公開日 2019/02/15 11:44
将来のアップデートでMQAにも対応予定
エソテリック、完全自社設計64bit DAC搭載の新旗艦D/Aコンバーター「Grandioso D1X」。350万円
編集部:小野佳希
エソテリックは、フラグシップモデルが冠する“Grandioso”(グランディオーソ)シリーズの新モデルとして、同社初の完全自社設計64bit DACを採用する新D/Aコンバーター「Grandioso D1X」を3月1日に発売する。価格は350万円(ペア・税抜)。
東京インターナショナルオーディオショウ 2018で参考展示されていたモデル(関連ニュース)が正式発表された格好。左右一組のペアでステレオ再生をするモノラル構成のD/Aコンバーターで、DSD 22.5MHzやPCM 768kHzのネイティブ再生をはじめとする様々なフォーマットに対応している。加えて、将来のアップデートによって、同時発表の「P1X」を始めとするトランスポートと組み合わせてのMQAコーデック再生にも対応する予定。
完全自社設計の64bit DAC回路「ESOTERIC Master Sound Discrete DAC」を搭載。また、独自のデジタル伝送「ES-LINK」はバージョン5に進化し、電源部の大幅強化も図っている。そのほか出力バッファーアンプの強化、クロック、シャーシの改良なども行っており、「音質面で磨きがかかり、新時代に相応しい進化を遂げている」とアピールしている。
「MasterSound Discrete DAC」は、従来の36bitから64bitへと進化し、デジタル領域での演算誤差を極限まで低減させると同社は説明。全ての処理を自社製FPGAアルゴリズムで行い、汎用DAC ICを使わないディスクリート回路設計を採用している。
半円形に配置された8つの回路エレメントが1つのDAC回路を構成しており、このDACをチャンネルあたり4回路で構成。合計で32個の回路エレメントは、抵抗、ロジックIC、パワーサプライなど、全ての構成コンポーネントを合計32回路分独立させる贅沢な構成を採用している。
なお、抵抗は、測定器などで使用される超高精度部品を選別して使用。また、32エレメントが全て独立した電源回路によって、「音楽のエネルギーを余さずピュアに出力できる」としている。
独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を搭載。従来の倍となる物量を投入してアップグレードしている。
スルーレート2,000V/μsというハイスピードな素子を採用。RCA出力の場合は4回路のパラレル構成、XLRバランス出力の場合はホット/コールドごとに2回路づつ使用する構成にしている。これらによって強力な電流伝送能力とスピードを極限まで追求したという。
通常のライン出力(XLR、RCA)のほか、独自の伝送方式『ES-LINKAnalog』を新たに採用。これにより信号をピュアに力強く伝送することが可能だとしている。
デジタル回路とアナログ回路の分離を電源部まで徹底。チャンネル当たり2つの大型トロイダル電源トランスで各回路ブロックへクリーンな電源を供給できるよう配慮している。
また、ローフィードバックDCレギュレーター電源レギュレーターは、集積回路を使わないディスクリート構成で設計。フィードバック量の低減によって「瑞々しいエネルギー感と開放感溢れるサウンドを獲得した」としている。
DSD22.5MHz、PCM768kHz/32bit、アシンクロナス伝送対応のUSBオーディオインターフェース「Grandioso CustomVCXO II」を搭載。従来のデバイスから内部回路パターンや使用部品を変更し、さらなる高音質化を図っている。また、従来通り、マスタークロックジェネレーター「Grandioso G1」と接続することもできる。
ボトムシャーシは、複数枚の鋼板を使ったマルチレイヤー構造を採用し、各コンポーネントの相互干渉を防止。また、トップパネルはセミフローティング構造を採用している。
東京インターナショナルオーディオショウ 2018で参考展示されていたモデル(関連ニュース)が正式発表された格好。左右一組のペアでステレオ再生をするモノラル構成のD/Aコンバーターで、DSD 22.5MHzやPCM 768kHzのネイティブ再生をはじめとする様々なフォーマットに対応している。加えて、将来のアップデートによって、同時発表の「P1X」を始めとするトランスポートと組み合わせてのMQAコーデック再生にも対応する予定。
完全自社設計の64bit DAC回路「ESOTERIC Master Sound Discrete DAC」を搭載。また、独自のデジタル伝送「ES-LINK」はバージョン5に進化し、電源部の大幅強化も図っている。そのほか出力バッファーアンプの強化、クロック、シャーシの改良なども行っており、「音質面で磨きがかかり、新時代に相応しい進化を遂げている」とアピールしている。
「MasterSound Discrete DAC」は、従来の36bitから64bitへと進化し、デジタル領域での演算誤差を極限まで低減させると同社は説明。全ての処理を自社製FPGAアルゴリズムで行い、汎用DAC ICを使わないディスクリート回路設計を採用している。
半円形に配置された8つの回路エレメントが1つのDAC回路を構成しており、このDACをチャンネルあたり4回路で構成。合計で32個の回路エレメントは、抵抗、ロジックIC、パワーサプライなど、全ての構成コンポーネントを合計32回路分独立させる贅沢な構成を採用している。
なお、抵抗は、測定器などで使用される超高精度部品を選別して使用。また、32エレメントが全て独立した電源回路によって、「音楽のエネルギーを余さずピュアに出力できる」としている。
独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を搭載。従来の倍となる物量を投入してアップグレードしている。
スルーレート2,000V/μsというハイスピードな素子を採用。RCA出力の場合は4回路のパラレル構成、XLRバランス出力の場合はホット/コールドごとに2回路づつ使用する構成にしている。これらによって強力な電流伝送能力とスピードを極限まで追求したという。
通常のライン出力(XLR、RCA)のほか、独自の伝送方式『ES-LINKAnalog』を新たに採用。これにより信号をピュアに力強く伝送することが可能だとしている。
デジタル回路とアナログ回路の分離を電源部まで徹底。チャンネル当たり2つの大型トロイダル電源トランスで各回路ブロックへクリーンな電源を供給できるよう配慮している。
また、ローフィードバックDCレギュレーター電源レギュレーターは、集積回路を使わないディスクリート構成で設計。フィードバック量の低減によって「瑞々しいエネルギー感と開放感溢れるサウンドを獲得した」としている。
DSD22.5MHz、PCM768kHz/32bit、アシンクロナス伝送対応のUSBオーディオインターフェース「Grandioso CustomVCXO II」を搭載。従来のデバイスから内部回路パターンや使用部品を変更し、さらなる高音質化を図っている。また、従来通り、マスタークロックジェネレーター「Grandioso G1」と接続することもできる。
ボトムシャーシは、複数枚の鋼板を使ったマルチレイヤー構造を採用し、各コンポーネントの相互干渉を防止。また、トップパネルはセミフローティング構造を採用している。