえた高品質なラウドスピーカーとGenelecの技術に支えられた優れたソリューションを手に入れることになる」とコメントしている。
本技術は、2019年度第4四半期(10月〜12月)から設備音響市場向け製品に搭載する予定だという。
この新技術は、IPおよびPower-over-Ethernet(PoE、LANケーブルを通じて電力も供給する規格)をベースとしたもの。大きな特徴となるのが、従来のPoEと比べてはるかに高い音圧レベルが提供できる、独自の内部電源を備えている点。同社は「中小規模の音響システムを駆動するための十分なパワーを備えている」と説明する。
また、本技術においてはGenelecのラウドスピーカー・マネジメント・ソフトウェアによる柔軟なシステム統合、IPを用いた設定管理が可能となる。同社はソフトウェアによるスピーカー管理の技術をすでに確立しており、設備用スピーカーに対応する専用ソフトウェアも開発。本技術においても、デバイスの検出、室内音響のイコライゼーションとキャリブレーションの自動化、システム構成とステータス・モニタリングなどが可能だという。
なお、本技術は一般的なAudio-over-IPネットワーク・プロトコルとの互換性も備えており、標準のアナログ入力にも対応する。
Genelec研究開発ディレクターのAki Makivirta氏は、本技術について「中規模のシステムが必要とする音圧レベルを十分に出せる電源供給能力を含め、システムのセットアップと管理に必要なものがすべて1本の標準ネットワークケーブルで提供できる。音響システム担当者と設置業者は、オンボードの信号処理、内蔵のパワーアンプ、自動的な室内音響キャリブレーションなどの機能をそろえた高品質なラウドスピーカーとGenelecの技術に支えられた優れたソリューションを手に入れることになる」とコメントしている。